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BARKS
●【イベントレポート】YOSHIKI、『YOSHIKIMONO/ヨシキモノ』ファーストコレクションを発表
10月17日(土)渋谷ヒカリエで開催された「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク東京」のグランドフィナーレにて、YOSHIKIがデザインしたキモノブランド『YOSHIKIMONO/ヨシキモノ』がファーストコレクションを発表した。
各界の国内外有力メディアやバイヤー、タレント、モデル、クリエイター等のセレブリティ、経済界の大物など、会場には入れきれないほどの約1200名が詰めかけており、このショーへの感心の高さが伺えた。ランウェイの中央にはYOSHIKI愛用のクリスタル・ピアノが置かれ、力強い和太鼓の生演奏から「YOSHIKIMONO」のファーストコレクションがスタートとなった。
YOSHIKIは般若の姿で現れ、ランウェイからそのままピアノとストリングスの生演奏に移り、ベートーヴェン ピアノソナタ第14番「月光」、チャイコフスキー「白鳥の湖」、そして「ART OF LIFE」と続き、クライマックスではファーストルックを着用したモデルが、再度登場し、演奏中のクリスタル・ピアノの上でポージングするという見せ場が繰り広げられた。フィナーレには「I’ll Be Your Love」をバックに、20人のモデルがランウェイにラインナップされた。
音楽同様、YOSHIKIがめざす“伝統と革新の融合”をベースに、固定観念から脱却した独創的なクリエーションが織り込まれた全20ルックが発表され、「日本の伝統文化であるキモノを世界中に紹介したい」という強い信念とともに、キモノブランド「YOSHIKIMONO」が華々しく紹介されるひとときとなった。
●YOSHIKIMONO
YOSHIKIが創造するKIMONOブランド。実家が呉服屋だったYOSHIKIは、日本の伝統文化である着物を世界中に紹介したいという強い信念のもと、京都の老舗着物メーカースコープココの加納圭悟との出会いにより、自らのキモノブランド「YOSHIKIMONO」を立ち上げた。2011年3月に国立代々木競技場第一体育館で行われたアジア最大の音楽とファッションのコラボイベント「ASIAGIRLSEXPLOSION」で初めて披露され、2015年10月メルセデス・ベンツファッション・ウィーク東京において本格的にコレクションデビュー。
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FASHION PRESS
●ヨシキモノ ファーストコレクション - デザイナーYOSHIKIが着物で世界に勝負を挑む
ヨシキモノ(YOSHIKIMONO)のファーストコレクションが、2015年10月17日(土)に、渋谷ヒカリエで発表された。
ソングライター、ドラマー、クラシックのピアニストとして活動中のYOSHIKI(ヨシキ)。彼の音楽とファッションを融合させたいという構想から生まれたブランドが「ヨシキモノ」だ。海外を拠点するYOSHIKIが、客観的な視点で見る日本の着物。呉服屋の息子、という育ちもクリエーションに影響を及ぼしているという。
コレクションを象徴するスタイルは、ファーストルックから登場。着物にパンクなスタッズシューズと網タイツを合わせたコーディネートで、見るものに大きなインパクトを与えた。また敢えて、胸をはだけたり、ロングブーツを合わせたり、マスクや目隠しを着用したりなど、着物を着崩して、和洋のクールな雰囲気が解け合った着こなしを提案する。日本の伝統的な格好良さに、海外の視点から見た新しい解釈を加えている。
また花柄を中心に、チェックやストライプ、レオパードなどモダンな柄を投入。色味も鮮やかなブルーやピンク、レッドなどを使って、着物でロックを感じさせるという斬新さ。加えて外国人モデルがしっかりと着こなせているところから、世界に通用する着物のシルエットに仕上げていることが分かる。これまで世界を音楽で席巻したデザイナーYOSHIKIが、今度は着物で世界に勝負を挑んだコレクションとなった。
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AFP BB NEWS
●ロックをイメージした「着物」登場、Yoshikiデザイン 東京ファッションウィーク
【10月19日 AFP】「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京(Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO)」はこの週末、セクシーにアレンジした日本の伝統衣装「着物」をフィーチャーしたショーで閉幕した。最近、女性のワードローブに着物がひっそりと戻ってきつつある中でのイベントとなった。
主要都市において着物を着る女性を目にすることは決して少なくないが、その「とっつきにくさ」から、着物は普段着というよりも、特別な機会に着る晴れ着としての扱いを受ける傾向にある。
「とっつきにくさ」の主な理由の一つとして挙げられるのは、いわゆる「着付け」の必要性だろう。着物に関心のある多くの女性たちは、数か月にわたるレッスンを受けるか、それともあきらめて簡単な洋服を着るかの選択を迫られる。
しかし、ファッション産業から着物に寄せられている新たな注目は、着物の生き残りに大きく貢献するかもしれないと専門家らはみている。
■ヒョウ柄や毛皮も
京都の着物染織家の家に生まれ、20年以上にわたり「衣」に携わってきたデザイナーの斉藤上太郎(Jotaro Saito)氏は、ファッションの未来において変化は重要だと考えている。
斎藤氏は、デザイナーには一般社会からの要求に応える必要性があり、また伝統的なデザインを変えて現代の女性の生活に合った服を、その伝統的な魅力を失うことなく手掛けることが求められていると説明した。
斎藤氏が使う素材は、デニムやポリエステルなど実用的な素材から高級絹に至るまで幅広い。その柄も革新的で、毛皮に縁取られたフードなど流行のデザインも取り入れている。
17日夜のショーでは、ロックバンド「X JAPAN」のメンバーYOSHIKIと京都の染色工房とのコラボレーションが実現。ランウエーには、体にぴったり密着した着物やミニスカート丈の着物が鋲やレザー、ハイヒールのブーツなどと一緒に登場した。
伝統を重んじるいわゆる「保守派」の人々は当初、これらデザイナーたちの新しいアプローチに警戒感をあらわにしたが、それも近年変わってきたと「Kimono Now」の著者である岡崎真奈美(Manami Okazaki)さんは語る。
岡崎さんは「当初、デザイナーたちが行っていた新たな試みへの風当たりはかなり強かった。しかし今では広く受け入れられており、こうした現代的なアプローチは、より若い顧客を引きつける懸け橋となるかもしれないとも考えられている」と述べ、そしてその背景には「新しいデザインの着物を受け入れた若い人たちが、将来的により伝統的な着物への関心を持ってくれることへの期待がある」と分析している。(c)AFP/Ammu KANNAMPILLY
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