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BARKS
● 【ライブレポート】横浜アリーナでみせたのは、X JAPANの“生き様”=“ライブ”
1年前の2014年10月、横浜アリーナ2DaysでのX JAPANのパフォーマンスが、あらゆる面においてこれまでにない新たなX JAPANの誕生を祝うものであったことは、当時のライブレポート(【ライブレポート】横浜アリーナ、今まで見たことのなかったX JAPAN)にて記しているとおりだ。
あれから1年。素晴らしいパフォーマンスを見せ新たなX JAPANのスタートを切ってみせた彼らは、マディソンスクエアガーデン公演を成功させ、曲作り、レコーディング、ドキュメント映画製作、TV/ニコ生出演、数多くのチャリティへの積極的な参加…と、多忙を極めてきた。実のところ2015年11月の時点でも遅々としてレコーディングは進んでおらず、曲は出来上がっているものの形になっていないもの、デモはできたが本番レコーディングされていないものなど、完成への道のりはまだまだ難渋の状況にある。
そんな中にありながらも、20年ぶりとなった全国ツアー<X JAPAN JAPAN TOUR 2015>では、YOSHIKIは「どうにか新曲を披露したいこと」「これまで演ってなかったX JAPANクラシックも加えたいこと」、そしてなにより「ファンを喜ばすために全力を尽くしたいこと」を強く強く願っていた。それらの思いは、会場限定で発売されているオフィシャルパンフレットで語られているとおりだ。
そしてその精神性は、見事に今回のライブに表れていた。
<X JAPAN JAPAN TOUR 2015>はまだ初日を迎えたばかりなので、ネタバレを避けるべくここでは詳細を述べるつもりはないものの、壮大で荘厳なSEからハードコアなリフでスタートする王道パターンで幕開けしながらも、2曲目には長い間ライブで披露されてこなかったX JAPANのレジェンド楽曲を引っ張り出してきたのは大きなトピックだった。もちろん単にその選曲に狂喜しただけじゃない。曲も詞の世界もヘビーなその曲を、まるで無邪気な子供のように楽しそうにプレイしていたのが、生まれ変わった新生X JAPANのコンディションの良さを物語っている。現在の演奏力と表現力を武器をもってソリッドなアレンジを加えながら、その姿は何よりバンドであるという原点を強く意識させるパワーみなぎるものだった。衝動的で純粋。まるでHIDEやTAIJIまでもがステージに立っているような錯覚を覚えたのは、映しだされる映像の力だけではなかったのではないか。
20年ぶりの全国ツアー、しかも4日間続く横浜アリーナの初日というデリケートな日においても、これまで観てきたX JAPANのライブの中で、最も肩の力の抜けた自信にみなぎるステージングを見せつけていた。炎が上がりキャノン砲が打ち上がり、レーザーが飛び交いドラム台が天にそびえ立つ派手な仕掛けが用意されてはいるものの、どんな演出よりも彼らから放たれるピュアさのほうが強く輝いていた。涙も笑顔もアンサンブルもノイズも、全てX(X JAPAN)の人生の彩りとなって横浜アリーナを染め上げていた。ToshIのアコギ弾き語りで披露された「Say Anything」が涙でほとんど歌えなくなるというまさかのハプニングこそ、あらゆる困難をかいくぐってきた暁が、X JAPANが脚色のないシンプルなロックバンドに昇華されたことを証す一幕だった気がする。
お約束でもない、予定調和でもない、本当の意味での“ライブ”を楽しませてもらった。ライブバンドとしての覚醒は、ひとえに世界ツアーの経験の賜物であり、ファンのサポートが成し得たものだ。サウンドも極めてクリーンかつソリッドにまとめられ、脚色なしの真っ向勝負だった。肉体は万全ではないが、その存在は無敵のブルーブラッドが流れる気高く凶暴なロックバンドなる生命体へと進化を遂げていた。
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● X JAPAN、横アリ4days最終日レポート!響き渡った1万2000人の「We Are X」!!
2015年12月4日、神奈川県・横浜アリーナにてロック・バンド、X JAPANがライブを行った。現在、バンドにとって約20年ぶりとなる国内ツアー【X JAPAN JAPAN TOUR】を開催中の彼ら。この日はバンドにとって初となる横浜アリーナ4days公演の最終日となった。
チケッド・ソールドアウトとなったこの日、開演前から「We Are X」の掛け声や、アリーナ、スタンドを巻き込んだウェーブが起こるなど会場のボルテージは最高潮。この日にかけるファンの気持ちが伝わって来る。ステージは段差のある2段構成となっており、その一段上がったところにYOSHIKIの透明のドラムがセットされている。そんな中、開演予定時刻を20分ほど過ぎてライブがスタートした。
まずはX JAPANがこれまで行ってきたワールド・ツアーから、ニューヨークやロンドン、パリなど各地でのライブの模様がバック・スクリーンに映し出される。そんな中、白いガウンを羽織ったYOSHIKI(ドラム、ピアノ)が、まるで絶対神のようにドラムセットの上に仁王立ちして登場。ファンから大きな歓声が起こる。
そして映像が終わると同時にYOSHIKIがイスに構え、ステージに明かりが点くと他の4人、ToshI(ボーカル)、PATA(ギター)、HEATH(ベース)、SUGIZO(ギター、バイオリン)が登場。一曲目の「JADE」から演奏をスタートした。YOSHIKIの高速ドラミングも含め、タイトな演奏で聴かせる部分と、メロディアスなサビを行き来する大胆な構成のこの曲、特に後半の大サビでは大合唱が起こり、早くもバンドとファンの一体感を見せつけた。
バンドは2曲目「Week end」、3曲目「I.V.」とパワフルな演奏を立て続けに披露。その後、ステージ上はToshIとYOSHIKIの二人だけに。ここでToshIが「YOSHIKIがちょっと怪我しちゃったみたいなんだけど…」とMC。当のYOSHIKIは「(WEEK ENDの)詞の通り、“血の海にまどろむ”(笑)」と冗談めかしたものの、スクリーンを観ると指に血がにじんでおり、ファンからは悲鳴が漏れた。だがそんなアクシデントも意に介さず、ライブを続行。続いて、現在バンドが新アルバムのレコーディング中であることが明かされ、バンドはその新曲「Kiss The Sky」のためにファンの合唱を録音したいと申し出た。ToshIは「お前たちが世界デビューするってことだよ!」とファンに呼びかけ、ファンも歓声で応える。YOSHIKIの提案で、念のため一回だけ練習を行い、その後、ToshIの歌唱も交えYOSHIKIのピアノのみを伴奏に「Kiss The Sky」を一通り演奏。複雑な構成の曲だが、ファンもしっかり自分のパートをこなし見事レコーディングは成功、その達成感をファンとメンバーが分かち合った。
その後、2014年に『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』のためにYOSHIKI feat. Katie Fizgerrald from Violet UK名義で発表された新曲「HERO」を演奏。PATA、HEATH、SUGIZOの3人も戻り、再びパワフルなバンド演奏で魅せた。演奏後にはそのまま切れ目なくPATAのギター・ソロのコーナーへ。ここから各メンバーがソロを披露する流れとなる。PATAのワウワウを駆使したギター演奏の後は、HEATHがメタリックな響きで見せるベース・ソロを披露、そしてそのまま二人のセッションへ突入する。バンドの演奏面を支える二人の演奏での掛け合いに、客席も大いに盛り上がる。そして最後はToshIが合流、バックに打ち込みのドラムも入り、3人で「Drain」の演奏を披露した。
続いてはSUGIZOのコーナー。不穏でアンビエントなトラックに合わせて優美なバイオリン・ソロを聴かせ、ファンをうっとりとさせた。さらにToshIのコーナーに移るとアコースティック・ギターの弾き語りで「ROSE OF PAIN」を披露、それまでのエレクトリックなショウから一転、爽やかなムードを演出した。
そしていよいよYOSHIKIのコーナー。YOSHIKIは優美なピアノ・ソロ、そして激しいドラム・ソロの二本立てでファンを魅了する。特に、ドラム・ソロのコーナーでは演奏中にYOSHIKIのドラムがステージからさらにせり上がり、およそ地上30mほどの高さでドラミングを魅せるダイナミックな演出を披露。ラストはステージに花火も打ち上がり、YOSHIKIが再びの仁王立ちを見せるなど、圧巻のコーナーとなった。
YOSHIKIが一度ステージを去ると、再びToshIが登場。アカペラで「Forever Love」を歌い始める。その後、YOSHIKIも含めバンドがその演奏に演奏が加わると、スクリーンにはX JAPANの昔の写真が映し出される。その中に映った故・HIDEの姿に、観客からも「HIDEー!!」と大きな叫びが上がった。
その後、YOSHIKIのピアノとSUGIZOのバイオリンの調べから、人気曲「紅」の演奏へ。客席から大きなシンガロングが起きる中、銀テープのバズーカやツイン・ギターの絡み合いで会場を大いに盛り上げた。さらに「Born To Be Free」、そして定番ナンバーである「X」の演奏へ。「X」の中盤ではYOSHIKIが自ら花道へ出て観客のを煽り、10分近くに渡る「We Are X」のコール・アンド・レスポンスを経て、本編のラストを激しく閉じた。(余談だが、退場際、客席にペットボトルを投げ入れる場面でSUGIZOが驚異的な強肩を発揮し、ファンの驚嘆を呼んだ。)
アンコール前、客席で「We Are X」コールやウェーブが途切れることなく起きる中、再びスクリーンに映像が。来年公開予定のドキュメンタリー映画『X JAPAN Film』の予告映像が流れ、ファンの期待感を加速する。そして、もう一度バンドが登場し、HIDEやTAIJIも含めたメンバー全員の名前がアナウンス。その後、シンセサイザーのアルペジオから、人気曲「Rusty Nail」の演奏へと移った。バンドの演奏はもちろん、ここでも客席から大きなシンガロングが起き、ファンのX JAPAN楽曲への思い入れが伝わってくる。
その後、ステージはYOSHIKIとToshIの二人に。YOSHIKIは「今だから言えるけど、最初は俺たち4daysなんてできるのかなと思ってて」とライブに臨む前の心境を吐露。さらに「(売れる前、各地のライブハウスを回って)公園で寝たりとか蚊に刺されたりとか、そういう何でもないような日々が、すごく懐かしく思います」と、かつての自分たちの活動を涙声交じりに振り返った。そして最後に「感謝の気持ちを込めてこの曲を送ります」と述べ「Endless Rain」を演奏。スクリーンには、かつての【THE LAST LIVE】の映像が流れ、時の流れを経て“X JAPAN”が共演した。
最後はYOSHIKIのピアノを殴りつけるようなソロ演奏から、もう一度バンドが合流し、「Art of Life」の演奏でセットリストを終了、約3時間に及ぶ長丁場となったステージを締めくくった。演奏後、客席が明るくなった後も、メンバーが花道を練り歩きファンへ感謝の気持ちを伝えたX JAPAN 。最後はステージ上で5人が手をつないで深々とお辞儀をして挨拶した。なお、今後ツアーは大阪、福岡、広島、名古屋と続く予定。ファンは今後のライブも引き続き注目しよう。
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