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199853

 

ほとんど覚えていないです…。

ただ…ただ悲しい日々が…。

 

ゴールデンウィークということで休みの日もあったけど、

仕事にもちゃんと出ました。

仕事中も思い出すと…涙が溢れてきましたけど…。

 

朝から晩まで永遠に繰り返される報道。

ファンが始めて耳にするhideの新曲も流される。

" ピンクスパイダー " " ever free "

こんな形で新曲を聴きたくなかった…。

 

HIDEの自宅マンション前。

HIDEの実家。

そして…原宿駅前などの映像も。

ファンが座り込んでいる。

 

どこに行けばいいかわからないんです。

1人ではいられないんです。

自分はずっとX友の家へと。

 

翌日にはYOSHIKIが緊急帰国。

成田でのその姿に…少しだけ安堵しました。

 

報道では自殺原因の究明など。

本当にどうでもいいことを真剣に話されている。

自分にとっては本当にどうでもいいことであった。

どう何が起ころうとも、

もうHIDEが戻らないのが現実でしたから。

 

 

199854

 

昨夜。Xのメンバーや、

LUNA SEAのメンバー、東海林さんなどが

築地本願寺に入る姿がワイドショーで流されている。

 

この日も…当然1人でいることは出来ず…。

どこを向いて、どこを見ても。

目をつぶっていても…涙が止まらず…。

 

 

築地本願寺へとHIDEの棺が…。

本願寺前にはすでにファンが集まっている。

自宅…実家にも花束や寄せ書き、タバコ…お酒…。

HIDEがいた場所に行けば、

少しでもHIDEに近づけるような気がする。

そんな気持ちがすごくわかりました。

 

ワイドショーでは相変わらず、

新曲の詩と死を関連つけようと、

本当にくだらないことを繰り返している…。

いや…くだらないことばかりではないのですが。

本当に長時間の枠を取り、

HIDEの歴史を丁寧に紹介してくれていた…。

 

自分もこの日は仕事が終わり、

直帰的にX友の家へと向かう。

Xの話をし、HIDEの話をし、

それだけで心が落ち着いていました。

 

そんな日々が続いた中。

築地本願寺の正門にてYOSHIKI本人から追悼文が。

手も声も肩も振るえ…。やっとの思いで読み上げるYOSHIKI

たった数枚の手紙すらも時間をかけないと読み上げられず…。

でも、そんなたった一言がどれだけ勇気づけられたか。

 

 

「今回、突然彼の死を聞いてとてもショックです…。今もまだ…信じられない気持ちです…。今…とても綺麗な顔をして…眠っています。何度も起こそうとしましたが彼は眠ったままです。HIDEX JAPANの中でも一番冷静に物事を考える人でした。リーダーでありながら短気で衝動的に行動する僕に…いつも冷静で的確な助言をしてくれたのも彼でした。もちろん様々なプレッシャーの中で彼が彼自信を見失うこともありました。でもそんな時には必ず僕に電話をかけてきました。バンドのこと。音楽のこと。友達のこと。人生のこと。ファンのこと。どんなことでも話し合いました。時には兄のように感じられ、時には弟のようでもありました。また…ファンのみんなの声…気持ちをいつも僕に伝えてくれたのもHIDEでした。うまく言葉がまとまりませんが。彼は本当に知的で冷静に物事を考える人でした。時にはお酒を飲んでお互いに喧嘩もしました。でも次の日には必ず「YOSHIKI…昨日なにかしたっけ?ゴメンね。何も覚えてなくて。」そんな感じでした。でも今回は何も言ってこないまま眠りについてしまいました。ファンの方々。友達の方々。みんなとても混乱していると思います。ただ…自分自身もこの悲しみをとても言葉などでは…表現出来ませんが…。ただ…今こうなってしまった以上。僕らは現実をしっかり受け止めないとならないと思います。ご両親をはじめ。家族の方々。友達の方々。みんな頑張っています。そしてX JAPANのメンバーもみんな頑張っています。だから…ファンのみんなも頑張ってください。いつも僕らを励まし…支えてくれたHIDEを今は僕らやファンのみんなの力で素敵に送ってあげましょう。彼の永遠の…永遠への眠りを…暖かく見守ってあげてください…。X JAPANリーダーYOSHIKI。」

 

 

199855

 

マンションや自宅に備えられた花束などは、

そのまま関係者が築地本願寺へと運ぶ。

そんな築地本願寺の前では…。

すでにファンで歩道が埋め尽くされている。

門や柵には花束が挿してある。

 

報道でしかわからないので、

とにかく報道を見入るけど…。

どこまで真実なのかもよくわからない…。

盛大な音楽葬祭にする…って…?

 

残念ながら後追い自殺のニュースも。

自分の周囲でも…。

自分はまだ大丈夫だけど、一緒にいる仲間も心配…。

学校などもある人もいるし、

でもとにかく朝から晩まで涙を流し続けていたと思う…。

 

この日。築地本願寺では密かに密葬が。

 

 

199856

 

この日の10時から20時までファンによる献花が始まる。

あまりの行列のため、開始時間は早まったと思う。

自分は不参加…。友達数人は訪れたようです。

報道でも正門に掲げられた「hide告別式」などの文字が、

とても辛かったですね…。これが現実なのだと…。

 

そしてX JAPANメンバーによる記者会見。

そこにはHIDEを覗いた4人の姿が…。

TOSHIが語る間…ずっとTOSHIの背中を支えるYOSHIKI

そんな姿がとても記憶に残っています…。

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あの日…
まだ、インターネットの存在すら知らず、テレビでしか情報を得る事が出来ない現実に、ただ許す限りの時間色んな番組を見たり録画する事しか出来ない歯がゆさを感じてました。でも、YOSHIKIの追悼文を読むあの姿だけは…今でもはっきり覚えてます。止まらない涙…振るえる声…。ただただ信じられず、近くに行く事も出来ず、テレビの画面を見て泣きました。
私、初めてです。当時、実際に葬儀に参列した方の気持ちを知ったのが…。烈さんが書いてくれた様子やその時の心情を読んで、また胸が痛くなりました。
皆さん、そうなんでしょうね。今回、13回忌の法要に参加が出来た事で、区切りは付けられるかもしれませんが、忘れる事は絶対ないでしょう。それぞれ違う環境でも、同じ痛みを感じた事を…。

やばいっ!仕事さぼって書き込みしてるのに、泣きそうになった(^^;




美樹 2010/06/03(Thu)13:48:31 編集
PAIN
>インターネットの存在すら知らず、

そうでした!そうでした!
自分もネットはやってなかったですね…。
ただ友達が「パソコン通信」をやっていたので、
それでhide自宅を調べてもらったような、そんな記憶があるような…。

>区切りは付けられるかもしれませんが、忘れる事は絶対ないでしょう。

うん。忘れる必要はないと思います。
風化してしまうのも寂しいですし…。
でも悲しみだけは…少しずつ和らいでいると感じます。
それもこれも、やはりXが動き始めたから…なのかな~。

前にフランス公演でサブタイトルがついてましたが、
「痛みを終わらせるために」でしたっけね?
本当、そのままに進んでいるようにも思えます。
まだこれからも長い長い旅路ですが(笑)
2010/06/04(Fri)23:56:01 編集
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