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１９９８年に急逝したＸ　ＪＡＰＡＮのギタリスト、ｈｉｄｅさん（享年３３）のトリビュートアルバム２作が、１２月１８日に同時発売されることが２０日、分かった。９６年に千葉マリンスタジアム（現ＱＶＣマリンフィールド）で行われたソロ時代唯一の野外公演をテーマにしたドキュメンタリー映画が１２日に公開されて以降、１週間で動員１０万人を突破。大ヒットを受け、緊急発売が決まった。

没後１５年を経てもなお、多くのファンから支持を得るｈｉｄｅさん。カリスマギタリストの伝説が、新たに生まれる。

　１２月１８日にトリビュート盤「ｈｉｄｅ　ＴＲＩＢＵＴＥ　ＶＩ　－Ｆｅｍａｌｅ　ＳＰＩＲＩＴＳ－」と「ｈｉｄｅ　ＴＲＩＢＵＴＥ　ＶＩＩ　－Ｒｏｃｋ　ＳＰＩＲＩＴＳ－」の同時発売が決定した。

　トリビュート盤とは憧れのアーティストに敬意を表すための作品。ｈｉｄｅさんにとっては、この２作を含めて通算７枚目。ソロ活動２０周年を迎えた今年だけで６枚をリリースすることになるが、「ＶＩ」では初の試みとなる女性アーティストだけが参加した構成に。「ピンク　スパイダー」を歌う倖田來未（３０）ら実力派１０組が参加した。

　一方、男性ロックアーティスト中心の「ＶＩＩ」の目玉はＧＬＡＹ。１９９９年の初トリビュート盤で、ミリオンヒットを記録した「ｈｉｄｅ　ＴＲＩＢＵＴＥ　ＳＰＩＲＩＴＳ」では「ＭＩＳＥＲＹ」を歌っており、今回は同曲のリミックス版を披露する。

　２枚のトリビュート盤が緊急発売。きっかけは公開中のドキュメンタリー映画「ｈｉｄｅ　ＡＬＩＶＥ　ＴＨＥ　ＭＯＶＩＥ－ｈｉｄｅ　Ｉｎｄｉａｎ　Ｓｕｍｍｅｒ　Ｓｐｅｃｉａｌ　Ｌｉｍｉｔｅｄ　Ｅｄｉｔｉｏｎ－」の“大ヒット”。

　映画は、ｈｉｄｅさんが立ち上げたレーベル「ＬＥＭＯＮｅｄ」のイベントとして行われた９６年の千葉マリンスタジアム（当時）の公演の模様が中心。自身にとってはソロ時代唯一の野外公演で、９０分にわたり全１３曲を披露するパワフルなステージとして、ファンの間では伝説化していた。

　今回が初の映像化で、東京・シネマート新宿などで全国公開。公開期間は初日の１２日から２週間前後だが、公開１週間で観客動員１０万人を突破した。関係者は「ＤＶＤ化の予定はない」とし、さらに話題を呼びそうだ。

　“幻の映像”に加え、時を超えて引き継がれる名曲の数々。ｈｉｄｅさんの魂はファンの胸に、さらに深く刻まれる。

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サンスポ

http://www.sanspo.com/geino/news/2
0131021/oth13102105050010-n1.html

● ｈｉｄｅさん映画、ブラジルなど世界１０カ国で公開へ

　公開中の映画の人気は海外にも波及している。今後は米国のほか、英、仏、独など欧州や韓国、中国などのアジア諸国、さらにブラジルなど計１０カ国で公開予定という。ｈｉｄｅさんの実弟、松本裕士さんは「ソロ活動２０年を支えてきてくれた世界中のファンに映画館を通じて、完全ノーカットでこの映像を届ける機会ができて大変光栄です」と感慨深げだった。

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