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■挑戦続けるロックの異才
東京ドームで約10年ぶりに復活公演を行い、3日間で計約15万人を動員した。
「準備がギリギリだったので後半はノリで押し切った感じ。観客のみなさんに助けられ、無事終えることができた」
バンドのリーダーでドラム奏者兼ピアノ奏者。激しく疾走(しっそう)するようなヘビーメタル曲から、ピアノが中心の美しく壮大なバラード曲まで、振幅の激しいこのバンドの特異な音楽スタイルを支える異能の男。その語り口は控えめだが、秘めた強さがにじむ。
◇
バンドの再結成話が持ち上がったのは「昨年の8月か9月」という。再結成のうわさが流れ始めたころ、ハリウッドの人気ホラー映画「ソウ4」(昨冬公開)のテーマ曲制作の依頼がきた。
「そこで、この新曲『I・V・(アイヴィー)』をX JAPAN名義で発売したら面白いのでは、と。ほかのメンバーにも相談して実現したのですが、予想以上にでき映えが良く『じゃあ、みんなでステージに立ってみる?』と盛り上がり『どうせやるなら東京ドームだよ』という風に話がどんどん進んで…」
それでも復活公演がこれほどの反響を呼ぶとは思っていなかった。当初予定は2日間だったが、予想以上にチケットが売れ、急遽(きゅうきょ)、1日増やして3日間になった。
初日(3月28日)のステージを見て、なぜこれほど大勢の人が彼らの復活を望んだのかがよく分かった。機材トラブルで開演が約2時間20分も遅れ、演奏曲目は大幅に変更。おまけに当人はアンコールの最後に失神し、ドラムセットに頭から倒れ込み公演は終了…。
アンコールも含めすべて予定通りに進行するのが当たり前になったロック公演だが、かつてはそうではなかった。
1980年代後半に世界を席巻した米バンド、ガンズ・アンド・ローゼズは私生活もステージもハチャメチャ。気に入らなければアンコールも放棄。暴れる観客を警備員が放水で鎮圧する…。ガンズが米で「最後のロックバンド」と呼ばれる所以(ゆえん)である。
「最近のロックはお行儀がよすぎます。ガンズの例は極端ですが、すべてが決まり切ったステージは良くないと思うし好きじゃない。予定通りやらないと『プロじゃない』と批判する人がいる。ではプロの定義とは何ですかと逆に問いたい。コンサバ(保守的)に仕事をこなせばプロですか?」
◇
「毎月、クラシック音楽のLPがたくさん自宅に郵送される」というアカデミックな家庭環境で育った。「小学校5年生までクラシック音楽以外、聴いたことがなかった」。人生を変えたのが米のバンド、キッス。「彼らのライブ盤『アライヴII』(77年)でロックの道に入りました」
今、ロックも映画も面白くなくなったといわれる。映画では素人の法律家や会計士、投資家たちが作品の内容に口をはさむ。
世界の映画・音楽産業の中心地、ロサンゼルスに居を移して約10年になるが「僕もそれは感じます。業界全体がチャレンジ精神を欠いています。それは結局、自分で自分の首を絞めていることなのに…」
仏や米での公演も決まった。本格的な世界進出だが「行き当たりばったりで階段を上っている感じです。特に目標は立てていません。ネットの登場以来、5年後のことすら予想できない世の中ですから」(文 岡田敏一)
◇
【プロフィル】YOSHIKI
ヨシキ 幼なじみだったTOSHI(ボーカル担当)とともに昭和57年にXを結成。平成元年にメジャーデビューし、妖艶(ようえん)な化粧などが特徴のビジュアル系ロックバンドの元祖として人気に。世界進出に伴う平成4年、X JAPANに改名。平成9年解散。2つのバスドラムを激しく連打する演奏法で知られる。最も好きなドラム奏者は米のテリー・ボジオ。
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