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まだ自分はニコニコを見ていないのですが…。

以下まとめになります。

 

TOSHIには思うがままに生きて欲しいと願っていますが、

ひとつのことに固執して周りが見えなくなってしまうことが少し怖いです。

自分は見守ることしかしませんし、出来ないですが、

地に足をつけて頑張ってください。

 

 

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livedoorニュース
http://blogos.com/article/95220/ 


25
日、X JAPANのボーカル・Toshlさんが会見を行った。Toshlさんは『洗脳 地獄の12年からの生還』(講談社)を出版、苦悩の日々を明かしている。会見では、ホームオブハートのMASAYA氏や元妻との間に起きた生々しいエピソードや、YOSHIKIさんらバンドメンバーへの思いなどを、1時間半にわたって語った。

 

冒頭の発言

みなさま今日はありがとうございます。 今回、およそ12年間にわたる自分の経験を記しました本を出版させていただきました。僕も色々な被害を受けましたが、被害者であると同時に、加害者的な側面も持っています。被害者の方もたくさんおられます。

 

 僕がこの本を書こうとしたのは、あるお店に買物に行きましたら、僕を洗脳した人のCDが、名前を変えて、流れておりました。本も売られておりました。もう一度、そのお店に行ったときに、本が売れていたような形跡がありました。誰かが買った、という気がしました。 僕自身もCD、音楽をきっかけにその道に巻き込まれていったという経緯がありましたので、これ以上そういうものをきっかけに被害を出すわけには行かないと、自分の恥ずかしい話ではありますけれども、認(したた)めることにいたしました。

 

それと同時に、この本を若い人達や子どもたち、あるいは親御さんたちに読んでいただいて、若い人たちは必ず将来不安になったり迷ったりするものです。僕もその時に何か相談する相手や、また何か真実を伝えてくれるようなそういうものがあれば、もしかしたら落とし穴にはまらなかったかもしれないという風にも思います。ですので、そのような若い人たちに、道をはずさないような一つのきっかけになる本になればいいなという思いがございました。以上です。

 

 

12年の間に起きたこと

ーどうやって、ホームオブハートに勧誘されたのか。そして、なぜ、どのようなプロセスを経て、12年間もとどまったのか。

 

1997年の頃になりますけれども、さまざまな身内のトラブルがございました。世間的にはX JAPANとして、東京ドームでライブをし、CDも売り上げるなど、多くの方に応援していただける立場にございました。

 

それにつれて、お恥ずかしい話ですが、例えば家族が強欲になっていく姿を見たり、また友人と思っていた人間がお金を目の前にしてトラブルを起こしたりと、人の強欲さや、お金によって人が豹変していく様を目の当たりにしておりました。そういう中で、自分の家族や身の回りの人間が、X JAPANのメンバーやマネジメント関係者に迷惑をかけるという事態がたくさん起きてしまいました。

 

 自分がX JAPANに迷惑をかけてしまったこと、それに非常に心を痛めて、悩んでいるとともに、アメリカを拠点にちょうど海外へ進出していこうという夢を持ち、移住もいたしまして、YOSHIKIもメンバーも一生懸命それに取り組んでおりましたので、自分の歌の力、ボーカルが海外に通用するのかと、それについても悩んでおりました。

 

そんな、心が弱って悩んでいる中、元妻との出会いがございました、今思えば、その時から主宰者のMASAYAと妻はつながっていたと思っておりますけれども、僕を広告塔にするために、あるいは金づるにするために彼女が近寄ってきました。

 

 当時の僕にとっては彼女が運命の人のように思えて、はまっていってしまいましたが、MASAYAの音楽を聞かされて、セミナーを受けたら人生が変わるんだという勧誘を受けまして、彼女のことをとても信じていたので、付き合ってからすぐにセミナーを受けるにいたりました。

 

セミナーを受けましたら、とても感動的で、これによって彼のもとで学んでいくことで、彼の歌を歌うことで変われるかもしれない、正しく生きられるかも知れないと思い込んでしまいました。最初は感動的でしたが、徐々に暴力や罵倒を伴う、非常に心も身体も痛みを伴うようなものになっていきました。 それでも、これも自分のためにやってくれているんだと思い込むようにさせられていた。深みにはまり、お金を彼に持っていくこと、元妻に渡すこと、それが唯一自分が貢献できることだと思い込むようになっていってしまいました。

 

12年間という長い間なぜ抜けられなかったのかということは、誰しもが疑問に思うことだと思います。それこそが洗脳だと思います。疑いは常に持っていて、それでいいのかな、大丈夫なのかなという思いはありましたが,疑いを持つことが、自分がダメなところなんだ、と刷り込まれていきます。疑いを持っている自分がダメなんだと自動反応的に思ってしまう。そういうことが続いて、抜けられなかったという事実がございました。

 

ー全国でホームオブハートの小さなコンサートしていたときに、ファンの子たちが帰ってきてと言っていたと思いますが、そういう声は聞こえなかったのか。

 

そのときは、そのような声は逆にこう…なんというんでしょうか、ファンの思いは、自分の耳には、心には届かなくて、自分は正しい道を行っているんだ、そういう風に思い込んでいる状況でございました。

 

ーファンの方が聞きたいと言っていたことをお伺いしたい。YOSHIKIさんは、奥さんやMASAYAさんに会ったことはあるのか。12年ほどホームオブハートにいましたが、MASAYAさんや奥さんに恨みはないのか。

 

まず、YOSHIKIは元妻には会ったことはありますが、MASAYAには会ったことはありません。

 

そして、そうですね…恨みという、どのような言葉で表現していいか難しいですが、彼らに対して思うことは、本当に反省をして欲しいです。多分その、奪われた人の気持ちというものを全く理解していない。自分がその立場になってはじめてわかるんですけど、本当に人の痛みを感じるよう、反省をしていただきたいという風に思いますし、これ以上そのような卑劣な、人の弱みにつけ込むようなやり方で、騙したり、貶めたりすることを二度とするな、と言いたいです。

 

 

「本当に今抜け出せているのか?」

 

Toshlさんはどうやって洗脳から脱したのか。本当に今抜け出せているのか。

 

 疑問に思っていることをやはり打ち消せなくなる、自分の中でそういうことが重なってきました。ひとつはX JAPANの再結成です。

 

MASAYAや元妻には、"X JAPANが世界中の若者をダメにした根源である"と、暴力を受けながら罵倒を受けました。ところがあることがきっかけで、再結成の話が舞い込んできました。話をしに来た人間に、僕は受けられないと即刻断ったんですけど、その人間がMASAYAにお金を出すから乗ってくれ、数億円を用意するからという話になりました。

するとMASAYAは態度をころっと変えて、"X JAPANに戻るのがいいじゃないか"という話になりました。

 

その時に、あそこまで自分がダメだと思い込んできたものに平気で変えるという。それがどうしても自分の中では納得ができなかったことの一つです。そこから自分の疑問が抑えきれなくなって、彼の行動や、元妻の行動をひとつひとつ注意深く見るようになって、完全に浸かっていた心がすこしだけ離れて見ることができるようになりました。

 

その他にもたくさんあるんですけど、被害者の方から裁判を起こされておりました。法廷でMASAYAの答弁する姿が非常に情けない。素晴らしいことを言ってくれるんじゃないかと自分は期待していましたが、情けない答え方、その姿、言い訳がましいというか、ちゃんと誠実に物事に答えない姿をみて、非常におかしいな、自分が崇めてきた人がなんでこんな態度なんだろうと思いました。

 

また、もうひとつ決定的なことは、元妻といっても、自分と籍をいれてからすぐMASAYAのもとに行ってしまいましたので、長年にわたり夫婦の関係ではありませんでした。それでも、勉強して頑張っているのだろうと思っておりましたが、あるとき、那須にございましたホームオブハートの本部にたまたま行く機会がありました。そこにはほとんど行ったことがなかったんですが、彼らは新しいゴージャスな家やホテルや車を次々と手に入れておりました。

 

 僕は、お前のせいでマスコミに叩かれて、子どもたちが僕は食べるものがないから困っているんだ、と再三言われておりましたので、一生懸命自分は働いてお金を持って行っていましたが、結局そのお金はそういうものに変わっていて、MASAYAはそれぞれの家で、お気に入りの女性とハーレムのような生活。そのうちの一番新しいお家で、自分の元妻とMASAYAが暮らしている、というのを行った時に確信したというか、"そうだったんだな"というものを見た経験がございました。そこが一番の、自分がもう"切れた瞬間"だったと思います。

 

そのような経緯があって洗脳が解かれていったというか、逃げ出していこうと思うようになりました。

 

どうして洗脳が解かれていると言えるのか、というご質問ですが、この本を書いたこと、皆様に対して今このようなことを喋っているということが、洗脳から解かれ脱出している、その現れだと思います。

 

そこで受けた傷、痛み、捧げたものは返ってくることはありません。痛みは消えることがないと思います。その痛みとともに伝えていくことで、少し、自分の人生を前に進めていけるんだろうなと思います。

 

 

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