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ナタリー
● X JAPANが約24年ぶりにライブハウスに、石巻を熱くさせたチャリティ公演
X JAPANが昨日11月28日に宮城・石巻 BLUE RESISTANCEにて日本ツアーの初日公演を開催した。
この公演は東日本大震災の復興を支援するために行われたチャリティライブ。チケットは150枚用意され、75枚を宮城・石巻市、東松島市、牡鹿群女川町の在住者を対象とした無料招待枠に、残るチケットは「ヤフオク!」内のチャリティオークションで出品され、総落札額の2828万9358円は中央共同募金会を通じて東北被災地の支援のために全額寄付される。またこの公演はニコニコ生放送を通じて生配信されたほか、石巻市合体育館にて入場無料のパブリックビューイングが実施され、多くのファンが貴重なX JAPANのライブハウスでのパフォーマンスを観覧した。
今や遅しと開演を待ちわびる観客がフロアを埋め尽くす中、場内が暗転。1989年にX名義で発表したメジャーデビューアルバム「BLUE BLOOD」の1曲目「PROLOGUE(~WORLD ANTHEM)」がオープニングSEとして使用され、YOSHIKI(Dr, Piano)、Toshl(Vo)、PATA(G)、HEATH(B)、SUGIZO(G)が登場すると、会場は大歓声に包まれた。ステージの傍らにはHIDE(G)のぬいぐるみが置かれており、メンバーコールではこの5人に加え、HIDEの名前も挙がっていた。
普段は大規模の会場で火柱や銀テープなど派手な演出を用意する機会が多い彼らのライブだが、この日は1991年12月31日に東京・鹿鳴館で行われた「ALL NIGHT METAL PARTY」以来およそ24年ぶりとなるライブハウスでの公演ということもあり、シンプルな照明演出が現在のX JAPANのステージを彩った。バンドが1発目に投下したのは「JADE」。ステージ上でのメンバー同士およびステージとフロアの距離が近いという空間で壮大かつ重厚な演奏を届けた。ライブはToshlが「会いたかったぜ石巻! わかってんだろうなお前たち! 気合い入れていけ!」と叫んでから「Rusty Nail」へ。Toshlがフロアに身を乗り出し、SUGIZOが気迫に満ちた表情でメロディアスなギターソロを奏でる中、YOSHIKIは首を激しく振りながらドラムをプレイして会場の熱気を高め、場内には演奏が終わるとメンバーの名前を叫ぶファンの悲鳴にも近い声が響き渡った。続けてYOSHIKIがピアノの前に座って奏で始めたのは「紅」。イントロではSUGIZOがバイオリンで加わり、YOSHIKIがドラムセットの前に座ったあと、おなじみの「紅だー!」というToshlのシャウトから楽曲が届けられた。
その後HEATH、PATA、SUGIZOが一旦退場し、「お前たち、なかなかいいぜ。そんなお前たちにYOSHIKIの声を聞かせてやろうじゃないか」とToshlがYOSHIKIに話題を振る。YOSHIKIは「元気? すごいひさしぶりのライブハウスだね。Toshlがこんなにそばにいるってすごくない?」と話すと、Toshlは「いや、いつもあなたのそばにいます」と返して観客の笑いを誘った。そしてYOSHIKIは石巻でライブができたことに感謝を伝え、バンドとファンを“運命共同体”と表現し、今後も被災者の立場に立ってこれからも復興の支援をしていきたいという自らの思いを述べた。そしてさまざまな苦難や、メンバーを失うといった悲しい出来事があったというX JAPANの歴史を振り返ったあと、「みんなの力のおかげで僕らは前に進めています。その感謝の気持ちを込めて、永遠の愛っていう……『Forever Love』を捧げたいと思います」と観客に伝え、同曲をToshlと2人で披露。歌い終えたあとToshlは「今こうしてバンドをやれること、みんなとこんな素敵なところでライブをやれることが奇跡みたいで。奇跡って本当に起こるんだなって思います。これからもみんなで力をあわせて前に進んで行こうと思います」と自らの心情を吐露した。そしてこの日のライブがニコニコ生放送で日本のみならず世界に向けても生配信されていることを伝え、世界中の人とともに未来に向かって力強く歩んで行きたいという思いを述べた。
YOSHIKIは次にやる曲が「HERO」であることを明かしたあと、24年前に鹿鳴館でライブを行った当時の気持ちを回想。そのときは自分たちの未来がどうなるのか想像できず、日常的なできごとが当たり前のように思えていたという。さらに時を経て、人生は奇跡の積み重ねでできており、家族や友人への感謝の気持ちを忘れずに生きていきたいという思いを落ち着いたトーンで話した。そしてほかのメンバーがステージに戻り、さまざまな人にとってのヒーローになれるようにという思いが込められた疾走感あふれるナンバー「HERO」を5人で奏で、観客を鼓舞した。
その後「次は一応、俺たちの“新曲”をやるぜ。アルバムもすごいのができてるぜ。たぶん出るぜ」というToshlの言葉に続けて最新リリース曲「BORN TO BE FREE」が届けられた。この曲ではPATAがGibsonのエクスプローラーを掲げるパフォーマンスを見せつつ、SUGIZO、HEATHとともに重厚なバッキングを刻み、ブレイクのタイミングではSUGIZOがシャウトするといったアグレッシブなステージが展開された。そして「今日はお前らの大好きな肉弾戦だぜ! 無礼講だ、暴れん坊将軍で行くぞ!」とToshlが叫び、YOSHIKIが頭上でドラムスティックをクロスさせてからカウントを入れてから始まったナンバーは彼らの代名詞とも言える「X」。Toshlは曲中のメンバー紹介でステージに立つ5人に加え、TAIJI(B)とHIDEの名前も叫び、観客がXジャンプをする様子を眺めて笑顔を見せた。そして「We are!」「X!」のコール&レスポンスを挟み、YOSHIKIは「石巻! みんなでがんばるぞ!」と訴え、「天国の俺たちの仲間にもお前たちの声を聞かせてやれよ! 腹から声出せ!」とステージ前方で渾身のシャウトでフロアを熱狂させた。そして「お前ら最高だ!」と観客を褒め称え大サビへと突入。場内の興奮をピークに高めたところでライブ本編を終えた。
一方、石巻市総合体育館でのライブビューイングには地元の住人やライブに参加できなかったファンが多数来場。ライブビューイング会場もライブハウスに負けじと盛り上がっており、家族連れや海外から駆けつけたファンが声援を送っていた。
ライブハウスではアンコールに応えてYOSHIKIがマイクを持って登場。「ファンの手が届くところでやるのって本当にひさしぶりだよね」と客席に手を伸ばしながらステージ前方を歩く。そして「今度X JAPANでライブハウスツアーやろうかな」とひさびさのライブハウス公演に好感触を示した。ファンから石巻の文字とXロゴ、ファンからの寄せ書きからなる旗を受け取ったYOSHIKIはXというバンド名について、無限の可能性って意味を込めたもので、海外進出をするためにJAPANを付け加えたと説明。彼はトークを続け「俺たちロックバンドなのに、hide人形とかドラえもんとかYoshikittyとかたくさんみんな持ってるよね」という話題からインディーズ時代に「オバケのQ太郎」のQ太郎の風船が浮かんでいたことがあったなどを途中からステージに上がってきたToshlとコミカルなトークを展開。その後ほかのメンバーも合流し、ボランティア活動を積極的に行っているSUGIZOは「X JAPANとしてここに帰ってこれたことがうれしい。ここから俺たちの意志を発信していきましょう」、HEATHは「やっと会えてよかったです」とコメントした。YOSHIKIは海外のファンに向けて英語で「互いに争うことをせず、助けあっていきましょう」といったメッセージを送り、バンドは改めて1日も早い震災の復興を祈願して「ENDLESS RAIN」を演奏。その後「Tears」をBGMにメンバーそれぞれが観客に感謝を伝え、ライブは感動的なフィナーレを迎えた。
終演後、YOSHIKIはライブビューイングで公演の模様を観ていたファンへのサプライズとして石巻市総合体育館に向かうことに。ファンがYOSHIKIの到着を待つ間、ニコニコ生放送「YOSHIKI CHANNEL」のクルーが体育館に駆けつけ、MCを務める奥浜レイラがYOSHIKIのコスプレをしたファンや、香港から駆けつけたファン、X JAPANのロゴマークをあしらったペディキュアを塗ったファンなどに声をかけてライブを観た感想を聞いて回っていた。そして体育館のステージに登場したYOSHIKIは、大歓声を浴びながら短い時間の中で復興への思いと今回のライブができたことへの感謝を改めて来場者に伝え、会場をあとにした。
なおX JAPANは残る日本ツアーで12月1~4日に神奈川・横浜アリーナで実施される4DAYSライブを含む残り9公演を行い、2016年3月12日にはイギリス・The SSE Arena, Wembleyにてライブイベント「X Japan World Tour 2016 #XDAY」を開催する。
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ナタリー
● X JAPANが石巻チャリティ公演を前に市長、地元高校生と挨拶
X JAPANが本日11月28日に宮城・石巻 BLUE RESISTANCEにて東日本大震災復興支援を目的として実施するチャリティライブを前に、石巻市の亀山紘市長と地元高校生会見とともに会見を行った。
今回のチャリティライブはX JAPANにとって、1991年12月31日に東京・鹿鳴館で開催された「ALL NIGHT METAL PARTY」以来およそ24年ぶりとなるライブハウスでの公演。チケットは150枚限定で、その内75枚が「ヤフオク!」内のチャリティオークションに出品され、残りの75枚は宮城・石巻市、東松島市、牡鹿群女川町の在住者を対象に抽選で無料招待枠として用意された。チャリティオークションでの落札総額は2828万9358円となり、中央共同募金会を通じて、東北被災地の子供たちの支援のために全額寄付されることとなった。
市長は改めて、約20年ぶりとなるX JAPANの日本ツアーの初日公演を石巻で開催してくれたバンドへ感謝の意を述べ、YOSHIKIは今後も継続的な支援を続けていくことを宣言。また地元高校生のうち男子3名はバンドを組んでX JAPANの楽曲をコピーしていることなどをメンバーに話すと、YOSHIKIが「けっこうテンポ速いし、大変だと思うけど体は大丈夫?」などと気さくに会話を交わしていた。また石巻BLUE RESISTANCEには寄付をすることで名前入りの札を壁に打ち込んでおり、過去にYOSHIKIが同会場を訪れた際に直筆で書いたネームプレートもステージの正面右上に打ち付けられていた。これについて幼少期からのYOSHIKIと付き合いがあり、中学生の頃に2人でバンドを始めたというToshl(Vo)は「昔っからこんな感じの字を書くよね」と話していた。
なお本日の公演は現在実施中で、この模様は石巻市総合体育館でのライブビューイングや、X JAPANのニコニコ生放送特別番組「『石巻チャリティLIVE』独占生中継」で生配信されている。
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