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そろそろ…本気で出るのか…!?
という空気はあるにも関わらず、
出ないだろうな…という気持ちになってしまうのは何故だろうか(汗)
これを読む限りはミニアルバム(EP)で出ることが濃厚なようですね。
曲数の少ないアルバムを短いスパンで…。
というコンセプトのようですけど、
少なくしたところで自分は短いスパンでは出ないと思っているんですが…。
それならば出せるものを全て出し切ってしまってから、
次を考えてくれるほうがいいんだけどな(笑)
もう一生聞けないものが出てきそうだ…。
x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x
ナタリー
http://natalie.mu/music/pp/xjapan02
2013年5月、YOSHIKIが(Dr, Piano)がひさびさの来日。ナタリーでは彼にコンタクトをとり単独インタビューを実施した。2011年の夏フェス出演以来、アルバム制作に没頭していると噂されてきたX JAPANだが、一向にアルバム完成の知らせは届かないまま。今回のインタビューでは、新作の制作状況と今後の展望について話を聞いた。
痛みを我慢すれば演奏はできる
──ナタリーでは前回から1年半ぶりのインタビューになります。お元気でしたか?
そうですね、ちょこちょこ悪いところはありますけど(笑)。
──YOSHIKIさんの体調はファンにとっては気になるところですが、今はどんな具合ですか?
週に4回は医者に行ってますね(笑)。今は腱鞘炎がけっこうひどくて、先月は2回ブロック注射を打ちました。あとは首がちょっと痛いなっていうのと、まあいろいろ。
──演奏に支障はないんでしょうか?
まあ痛いことは痛いし、首も手もしびれてるんですけど、それはもう付き合っていかなきゃいけないっていう感じで。痛いのさえ我慢できれば別に動かせるんです。でも病院はけっこう好きですね(笑)。スタジオ以外はだいたい病院にいるか、弁護士のオフィスにいることが多いです。
5曲くらいがいいんじゃないか
──さて、再三質問されてもううんざりしているかもしれませんが、今日はニューアルバムの話を伺いたいと思ってまして。
はい、ぜひぜひ。
──制作状況はどうですか?
まあ一気に進んだり停滞したり。ただ一番悩んでるのはやっぱり“形態”なんですよね。新作をどういう形で出すのがいいのかっていうところで。
──以前お話を伺ったときも、楽曲自体はほぼ完成していて、この時代にアルバムを出すことの意味について考えている、とおっしゃってましたよね。
12曲も入ったアルバムっていうのがもう今の時代に合ってないんじゃないかって。今さら何を言ってるんだろうって自分でも思うんですけど(笑)。で、この前Twitterでファンの人たちにちょっと聞いてみたら、5曲くらいがいいんじゃないかっていう意見がけっこうあって。自分でもそう思ってたんで「ああ、やっぱり」って。
──えっ、じゃあX JAPANの新作はフルアルバムにはならないということ?
アメリカで言う「E.P.」ですかね。いわゆるミニアルバム的なカテゴリになると思うんですけど。
ロックの時代の先頭に立ちたい
──アルバムでは過去の曲を英語詞で再レコーディングして収録する予定もあると聞いていますが。
そうですね。
──今回もし5曲入りでリリースする場合は新曲のみということになる?
いや、例えば6曲入りの作品になるとしたら3曲は新曲、3曲は古い曲みたいな。
──じゃあフルアルバムに入るはずだった他の曲は聴けないんでしょうか?
いえ、分けて出そうっていうことです。フルアルバムをバーンと出して、そこから何年も出さないんじゃなく、もっとタームを短くしていって……、ってまあX JAPANの場合は十何年出してないんで長すぎますけど(笑)。少しずつリリースしていくほうがいいのかなって。
──なるほど。でもそう考えると少なくとも5、6曲はもう完成しているわけですし、すぐにリリースすることも可能なのでは?
それはもう出せと言われればすぐ出せますけど。なんかいまいちピンとこないんですよね。
──リリース形態以外に何かネックになってる部分がある?
タイミングですよね。今この時代にリリースする意味というか。とりあえずファンの方たちはみんな「いいから出してください」って言うし、周りからも「とりあえず出せばいいじゃない」って言われるんですけど、その「とりあえず」っていうのがわからなくて。自分の中で点と点が線でつながらないと納得いかない。
──その、線でつながるタイミングというのはいつ来るんでしょう?
あの、ロックの流れというかブームっていうのがそろそろ来るはずだと思ってまして。
──というと?
この頃、特に去年くらいはEDMの波がガーンと来ていて、でもそろそろロックの時代になるんじゃないかって。波に乗るつもりじゃなくて波を作るタイプだとは思ってるんですけど、そのときに時代の一部になりたいとかまたは先頭に立ちたいっていうことも含めて、そろそろX JAPANとしてリリースするタイミングだろうと思ってます。野生のカンじゃないんですけど(笑)。
──よかった。楽しみです。じゃああとはタイミングを待っていよいよリリースですね。
もう新曲を入れない、これ以上足さないって考えればそうですね。
──え、新曲を足す可能性もあると?
2曲足したいんですよね(笑)。今はそのあたりのことを考えてます。2曲足して、それを2枚のアルバムに分けてっていう構想に変わってきてますね。
世界への名刺代わりになる作品を
──アルバムの収録曲はほぼ揃っているかと思うんですが、どんなアルバムになりそうですか? やはり激しい感じですか?
激しい……でしょうね、はい(笑)。
──アルバムのタイトルは?
これはまだメンバーにもちゃんと話してないんですけど、タイトルは「X JAPAN」でいこうかなとも思ってます。要するに世界に向けての名刺代わりですからね。一番わかりやすい形がいいのかなって。
──2014年にはワールドツアーも予定しているとのことですが、ツアー開始前には新作完成を期待してもいいですか?
うーん、これも言い訳じゃないんですけど、アメリカのエージェントと話してると、ツアー前にアルバムを出すことが決していいことだとは限らないって言うんですね。アルバムを出してそこで完結しちゃうより、ツアーをやりながらアルバムに向かっていくほうがいいと。その感覚は以前とは少し変わってきている気がしますね。
Violet UKは最高傑作になる
──先日Twitterでドラムセットの前に座っている写真をアップしていましたが、あれは新曲のレコーディングですか?
あれはViolet UKっていう、自分のソロのドラム録りですね。X JAPANとViolet UKをずっと並行してやってるんで。
──Violet UKのレコーディングも同時進行で進んでるんですね。
実はずっとやってます。でもViolet UKって実は1枚もアルバム出してないんで、そのぶんちょっと力んでしまってて。たぶん最高傑作になると思うんですけどね。
──じゃあViolet UKのアルバムも完成が近い?
はい。でもリリースに関してX JAPANとぶつけるわけにはいかないし、できた作品をどうするのかはまだ整理できてないですね。リリース形態の問題もあるし。ただ出さなきゃいけない作品だと思うんで、ファンの声も聞きながらたぶんこの2、3カ月で詰めていくことになると思います。
──YOSHIKIさんの口から「ファンの声を聞く」という言葉が出るのは、昔を知るファンとしてはちょっと意外ですね。
ありえないですよね(笑)。とにかく突っ走って「俺についてこい」って感じだったのに。
──YOSHIKIさんの中で何か意識の変化があった?
いや、一旦気持ちがまとまってしまえば突っ走るだけなんですけど、そこまではけっこう周りの意見を聞いたりするんですよ。それで「なるほど!」って絶対的な自信が付いたらあとはもう誰が何を言おうがそこにいくっていう。だから今はそのちょっと前の段階だと思うんですよね。
──YOSHIKIさんも迷ったり人の意見を聞いたりすることがあるんですね(笑)。
それはもう(笑)。けっこう強引に生きてるようで世の中の流れを敏感に感じてるところもあるので。一応あまり世間とずれないように、アンテナを敏感に張ってるつもりです。
日本のオーディエンスを大切にしたい
──ロサンゼルスにいることで世の中の流れに対するアンテナが鋭くなったり、見えるものが違ったりということもありますか?
あると思いますね。やはりロサンゼルスって世界中の人たちが集まってくる場所なので、世界が見える、中心地の1つだと思いますね。音楽に関してはあんまりニューヨークって感じじゃないな。やっぱりロンドンとロスですかね。
──東京は?
東京も刺激的だと思います。ただやはり日本のマーケットは洋楽に比べてドメスティックなものが圧倒的に強いですから。
──X JAPANもViolet UKもワールドワイドなマーケットを見据えて制作をしている以上、日本だけを見ているわけにもいかないですよね。
でも同時に日本のオーディエンスのことはずっと大切にしていきたいと思ってます。もともとそこから始まってるんで。自分たちの土台はしっかり見つめていたいですよね。
──YOSHIKIさん自身も日本の音楽を聴く機会はあるんですか?
聴きますよ。この前はきゃりーぱみゅぱみゅのロサンゼルスのライブを観に行きましたし。
──どうでした?
面白かったです。あのサウンドはカッコいいですね。
──スタイルは違えど、世界を相手に活動しているわけですしね。
共感できるところはありますね。きゃりーぱみゅぱみゅ以外でもロスに来るアーティストはけっこう観に行くようにしてて。B'zも去年観ましたし。あとはスタッフにもらってミスチルのビデオを観たりもしてます。やっぱり曲がいいバンドだなって。
──なるほど。
ただ普通にライブを観てるだけですけどね(笑)。ロスでは今家が近いってこともあって、氷室京介さんとはたまに食事したり情報交換したりしてますけど。
S.K.I.NとV2
──ところでいい機会なので、別プロジェクトのお話も伺いたいんですが。例えばS.K.I.Nをまたやる可能性っていうのはあるんでしょうか?
そうですね、S.K.I.Nはみんなそれぞれ動いてて、なかなか全員が揃ってやれるときがないんで。たまにみんなで集まって飲んだりはしてますけど。
──S.K.I.NはYOSHIKIさんにとってどういうプロジェクトですか?
刺激的な友達が集まってなんかできたらいいなっていう。バンドってやっぱりタイミングが合うときは合うし、波長が合わないものを無理やりやってもみんなこじれていく。だからどこかのタイミングでS.K.I.Nが動く可能性もあるとは思います。そういうとき自分がちょっと強引にボタンを押して進めることもあるかもしれないし。
──タイミング次第ということは、例えば再びV2をやる可能性もあったりします?
ああ、この前日本に来たときにちょっと小室(哲哉)さんとも会ったんです。小室さんのスタジオに立ち寄って2人でしゃべってたんですけど、お互いに違う面を持ってるんで、やはり刺激を受けますよね。
──じゃあV2復活も?
ないことはないと思いますね。
気が狂いそうになるくらいの葛藤
──YOSHIKIさんにとって今はX JAPANとViolet UKが活動の両軸だと思うんですが、先日はゴールデングローブのテーマも制作していましたね。そうした形の作曲活動はこれからも積極的にやっていくんでしょうか?
そうですね、ラッキーなことに今もいくつか大きいお話をいただいていて、年内に発表できるものもあるのかな。それはとても光栄なことだと思ってます。
──依頼を受けて曲を作るときと自分のプロジェクトの制作では、何か違いがありますか?
X JAPANやViolet UKでは自分が作りたいものを作るだけですけど、誰かに依頼されたときに、その要望の中で自分の最大限を発揮するというのは難しいチャレンジですね。ただ意気込みは一緒です。
──どんなときでも適当なものは作れないと。
やっぱり全部真剣になっちゃうんですよね。もうちょっと効率よくできればいいんですけど。効率よく生きられないのかなっていつも思ってます(笑)。
──例えばレコーディングでは、具体的に何に時間がかかってるんですか?
今は録ったものをエディットしていく作業が一番多くて、1つのラインを1日かけてエディットしてるんです。いつも「この違いなんて自分しかわからないんだから」っていうのと「わかる人にはきっとわかるんだ」っていう2つの気持ちで、自分の中で葛藤が始まっちゃって。その違いをずっと追求しちゃうんですよね。
──周囲からのプレッシャーもあると思いますが。
早く出せっていうのと、ちょっとおかしいんじゃないかっていう(笑)。今、Violet UKで1曲に1年間かけてレコーディングしてる曲があるんですよ。エンジニアも「おかしい」って言うし、自分でもおかしいと思うんです。そんなに時間をかけて作って、何千万枚売れば経済的に成り立つのかって話もあって、その時点でおかしいんです(笑)。
──なかなか理解はされにくいかもしれませんね(笑)。
やっぱり自分の中のこだわりが捨てられなくて。でもそれを捨てなかったから昔の曲が今でも聴かれてるんじゃないかって思ったりもするんですよね。これまでもレコード会社から「いい加減にレコーディングを終えてくれ」と言われながら「いや、ここを直したいんだ」っていうギリギリの戦いの中、もうケンカ寸前の中でリリースしてきたんで。
──わかります。ファンもみんな「早く出してほしい」という思いはありますが、決してYOSHIKIさんがのんびり遊んでいて出ないと思ってるわけではないですからね。
その葛藤が誰にも見えないですからね。でも自分の中では気が狂いそうになるくらいの葛藤を繰り広げてる。ただ、音を聴いてもらえればわかるんじゃないかとは思います。
生身で伝えるライブがしたい
──最後にX JAPANの2014年のワールドツアーについても聞かせてください。現時点ではどんなツアーにしたいと考えていますか?
うーん、頭ではいろんなことを考えてるんですが、ステージに立ってしまうともう「今日終わってもいい!」っていうライブをやってしまうのがX JAPANだと思うんですね。自分が特にそうなんですけど(笑)。
──そうですね(笑)。
そう考えると、まずは途中で倒れずにちゃんと完走できるツアーにしたい。そのためにどうすればいいかを今必死で考えてます。
──内容についてはいかがですか?
構成的には再結成後の新曲もやって、昔のX JAPANもあって、その両方観れるっていう形にしたいですね。あとはステージセットに頼らないというか、もちろんレーザーとかいろんなものは使えればいいと思うんですけど、生身でも電球1つでも「みんなに伝えてやる!」っていうその感覚。それを前のツアー以上に、さらに大事にしていきたいって思ってます。
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という空気はあるにも関わらず、
出ないだろうな…という気持ちになってしまうのは何故だろうか(汗)
これを読む限りはミニアルバム(EP)で出ることが濃厚なようですね。
曲数の少ないアルバムを短いスパンで…。
というコンセプトのようですけど、
少なくしたところで自分は短いスパンでは出ないと思っているんですが…。
それならば出せるものを全て出し切ってしまってから、
次を考えてくれるほうがいいんだけどな(笑)
もう一生聞けないものが出てきそうだ…。
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ナタリー
http://natalie.mu/music/pp/xjapan02
2013年5月、YOSHIKIが(Dr, Piano)がひさびさの来日。ナタリーでは彼にコンタクトをとり単独インタビューを実施した。2011年の夏フェス出演以来、アルバム制作に没頭していると噂されてきたX JAPANだが、一向にアルバム完成の知らせは届かないまま。今回のインタビューでは、新作の制作状況と今後の展望について話を聞いた。
痛みを我慢すれば演奏はできる
──ナタリーでは前回から1年半ぶりのインタビューになります。お元気でしたか?
そうですね、ちょこちょこ悪いところはありますけど(笑)。
──YOSHIKIさんの体調はファンにとっては気になるところですが、今はどんな具合ですか?
週に4回は医者に行ってますね(笑)。今は腱鞘炎がけっこうひどくて、先月は2回ブロック注射を打ちました。あとは首がちょっと痛いなっていうのと、まあいろいろ。
──演奏に支障はないんでしょうか?
まあ痛いことは痛いし、首も手もしびれてるんですけど、それはもう付き合っていかなきゃいけないっていう感じで。痛いのさえ我慢できれば別に動かせるんです。でも病院はけっこう好きですね(笑)。スタジオ以外はだいたい病院にいるか、弁護士のオフィスにいることが多いです。
5曲くらいがいいんじゃないか
──さて、再三質問されてもううんざりしているかもしれませんが、今日はニューアルバムの話を伺いたいと思ってまして。
はい、ぜひぜひ。
──制作状況はどうですか?
まあ一気に進んだり停滞したり。ただ一番悩んでるのはやっぱり“形態”なんですよね。新作をどういう形で出すのがいいのかっていうところで。
──以前お話を伺ったときも、楽曲自体はほぼ完成していて、この時代にアルバムを出すことの意味について考えている、とおっしゃってましたよね。
12曲も入ったアルバムっていうのがもう今の時代に合ってないんじゃないかって。今さら何を言ってるんだろうって自分でも思うんですけど(笑)。で、この前Twitterでファンの人たちにちょっと聞いてみたら、5曲くらいがいいんじゃないかっていう意見がけっこうあって。自分でもそう思ってたんで「ああ、やっぱり」って。
──えっ、じゃあX JAPANの新作はフルアルバムにはならないということ?
アメリカで言う「E.P.」ですかね。いわゆるミニアルバム的なカテゴリになると思うんですけど。
ロックの時代の先頭に立ちたい
──アルバムでは過去の曲を英語詞で再レコーディングして収録する予定もあると聞いていますが。
そうですね。
──今回もし5曲入りでリリースする場合は新曲のみということになる?
いや、例えば6曲入りの作品になるとしたら3曲は新曲、3曲は古い曲みたいな。
──じゃあフルアルバムに入るはずだった他の曲は聴けないんでしょうか?
いえ、分けて出そうっていうことです。フルアルバムをバーンと出して、そこから何年も出さないんじゃなく、もっとタームを短くしていって……、ってまあX JAPANの場合は十何年出してないんで長すぎますけど(笑)。少しずつリリースしていくほうがいいのかなって。
──なるほど。でもそう考えると少なくとも5、6曲はもう完成しているわけですし、すぐにリリースすることも可能なのでは?
それはもう出せと言われればすぐ出せますけど。なんかいまいちピンとこないんですよね。
──リリース形態以外に何かネックになってる部分がある?
タイミングですよね。今この時代にリリースする意味というか。とりあえずファンの方たちはみんな「いいから出してください」って言うし、周りからも「とりあえず出せばいいじゃない」って言われるんですけど、その「とりあえず」っていうのがわからなくて。自分の中で点と点が線でつながらないと納得いかない。
──その、線でつながるタイミングというのはいつ来るんでしょう?
あの、ロックの流れというかブームっていうのがそろそろ来るはずだと思ってまして。
──というと?
この頃、特に去年くらいはEDMの波がガーンと来ていて、でもそろそろロックの時代になるんじゃないかって。波に乗るつもりじゃなくて波を作るタイプだとは思ってるんですけど、そのときに時代の一部になりたいとかまたは先頭に立ちたいっていうことも含めて、そろそろX JAPANとしてリリースするタイミングだろうと思ってます。野生のカンじゃないんですけど(笑)。
──よかった。楽しみです。じゃああとはタイミングを待っていよいよリリースですね。
もう新曲を入れない、これ以上足さないって考えればそうですね。
──え、新曲を足す可能性もあると?
2曲足したいんですよね(笑)。今はそのあたりのことを考えてます。2曲足して、それを2枚のアルバムに分けてっていう構想に変わってきてますね。
世界への名刺代わりになる作品を
──アルバムの収録曲はほぼ揃っているかと思うんですが、どんなアルバムになりそうですか? やはり激しい感じですか?
激しい……でしょうね、はい(笑)。
──アルバムのタイトルは?
これはまだメンバーにもちゃんと話してないんですけど、タイトルは「X JAPAN」でいこうかなとも思ってます。要するに世界に向けての名刺代わりですからね。一番わかりやすい形がいいのかなって。
──2014年にはワールドツアーも予定しているとのことですが、ツアー開始前には新作完成を期待してもいいですか?
うーん、これも言い訳じゃないんですけど、アメリカのエージェントと話してると、ツアー前にアルバムを出すことが決していいことだとは限らないって言うんですね。アルバムを出してそこで完結しちゃうより、ツアーをやりながらアルバムに向かっていくほうがいいと。その感覚は以前とは少し変わってきている気がしますね。
Violet UKは最高傑作になる
──先日Twitterでドラムセットの前に座っている写真をアップしていましたが、あれは新曲のレコーディングですか?
あれはViolet UKっていう、自分のソロのドラム録りですね。X JAPANとViolet UKをずっと並行してやってるんで。
──Violet UKのレコーディングも同時進行で進んでるんですね。
実はずっとやってます。でもViolet UKって実は1枚もアルバム出してないんで、そのぶんちょっと力んでしまってて。たぶん最高傑作になると思うんですけどね。
──じゃあViolet UKのアルバムも完成が近い?
はい。でもリリースに関してX JAPANとぶつけるわけにはいかないし、できた作品をどうするのかはまだ整理できてないですね。リリース形態の問題もあるし。ただ出さなきゃいけない作品だと思うんで、ファンの声も聞きながらたぶんこの2、3カ月で詰めていくことになると思います。
──YOSHIKIさんの口から「ファンの声を聞く」という言葉が出るのは、昔を知るファンとしてはちょっと意外ですね。
ありえないですよね(笑)。とにかく突っ走って「俺についてこい」って感じだったのに。
──YOSHIKIさんの中で何か意識の変化があった?
いや、一旦気持ちがまとまってしまえば突っ走るだけなんですけど、そこまではけっこう周りの意見を聞いたりするんですよ。それで「なるほど!」って絶対的な自信が付いたらあとはもう誰が何を言おうがそこにいくっていう。だから今はそのちょっと前の段階だと思うんですよね。
──YOSHIKIさんも迷ったり人の意見を聞いたりすることがあるんですね(笑)。
それはもう(笑)。けっこう強引に生きてるようで世の中の流れを敏感に感じてるところもあるので。一応あまり世間とずれないように、アンテナを敏感に張ってるつもりです。
日本のオーディエンスを大切にしたい
──ロサンゼルスにいることで世の中の流れに対するアンテナが鋭くなったり、見えるものが違ったりということもありますか?
あると思いますね。やはりロサンゼルスって世界中の人たちが集まってくる場所なので、世界が見える、中心地の1つだと思いますね。音楽に関してはあんまりニューヨークって感じじゃないな。やっぱりロンドンとロスですかね。
──東京は?
東京も刺激的だと思います。ただやはり日本のマーケットは洋楽に比べてドメスティックなものが圧倒的に強いですから。
──X JAPANもViolet UKもワールドワイドなマーケットを見据えて制作をしている以上、日本だけを見ているわけにもいかないですよね。
でも同時に日本のオーディエンスのことはずっと大切にしていきたいと思ってます。もともとそこから始まってるんで。自分たちの土台はしっかり見つめていたいですよね。
──YOSHIKIさん自身も日本の音楽を聴く機会はあるんですか?
聴きますよ。この前はきゃりーぱみゅぱみゅのロサンゼルスのライブを観に行きましたし。
──どうでした?
面白かったです。あのサウンドはカッコいいですね。
──スタイルは違えど、世界を相手に活動しているわけですしね。
共感できるところはありますね。きゃりーぱみゅぱみゅ以外でもロスに来るアーティストはけっこう観に行くようにしてて。B'zも去年観ましたし。あとはスタッフにもらってミスチルのビデオを観たりもしてます。やっぱり曲がいいバンドだなって。
──なるほど。
ただ普通にライブを観てるだけですけどね(笑)。ロスでは今家が近いってこともあって、氷室京介さんとはたまに食事したり情報交換したりしてますけど。
S.K.I.NとV2
──ところでいい機会なので、別プロジェクトのお話も伺いたいんですが。例えばS.K.I.Nをまたやる可能性っていうのはあるんでしょうか?
そうですね、S.K.I.Nはみんなそれぞれ動いてて、なかなか全員が揃ってやれるときがないんで。たまにみんなで集まって飲んだりはしてますけど。
──S.K.I.NはYOSHIKIさんにとってどういうプロジェクトですか?
刺激的な友達が集まってなんかできたらいいなっていう。バンドってやっぱりタイミングが合うときは合うし、波長が合わないものを無理やりやってもみんなこじれていく。だからどこかのタイミングでS.K.I.Nが動く可能性もあるとは思います。そういうとき自分がちょっと強引にボタンを押して進めることもあるかもしれないし。
──タイミング次第ということは、例えば再びV2をやる可能性もあったりします?
ああ、この前日本に来たときにちょっと小室(哲哉)さんとも会ったんです。小室さんのスタジオに立ち寄って2人でしゃべってたんですけど、お互いに違う面を持ってるんで、やはり刺激を受けますよね。
──じゃあV2復活も?
ないことはないと思いますね。
気が狂いそうになるくらいの葛藤
──YOSHIKIさんにとって今はX JAPANとViolet UKが活動の両軸だと思うんですが、先日はゴールデングローブのテーマも制作していましたね。そうした形の作曲活動はこれからも積極的にやっていくんでしょうか?
そうですね、ラッキーなことに今もいくつか大きいお話をいただいていて、年内に発表できるものもあるのかな。それはとても光栄なことだと思ってます。
──依頼を受けて曲を作るときと自分のプロジェクトの制作では、何か違いがありますか?
X JAPANやViolet UKでは自分が作りたいものを作るだけですけど、誰かに依頼されたときに、その要望の中で自分の最大限を発揮するというのは難しいチャレンジですね。ただ意気込みは一緒です。
──どんなときでも適当なものは作れないと。
やっぱり全部真剣になっちゃうんですよね。もうちょっと効率よくできればいいんですけど。効率よく生きられないのかなっていつも思ってます(笑)。
──例えばレコーディングでは、具体的に何に時間がかかってるんですか?
今は録ったものをエディットしていく作業が一番多くて、1つのラインを1日かけてエディットしてるんです。いつも「この違いなんて自分しかわからないんだから」っていうのと「わかる人にはきっとわかるんだ」っていう2つの気持ちで、自分の中で葛藤が始まっちゃって。その違いをずっと追求しちゃうんですよね。
──周囲からのプレッシャーもあると思いますが。
早く出せっていうのと、ちょっとおかしいんじゃないかっていう(笑)。今、Violet UKで1曲に1年間かけてレコーディングしてる曲があるんですよ。エンジニアも「おかしい」って言うし、自分でもおかしいと思うんです。そんなに時間をかけて作って、何千万枚売れば経済的に成り立つのかって話もあって、その時点でおかしいんです(笑)。
──なかなか理解はされにくいかもしれませんね(笑)。
やっぱり自分の中のこだわりが捨てられなくて。でもそれを捨てなかったから昔の曲が今でも聴かれてるんじゃないかって思ったりもするんですよね。これまでもレコード会社から「いい加減にレコーディングを終えてくれ」と言われながら「いや、ここを直したいんだ」っていうギリギリの戦いの中、もうケンカ寸前の中でリリースしてきたんで。
──わかります。ファンもみんな「早く出してほしい」という思いはありますが、決してYOSHIKIさんがのんびり遊んでいて出ないと思ってるわけではないですからね。
その葛藤が誰にも見えないですからね。でも自分の中では気が狂いそうになるくらいの葛藤を繰り広げてる。ただ、音を聴いてもらえればわかるんじゃないかとは思います。
生身で伝えるライブがしたい
──最後にX JAPANの2014年のワールドツアーについても聞かせてください。現時点ではどんなツアーにしたいと考えていますか?
うーん、頭ではいろんなことを考えてるんですが、ステージに立ってしまうともう「今日終わってもいい!」っていうライブをやってしまうのがX JAPANだと思うんですね。自分が特にそうなんですけど(笑)。
──そうですね(笑)。
そう考えると、まずは途中で倒れずにちゃんと完走できるツアーにしたい。そのためにどうすればいいかを今必死で考えてます。
──内容についてはいかがですか?
構成的には再結成後の新曲もやって、昔のX JAPANもあって、その両方観れるっていう形にしたいですね。あとはステージセットに頼らないというか、もちろんレーザーとかいろんなものは使えればいいと思うんですけど、生身でも電球1つでも「みんなに伝えてやる!」っていうその感覚。それを前のツアー以上に、さらに大事にしていきたいって思ってます。
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