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■「強行突破、必要ですね、それは。」

 

──X JAPANでツアーをやりたいとも発表していますが、新曲もあるって言っていましたね。

 

YOSHIKI:アルバム自体の構成を2つに分けようとしちゃっているんで、そうするともうちょっと曲が必要だなと思って新曲を書き始めちゃったという。そのことですね。

 

──また苦行の制作工程に入ったわけですか。

 

YOSHIKI:レコーディングというのはホントに過酷な作業で。ステージで苦しんでいるのは皆と共有できるから救われるんですけど、レコーディングはひとりで苦しんでいる状況ですからね。「今日は8時間かけて1行しかエディットできなかった」とか、そういう作業をしていると、自分でも嫌になってくる。「YOSHIKIもういいかげんにしろよ、もういいじゃないか、こんな違いなんて自分以外には分かんないんだからさ」とかっていう。そういうのを毎日やっていて、「明日はもうちょっとだけ、今度こそ2行進めよう」…でも1行しかできなかった、みたいな葛藤の繰り返し。頭おかしくなっちゃうんじゃないかなっていうくらい。

 

──相変わらず、根を詰めるだけ詰めてますね。

 

YOSHIKI:その集大成がViolet UKなんですよね。その完成がかなり近づいているんです。X JAPANはアルバムをいろいろ出していますけど、Violet UKは、一度もアルバムを出していない。ただその完成間近のアルバムも、今ぶっ壊して2つに分けようというEP的な発想に来ているので、そこで勝負をかけるつもりなんです。現時点では、やはり12曲入り60分強というのはないかなと。

 

──なるほど。

 

YOSHIKI:ピンク・フロイドだって『狂気』なんてそんな長くないですよね。『炎~あなたがここにいてほしい』とか、良く考えてみると結構ミニアルバムだった。

 

──『アニマルズ』なんてたった5曲ですしね。

 

YOSHIKI:あのあたりの発想が、逆に今一番ピンと来るんじゃないかなと、自分は思い始めています。

 

──『狂気』も『炎~あなたがここにいてほしい』も『アニマルズ』も、コンセプチュアルで立派な組曲で聴き応えたっぷりだけど、サイズは重たくないですね。

 

YOSHIKI:曲も素晴らしいし、今でも素晴らしいアルバムだと思います。

 

──Violet UKの作品って、そんな感じなんですか? めっちゃトキメクんですけど。

 

YOSHIKI:すっごい自信あるんです。楽曲ひとつひとつにものすごく自信がありまして…、でも本当に曲に対してのめり込み過ぎているので…。

 

──?

 

YOSHIKIX JAPANって、問題が起こったり怖いもの見たさでコンサートに行ってみたりと、ライフスタイルも含めいろんな意味で全部ひっくるめてX JAPANだと思うんです。けど、Violet UKって音だけを追求してきて十何年。「それで今いいのかな?」と思っちゃったりもしているんですよね。なにかフックが必要じゃないかと。

 

──ストイックすぎてエンターテイメント性に欠けるということですか?

 

YOSHIKI:うん、音だけを暗闇で真剣に聞いてくれる人がいたとしたら…音以外の要素を排除したら、多分世界一の楽曲を作ったと思ってます。ピンク・フロイドと闘える曲が出来たと思っている。

 

──それでいいじゃないですか!それで何がいけないんですか?

 

YOSHIKIYouTubeにしたって、真っ黒な画面では見ないでしょ。「そっか、じゃあ、今度は映像のコンセプトを考えるとまたきりがないなあ、でも作らないといけないなあ」と。X JAPANって、もともとヴィジュアルも含めて考えてきたけど、Violet UKっていろんなことを取り込みながらも、結局最終的にはぐるぐる回って音にのめり込んで行っちゃった。僕はそれは正しいことだと思っているんですけど、それが正しいことを証明するために、何かのドアを開けていかなければいけないわけです。

 

──「音そのものに全てを注いだ」という姿勢こそが神聖で崇高なのだから、映像は要らないでしょう。ピンク・フロイドは最も好きなアーティストですが、現に僕はPVを見たいと思ったことは一度もない。だって映像は自分の頭の中にあるから。

 

YOSHIKI:(映像は頭の中で)作れますもんね。“それが作れる音楽”ですもんね。

 

──音楽の持っているピュアな力ってそれでしょう? PVなんて真っ黒でいいです。

 

YOSHIKI:そうですね…X JAPANとは対照的なものかもしれないですね。

 

──映像がないと聞いてくれない、2分じゃないと聞いてくれないという時代の中で、「やっぱり30分聞いちゃった」という音楽の力って、すごくステキなことと私は思います。

 

YOSHIKI:強行突破、必要ですね、それは。

 

──それが音楽の力ですから。

 

YOSHIKI:そうですね。その要素もすごく感じてます。だから平均系に曲の長さも長いんですよね。でもね、最後に「もう1曲だけシングルを作ろう」ってことになって、このシングルでいい加減終わりね…っていいながら、結局17分の曲を作っちゃったんですよ(笑)。それで「もう1曲だけ」って今度こそ3分の曲を作ったんですけど、そうすると、その最後の1曲でいろんなバランスが変わってきて、さらなる悩みを生んでしまった。不器用ですよね(笑)。

 

■「素晴らしいバラードがあります」

 

──研ぎ澄まされた音楽って、今の時代には貴重なんだと思います。

 

YOSHIKI:若い子には才能豊かな人いっぱいいると思うんです。でも、誰でも配信できるし動画もあげられる分、意外に昔より大変なんじゃないかとも思う。というのも、昔はレコード会社のサポート力が違ったから。今はなかなかサポートを受けられないですよね。

 

──ここ10年で業界も様変わりしましたね。

 

YOSHIKI:そう意味では、X JAPANViolet UKも、10年後でも絶対売れるという自信がある曲を作っている自信があります。

 

──X JAPANって、つくづく変わったバンドですよね。日本の音楽業界には属せずに、いつでも自由でしょ?アーティストの在り方という意味では、一番新しい形態かもしれないとも思っているんです。X JAPANだったらね、極端な話、ニュー・アルバムなんか出さなくたってライブやっていけばいいんですよ。

 

YOSHIKI:ふふふ(笑)、まぁ、今のところそうですよね(笑)。

 

──「なぜ新譜を出さなくちゃいけないんですか?」って、逆に世に問い正したい。

 

YOSHIKI:確かにそうですね。再結成してからアルバムを出さないまま、東京ドーム5回、日産スタジアム2回、世界ツアーでは15ヵ国まわって。

 

──“新譜も出していないのに”というのがひとつのおもしろワードとして世間を騒がせますけど、その感覚自体が既にレガシーなものです。リリースに義務感は必要ない。出したい、聴かせたい、自らを塗り替えたいという強く明確な意思がアーティスト側にない限り、新譜なんか出したって、ミュージシャンもオーディエンスも不幸になるだけ。

 

YOSHIKI:同感ですね。

 

──実際、「Silent Jealousy」「Endless Rain」を上回るバラードを書けって言ったって、そりゃ大変ですよ。

 

YOSHIKI:実はあります。

 

──は?

 

YOSHIKIViolet UKであります。素晴らしいバラードが。

 

──うあー、それは楽しみだ。

 

YOSHIKI:「なんでアルバム出さないの?おかしんじゃないの?」って言ってもらえること自体が、まず幸せなんじゃないかと思う。普通は忘れられてもおかしくない。そういうところに居られるというのは幸せですよね。凄い幸せなことなんだっていうのを、いい意味でプレッシャーにできますよね。

 

──生みの苦しみからは、いつ頃開放されそうですか?

 

YOSHIKI:ほんとに近いうちに開放しないと自分はおかしくなると思う(笑)。…もう、ちょっとおかしくなっているんじゃないかっていう(笑)。その素晴らしい曲といったViolet UKのバラードは、もうボーカル録りを1年以上しているんです、ほとんどがエディットの時間なんですけど。王道なコード進行なんですけど、物凄く複雑なボイシングを考えてしまって、ボーカルが場所によっては20テイクくらい重なってたりもするんです。ちょっとクイーンみたいな雰囲気もあるような。物凄く複雑で、僕はそれをずーっとレコーディングしているんです。もうなんか、この曲やめたいって毎回思うくらいに。

 

──今の時点での最高形、ということですぐにリリースしちゃいましょうよ。更なるエディットが加わったら、バージョンアップ版として再リリースすればいい。

 

YOSHIKI:(笑)ただ、その曲は楽譜上は全部出来ているんですよ。全部書かれてある。要するに塗り絵で言うと全部絵はできていて色を塗んなきゃいけないんです。その塗る作業が出来ていない。

 

──なるほど、そりゃダメだ。

 

YOSHIKI:なんでこんな曲を作ってしまったんだろうという(笑)。そういう自分を責める自分が毎日いるんです。こんな曲作んなきゃよかった。この曲のために俺の人生台無しだとか、毎日ぶつぶついいながらやっているんです(笑)。

 

──では、もうちょっと頑張っていただくとして、2013年中には聞けそうですか?

 

YOSHIKI:出したいですね。あと、並行していろんな(音楽制作依頼の)話をいただいていて、それをどうするか。

 

──断っちゃえ!

 

YOSHIKI:ただ、ものすごく刺激的で画期的なお話も頂いているので…いずれ発表できると思いますけど。

 

──そちらも楽しみなものなんですね。

 

YOSHIKI:それぞれに全力を尽くしちゃうから、またリリースが伸びちゃったりする。要するに全てに対して全力で行ってしまうってよくないですよね。みんな力の分配をうまくやるでしょ?

 

──それがYOSHIKIイズムだから仕方ない。

 

YOSHIKI:身体もボロボロ、レコードも出ない(笑)。

 

──無謀と書いてアルバムが出ないと読む。

 

YOSHIKI:でもそれでもファンが増えてくれるというのが、何よりも自信になるという。

 

──新作、待ってます。

 

YOSHIKI:どっちにしろ、リリースするからには問題作を出します。このアルバム良かったね、というのでは僕の中では失敗作。「あれ、聴いた?ちょっと聞いてみてよ。どうなのこれいったい」っていうのじゃないと。自分がこれまでそういう刺激を受けてきたんで、聞き流しちゃうのは作りたくない。

 

──ミュージシャンとして極めて健全な感覚だと思います。

 

YOSHIKI:食べるためとか生活のためではなく、とりあえずピュアに作り続けたためにこうなっちゃっているのかもしれないですね。このアルバムに対して十数年間ずっとレコーディングしているわけですから、絶対リクープなんてしないですよ(笑)。

 

──それでこそYOSHIKIだと思っています。期待しています。

 

YOSHIKI:ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

 

 取材・文:BARKS編集長 烏丸哲也

 

 

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