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残念ながらX関連のことには触れていませんが…。
まあ今度出るリミックスアルバムの
プロモーションの一環ですから仕方ないですけどね(笑)
 
 
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HMV ONLINE
http://www.hmv.co.jp/en/news/article/1302210024
 
2011年12月に2枚同時にリリースされた「TREE OF LIFE」、「FLOWER OF LIFE」の‘ネクスト・レベルの作品’と本人が言う程に、単なるREMIXアルバムではない、SUGIZOの新作「VESICA PISCES」。このインタビューを読んでいただければわかるが、この作品は‘ロックバンドのギタリストが作るダンスミュージックのアルバム’ではなく、‘ダンスミュージックをルーツに持ったロックギタリストが作った素晴らしきダンスミュージックのアルバム’と言えるでしょう。豪華という表現ではチープに思えるほどの衝撃のリミキサー陣の事や、制作の経緯などを中心に、SUGIZOとダンスミュージックの関係性も垣間見える興味深いインタビューとなっています。これを読んで、さらに「VESICA PISCES」を深く聴き込んでもらいたい。
 
インタビュー原稿作成:HMV 馬場洋弥
 
---今作「VESICA PISCES」は、2011年に同時リリースされた「FLOWER OF LIFE」と「TREE OF LIFE」に連なる3部作の最後のアイテム、という位置づけという事ですが、このリミックス曲を集めたアルバムをオリジナル・アルバム2枚と同じ流れという位置付けにしたのには、既存曲のリミックスだとしても、それが単なるREMIXヴァージョンというわけではなく、新曲と思えるほどのクオリティーだったから、なのでしょうか?また、別の理由があればお教えてください。
 
 SUGIZO(以下SGZ):その通りです。内容の濃さ、クオリティー、制作のプロセス、などがオリジナル・アルバムに匹敵する密度を持った作品が生まれたと自負しています。「FLOWER OF LIFE」と「TREE OF LIFE」のネクスト・レベルの作品であると感じています。
 
---リミックスをする曲の選曲は、それぞれのリミキサーの方が選んだのでしょうか?それとも、SUGIZOさんからこの人にはこの曲をリミックスして欲しい、という意向があったのでしょうか?
 
SGZ:曲に、リミキサーによります。The Orb vs YouthやJoujoukaには僕の方から是非この曲で!とお願いしましたし、逆にMinilogeやDJ YUMMYさんらは先方から是非この曲をやらせてほしい、と要望がありました。
 
---驚きだったのはThe OrbとKilling JokeのYouthとのVSという名のコラボだったのですが、このコラボの実現、そしてこの大御所中の大御所にリミックスを依頼するに至った経緯をお伺いできますでしょうか?
 
 SGZ:単純に僕が彼らの大ファンなのです。基本的に昔から('97年からリミックスワークは頻繁にトライしています)単純明快で、僕が大リスペクトするアーティストにリミックスをお願いすることが常になっています。加えてアレックス・パターソンも、Youthも、System 7のスティーヴやJuno Reactorのベンも、ルーツはロックであり、生楽器の響きを大変良く理解している本物のミュージシャン&エンジニアです。 彼らがダンスミュージック、テクノの世界で才能を発揮し手腕を振るっていることが素晴らしいですし、何よりも僕もそのスタンスに共感を強く覚えます。
 
---前作アルバム制作時にもコラボされていた、こちらも驚きのDub Master Xさんの参加ですが、 調べると以前からSUGIZOさんのライヴの裏方としても参加されていたようで、出会いのきっかけを教えてください。
 
SGZ:上記と近い理由です。僕は日本のダブシーンを牽引してきたDubさんの音の大ファンなので、3年程前から彼にライヴのエンジニアリングをお願いしています。所謂エンジニアのスタンスを越えて様々な的確なアドヴァイスをいただいたり、ライヴ中にリミックスさながらの強烈な音響処理を施してくれたり、僕のライヴ表現の上でDubさんの存在は極めて重要です。
 
---ご自身がリミックスする曲を「ETERNAL FATIMA」に選んだ理由を教えてください。
 
 SGZ:オリジナルの「FATIMA」制作段階から、この曲は壮大なアンビエント・トラックになり得るという確信がありました。いつかそれを制作してみたいとずっと思っていました。
元々強烈に宇宙的なイメージに引っぱられて生まれたサイケデリックなトラックですが、このリミックスでその感触がより明確に表現できたと自負しています。
 
---本作の中で、リミックスされて戻って来た時に、一番(良い意味で)驚いた楽曲はどの曲ですか?またその理由もお伺いできますか?
 
SGZ:Ubar Tmarさんの「THE MAD FORRY」ですね。本当に彼は鬼才ですね。 いつも彼のトラックの強烈さ、所謂ダンスミュージックの常識を逸脱した超個性に驚嘆しています。
 
---本作でリミックスをしてくれたアーティスト以外に、この人にもお願いしたい、という方がいれば教えてください。
 
 SGZ:大御所ではやはりPaul OakenfoldやAutechreです。単純に彼らのファンです。若手ではギリシャのクリエイターDouskですね。彼の美しいトラックが大好きです。
 
---2011年リリースの2作品にもダンスミュージックの側面がありましたが、本作は更にSUGIZOさんのダンスミュージックの側面が強い内容となりました。元々のロックバンドのギタリストである時と、ダンスミュージックを制作する時というのは心境的な違いはありますか?また楽曲へのギタリストとしてのアプローチに差はありますか?
 
SGZ:テクノやニューウェーヴが僕のルーツなので、ダンスミュージック表現は僕にとってじつは自然な行為なのです。単純にロックバンドのギタリストとしての活動が世間に強く認知されてしまっているだけで、僕にとってはどちらも重要なスタンスです。
 
---本作でもリミキサーとして参加しているJUNO REACTORに加入して、ミュージシャンとして大きく変化した部分はありますか?
 
 SGZ:本当に多くの強烈な音楽体験を世界各国で享受させてもらっています。自分ではあまり実感ありませんが、ダンストラックの中での生楽器の最良なアプローチ法、グルーヴの持って行き方など表現者としての変化はあるはずです。そしてなによりも世界中どこでプレイしても日本人の自分自身のままでいいんだ、そうあるべきなんだ、と強く実感することができました。
 
---最後に、CDという音楽の媒体、またCDショップに関して今思う事をお伺いできますか?
 
SGZ:CDというフォーマットは僕らの世代にとってはもの凄く大切なものです。時代はデジタルやレンタルが主流になってきていますが、僕は今でもお気に入りのアルバムはCDで所有したいです。願わくはこれからもずっとCDが、CDショップが音楽にとって大切なものであってほしい。そう願わずにはいられません。
 
 
 
VESICA PISCES / SUGIZO
 
[2013年3月6日発売]
2011年12月に2枚同時にリリースされたSUGIZOのアルバム「フラワー・オブ・ライフ」そして「ツリー・オブ・ライフ」。この2枚組に連なる形でSUGIZOサウンドの方向性を決定付ける3部作のラストピースとして2013年3月にリミックスアルバム「ヴェシカ・パイシス」が放たれる。「ヴェシカ・パイシス」とは、2つの円の重なりが、神聖世界と物質世界の交差点である神聖シンボル、ピタゴラスの”魚の計量”、そして創造の はじまりに由来し「フラワー・オブ・ライフの基本モチーフ」そして「ツリー・オブ・ライフの上面」という解釈もされており、その象徴性を様々な解釈で位置付けられている。そんな「ヴェシカ・パイシス」の名を冠したコンセプチュアルなアルバムには、SUGIZO自らのセルフリミックスを含め、国内外の錚々たるアーティストがリミキサーとして参加。海外からは先日のコラボレーションLiveの記憶も新しい「SYSTEM 7」。SUGIZO自身もメンバーとして活躍する「JUNO REACTOR」。U.K.エレクトリックミュージックの頂点「The Orb」、初期メンバーでもあり、昨今ではピンクフロイドのデヴィッド・ギルモアx The Orbという軌跡のコラボレートをプロデュースしたキリング・ジョークのベーシストでも知られる「Youth」と共に参加。ヨーロッパを中心に絶大なる人気を誇る北欧の2人組「Minilogue」。国内からは名高いトラックメイカーで、SUGIZOの相方としても知られる「SINE6」。10年前にはElectrical Lovers名義にてSUGIZO楽曲をリミックスしていた女性プロデューサー「DJ AMIGA」。アンダーグラウンドシーンのマッド・プロフェッサー「UBARTMAR」。トランスシーンの第一人者DJ TSUYOSHI率いる3ピースバンド「JOUJOUKA」。自身のレーベルDONUTZ TRAXでの活躍も含め、国内外のシーンで今最も注目されている「DJ YUMMY」と、ジャンルを問わずSUGIZO自身が今最もリスペクトするクリエイター達が集結した、音楽が表現する神聖幾何学。また、今回のアルバムのアートワークには「大友克洋原画展」のメインヴィジュアルや、エヴァンンゲリオンとルミネのコラボレーション「LUMINELV」等を手がける新鋭コラージュアーティスト河村康輔が担当。
 
 
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clubberia
http://www.clubberia.com/interviews/566-SUGIZO
 
- 今回のアルバムは、2011年の12月にリリースされた「FLOWER OF LIFE」の楽曲を、リミックスという手法でよりコアなダンスミュージックに生まれ変わらせています。こうした試みは、本作に始まった事ではなく「FLOWER OF LIFE」と同時にリリースされた「TREE OF LIFE」然り、2007年にリリースされた「SPIRITUARISE」でも、リミックスアルバムという定義で楽曲が構成されていますし、そもそもSUGIZOさん自身がセルフリミックスや、ヴァージョンアップを計るという事も多く見受けられます。ダンスミュージックのフィールドではリミックスという行為は日々行われている音楽表現ですよね。やはり、ダンスミュージックへのアプローチと言う事が、メインテーマとなっているのでしょうか?
 
 もちろんそれもありますが、僕にとっては音楽をより進化&変貌させることが、とにかく魅力的なのです。元曲の素材を駆使して新しい音楽が生まれる、元曲のDNAを受け継ぎ新しい命が生まれる、その行為がとてもクリエイティヴで、僕の音楽表現に欠かせないものになってきています。そして何よりも、さまざまなクリエイターたちからいい刺激を受けることができますし、学ぶことができます。
 
- Juno Reactorのギタリストとして2006年より活躍を始めている事で、これまでに多くのヨーロッパのダンスミュージックフェスティヴァルなども経験して来られたと思います。そのような経験の中で、より一層ダンスミュージックとの接点が深くなるのは必然かと思うのですが、Juno Reactor参加以前と以降でのSUGIZOさん自身の音楽に対する考え方やスタンスに決定的な変化を与えたような事はありますか?
 
 昔、特に90年代は日本人であることにコンプレックスを感じていました。欧米の音に憧れ、影響を受け、少しでもそこに近づきたかった...。でもJunoの活動を経て、すなわちさまざまな国のミュージシャンたちとの音楽的繋がりを経て、またさまざまな国のクラウドたちのエネルギーを得て、「自分は自分のままでいいんだ」「日本的感覚はコンプレックスではなく、強みなんだ」ということを今は確信できています。
 
- Youthは、前作「TREE OF LIFE」にもElan Vital in Heavenのリミキサーとして参加していましたが、今回はThe Orb vs Youthという名義でのクレジットとなっています。Youthは、キリングジョークのベーシストであり、時に多くのメジャーシーンのアーティストのプロデュースを行い、ポール・マッカートニーとバンドを組んでいたりもします。LUNA SEA、X JAPANというバンドでのメインフィールドを持ちながら、ダンスミュージックに傾倒していると言う姿勢と、Youthのミュージシャン的スタンスには、共通点を感じるのですが、このように、ロックとエレクトリックミュージックの融合を積極的に行っているスタイルでの作品作りに対するヴィジョンがあるのであれば教えてください。
 
 そうですね、Youthの存在感、スタンスにはとても共感していますし、憧れでもあります。Youthもそうだと思うのですが、ロックバンドとしての表現と、エレクトリックミュージックとしての表現、双方があって僕というアーティストが形成されているのです。さまざまなエレメンツが重なり合って初めて自分になるのです。そういうアーティストは少なくないはずです。大切なのは手法じゃないんですよね。どんな景色を、そんな世界を音で表現したいかということなんです。例えば「サイケデリック」をロックバンド側の方法論でアプローチすることと、エレクトリックの方法論でアプローチすること、手法は違っていても感じたい感覚、目的は同じなんです。音の質感は違っていても観たい景色は同じなんです。
 
- そうした事で言うと、SYSTEM 7も、ジャンルを超越して音楽活動をしているパイオニアですよね。プログレッシヴバンドGONGから数えるとミュージシャン歴が40年を超える大ベテランでありながら、最新の音楽を常に取り入れ続けている人たちです。昨年SYSTEM 7 x SUGIZOとしてライブを行われましたが、一緒にやられてみていかがでしたか?
 
 流石でした。まさにその道のパイオニアという風格で、やはり僕の大リスペクトする存在です。全く無駄がなく、出音はどんな状況でも安定していて素晴らしく、世界中どこでプレイしても確実に彼らのスタイルを余すところなく表現できる真の実力の持ち主ですね。
 
- DJ TSUYOSHI率いるJoujoukaですが、TSUYOSHI君は、DJとなる以前はバンドのドラマーでもあるのですが、90年代のレイヴカルチャーをオンタイムで体感し、トップを走り抜けたDJというのが、彼のメインフィールドとして存在しています。そんな立場から、バンドというスタイルでエレクトリックミュージックとロックを融合させようという姿勢は、SUGIZOさんのアプローチとは逆の立場から、エレクトリックミュージックとロックを融合させようとしているバンドだと思うのですが…。
 
 TSUYOSHI君とは違った立ち位置ながら、同じ志を持って全霊で活動している、いわば戦友のような関係です。僕らの音楽的志向、ルーツは驚くほど近くて、僕らが10代のどこかの段階で彼はターンテーブルを選び、僕はギターを選んだ。それだけのことだと思います。
 彼の音楽体探究心、センス、知識、スキル、どこをとっても僕のド真ん中ですし、とてもリスペクトしています。僕らの愛する音楽性がジャンルを超えて交わって新しいスタンダードが生まれる、常にそこを求めています。その交わり、すなわちヴェシカ・パイシスですよね、それこそが音楽表現を次の次元に牽引する礎なのではないか、と思います。
 
- Dub Master XさんはSUGIZOさんのライブの際にはPAを担当されていたり、SiNE6 a.k.a. MaZDAは、昨今のUGIZOサウンドクリエイトのパートナーでもありますよね。こうした、常に現場を共有する仲間にリミックスを依頼するのはやはり安心感が違うと思うのですが、彼らとの出会いのきっかけはそもそもどのような所からだったのですか?
 
 元々僕は、彼らの音楽のファンでした。彼らは素晴らしいクリエーターです。いつもリスペクトする、刺激を受けるアーティストとコラボレーションしたい。とてもシンプルな表現欲求です。DubさんからもMaZDA氏からも、つねに強烈にインスパイアされます。同時に今ではかけがえのない仲間でもあります。
 
- DJ YUMMYさん、DJ AMIGAさんと、今回女性クリエイターが2組が、参加されています。AMIGAさんは「SPIRITUARISE」収録の"SUPER LOVE-IN"にElectrical LOVERS名義で参加されていましたが、その時のリミックスとは全く異なり、今回の作品は良い意味で期待を裏切られたのですが、SUGIZOさんが企画の段階でAMIGAさんにリミックスを依頼しようとした際には、前作のイメージがあっての事だったのですか?
 
 僕はElectrical LOVERSが大好きでした。そして近年彼女はDJ AMIGAとして活動の場をどんどん広げている。素晴らしいことです。ぜひDJ AMIGAとしての彼女の音を僕の音楽と融合させたかった。そして期待通り最高にクールなトラックに仕上げてくれました。
 
- YUMMYさんは今回のリミックス企画で真っ先に「この曲を私にやらせて下さい!」と「ARC MOON」を指名して来たそうですが、そんな彼女も含め、全てのアーティストが、自分が担当する楽曲が他のアーティストと被る事無く、奇麗にそれぞれのテイストに合った曲をリミックスされているように思います。誰にどの曲を担当してもらいたいと言うようなヴィジョンは既に有ったのでしょうか?
 
 曲、リミキサーによります。The Orb vs YouthやJoujoukaには僕の方から是非この曲で!とお願いしましたし、逆にDJ YUMMYさんやMinilogeらは先方から是非この曲をやらせてほしい、と要望がありました。
 
- これまでにSUGIZOサウンドのリミックスを行ったアーティストの再起用と言う事では、今回、uvAntam a.k.a. Ubar Tmarも、その1人ですが、彼の楽曲制作の根源にあるものや、作品作りのモチーフになっているものを辿って行くと、SUGIZOさんと重なり合うポイントが明確に観て取れるのですが、例えば、これまでのUbar Tmarアルバムのアートワークを遡っても、神聖幾何学をモチーフにした作品がほとんどですし、作曲に関しても黄金比やフィボナッチ数列を用いて制作していたりと、観ている方向が非常に近い存在かと思います。
 SUGIZOさん自身は、既にこうした共通点を見抜いてのUbar Tmar起用と言う事だったのですか?また、いつ頃から、何がきっかけで彼の作品に興味を持ち始めたのか教えてください。
 
 Ubar Tmaさんが神聖幾何学や数列に傾倒していることは、以前は全く知りませんでした。ただ彼の作品の中から不思議なほど強烈な感覚と、何か普通とは違うスピリチュアリティを感じていました。昔から彼の音楽は特別でしたよね。とてもリスペクトしていました。さらに、近年知ったのですが、80年代後半に彼が在籍していたあるバンドのことが僕は大好きだったのです。その事実を知ったときは驚愕でしたね。
 
- このように比較的、SUGIZOリミックス作品の常連が名を連ねる本作の中で、今回初登板しているのが、スウェーデンの2人組、Minilogueです。彼らは今、ヨーロッパで最も人気があるテクノ/ミニマルのアーティストですが、そうした意味でも今回の作品中、北欧のディープなサウンドスタイルでのリミックスワークによって、SUGIZOサウンドがどのような形に仕上がってくるか、とても楽しみでした。実際の仕上がりを聴いた感想を教えて下さい。
 
 Minilogueは、FATIMAという耽美的な曲を最上級のミニマルの極みのようなトラックにリミックスしてくれました。元曲が持っている宇宙的感覚を踏襲しながら、じっくり徐々に盛り上がる恍惚の音楽に仕上げてくれました。さすが、素晴らしいです。
 
- 御自身でもFATIMAをセルフリミックスとして、再構築されていますが、オリジナルヴァージョンとは一転し、リミックスアルバムの最後を締め括るような形のチルアウトサウンドとなっています。ダンスミュージックを軸としたリミックスアルバムの中、敢えて御自身の作品はチルアウトに仕上げた心境はどのような事からなのでしょう?
 
 オリジナルヴァージョンの制作段階から、この曲は壮大なアンビエントトラックになり得るだろう、という確信がありました。いつかそれを制作してみたいとずっと思っていました。もともと強烈に宇宙的なイメージに引っぱられて生まれたサイケデリックなトラックですが、このリミックスでその感触がより明確に表現できたと自負しています。銀河の中心でこれ以上無い強烈な光を浴びているような、悠久の時間をかけて銀河を旅しているような、そんなイメージです。
 
- 曲名に関してなのですが、例えば、オリジナル楽曲は「CONSCIENTIA」や「MESSIAH」ですが、リミックス楽曲は「CONSCIENTIA ERA」、「FINAL OF THE MESSIAH」と、原曲タイトルに新たなニュアンスが付け加えられています。通常の楽曲目に◯◯Remix という表記をせずに、曲名を変えてしまうと言う発想は、斬新に見えるのですが、この辺りのアイディアに関して教えて頂けますか?
 
 僕のリミックスワークは'97年から、つまりソロワークを始め時点からずっと続いているのですが、当時からすでにそのようなアプローチをしていました。僕にとってリミックスという行為は、単なるミックス違いやヴァージョン違いというレベルのものではなく完全に新しい音楽に変貌させる行為だと思っています。元曲のDNAを受け継ぎつつ、新しい種が生まれる訳です。なのでタイトルも元曲を踏襲しながら新しく命名したいのです。
 
- LUNA SEA名義とSUGIZO名義での楽曲制作行程で明らかに違ってくるのはどのような事がありますか?
 
 バンド形態で音楽を生むのか、フォーマットの縛りが無い状態で音楽を生むのか、の違いです。まあフォーマットが無限、とは言っても近年の僕のソロはダンスミュージックに完全にフォーカスをしていますが。あとは何より大きいのがRYUICHIが歌うのか、そうではないのか、の違いです。
 
- 今回のアートワークに河村康輔君を起用しましたが、彼はコラージュと言う手法を用いた作品を得意としています。コラージュは、音楽に置き換えればリミックスと言う作業と同じ解釈ができると思うのですが、まさに本作品ではこれまでのSUGIZO作品のジャケットに登場したグラフィックが随所にちりばめられています。
 音楽のコンセプトを視覚的に表現すると言う事において、このアートワークは成功していると思うのですが、改めてCDとして完成したヴァージョンをご覧になって如何ですか?
 
 強烈なインパクトを持つデザインになりましたよね。なので評価は賛否両論ですが、現代社会に対するアイロニカルな意思を河村さんは表現したかったはずなので、自ずと強烈な、痛々しいトーンにはなってしまうのでしょう。僕と彼はモンティ・パイソンが大好きだというところで意気投合したのですが、今回のアートワークはテリー・ギリアム的なニュアンスも含んでいますよね。
 
- 今回の作品をダンスミュージックファンに聴いてもらいたいポイントと、従来のSUGIZOさんファンに聴いてもらいたいポイントというのは、SUGIZOさんの中では同じですか?もしくは、それぞれに違ってくるのですか?
 
 うーん、どうだろう…。皆さんがそれぞれ好きに捉えてもらえたらいいと思います。
 
- そして、それぞれのシーンのファンの皆様に、今回のリミックスで最も注目してほしいポイントがあればお伝え下さい。
 
 SGZの音楽と、偉大な巨匠や鬼才たちの手腕がガチで火花を散らして起きた化学反応は、想像以上に至福の音になりました。ダンスミュージック作品としても、サイケデリック作品としても、素晴らしいものが生まれたと自負していますので、皆さんぜひ楽しんでください。
 
 
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