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hide TRIBUTE IV & Vの発売に先駆けて、
様々なところで参加アーティストのインタビューが掲載されています。
そんな自分は購入したのですが、
まだちゃんと聞いていなかったり…。
もちろんIIもIIIもちゃんと聞いていませんが…(汗)
ただ、YouTubeで聞いた限りでは、
IVが一番面白く聞きごたえのありそうな出来になってそうですね。
ガラッと変えたアプローチだったりは面白かったりします。
そもそもクラシカルなものが好きということもあるかもしれませんが。
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BARKS
●『hide TRIBUTE IV -Classical SPIRITS-』参加アーティストからコメント到着「得意な分野を最大限発揮する事が、hideさんのファンに対する礼儀」
hideトリビュート“SPIRITS”シリーズ第2弾となる『hide TRIBUTE IV -Classical SPIRITS-』と『hide TRIBUTE V -PSYBORG ROCK SPIRITS- ~CLUB PSYENCE MIX~』が本日8月28日に2枚同時リリースされたが、『hide TRIBUTE IV -Classical SPIRITS-』では、“クラシカル”をテーマにhideの楽曲からインスパイアされた気鋭のアーティストが集結した。
その参加アーティストのなかから代表して、酒井健治、谷本光、はなわちえ、SINSKEの4人よりリリースに際してのコメントが届いたのでお届けする。
それぞれのhideへの想い、トリビュート参加の意義。その熱きスピリッツを各コメントから感じていただきたい。
◆ ◆ ◆
■酒井健治 参加楽曲:「In Motion <現代音楽 ver.>」
自分の得意な分野を最大限発揮する事が、この万華鏡の様な美しいアルバムに参加する事の大きな意義であり、hideさんへの最大限のオマージュ、そして永眠後早くも15年が経過しましたが、今もなお、彼を応援し、支えていらっしゃるhideさんのファンに対する礼儀だと考えております。
原曲をクラシックの楽器にそのままコピーしただけのアレンジでは無い、原曲をリスペクトした、クラシックの楽器に相応しい楽曲に作り直す事が出来るのならと、今回のアルバムに参加する事を決意しました。 僕は電子音楽の仕事もしていて、最初はギターのノイズをアレンジして、クラシックの楽器に重ね合わせる事も考えたのですが、この楽曲を分析していると、ノイズの奥底にはとても美しいコード進行や良く練られたメロディーが存在している事が判りました。表層的な音の表情を捉えるよりも、より奥にある美しさを引き出すにはフルート、オーボエ、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの管楽器や弦楽器、それを支えるピアノの室内楽の編成が最も相応しいと思い、原曲の魅力を違う形で、しかも奥底から丁寧にこの楽曲の価値をすくい上げようと試みました。
■谷本光 参加楽曲:「ever free <トリック・ギター ver.>」
僕が中学生の頃、ギターではなくベースを弾いていたのですがhideさんのROCKET DIVEやever free、そしてX JAPANの曲を練習していました。思い返せば学生時代はhideさん談義で友達と盛り上がり、そしてプロになってからは有り難い事にヨーロッパ・アジアで公演する機会に恵まれていますがどこの国へ行っても必ずhideさんの大ファンの外国人の方がいて僕が日本人だと分かると特にhideさんが大好きだという話になり素晴らしい音楽は国境を超えるものだという事を再認識させて頂きました。
今回、hideさんのトリビュートアルバム参加のお話を頂いて非常に驚き、そして本当に本当に嬉しかったです!同時にどういったアレンジにしようかとても悩みました(笑)
ever freeを最初6弦アコースティックギターでバラードのみでしっとりとしたアレンジしようと思ったのですが、色々悩んだ末に全編12弦ギター1本のソロギターアレンジで前半バラード、後半激しくという2部構成にしました。冒頭部の両手タッピングはギターをピアノのように全て押して弾いています。その直後の民族楽器みたいな音はトレモロとアルペジオを組み合わせて出しています。バラード部では所々アコーディオンみたいな音がうっすら鳴っていますが12弦で弾いてる弦以外が共鳴弦として鳴り、あのような効果となっています。後半の激しくなってからのギターを叩く音・ベースライン・メロディ・ハーモニーはギター1本で同時に演奏しています。レコーディング前日にアレンジが出来上がったのですが弾いてみると予想以上に難しかったのでかなり練習しました(笑)。
■はなわちえ 参加楽曲:「Beauty & Stupid <三味線 ver.>」
パイオニアとして日本の音楽史に素晴らしい記録だけではなく、多くの人の記憶に残る存在として、永遠に光を浴び続けるhideさん。津軽三味線は言葉を紡ぐことはできませんが、歌を唄うように表現する事を心がけ演奏いたしました。枠に捕われず、生涯をかけ新しい道を切り拓き続けたhideさんに敬意を表すとともに、私も一人でも沢山の方々の記憶に残る音楽を作っていきたいと思います。今回この作品に携わらせて頂けたことを誇りに思います。Love you.
■SINSKE 参加楽曲:「HURRY GO ROUND <マリンバ ver.>」
hideさんの作品をアレンジ、演奏させて頂いたことを非常に光栄に思っております。またそれと共にファンの皆さまの思い出を、独自の世界観を失わないように、 そしてhideさんの想いをマリンバ奏者としての自分の持つフィルターを通して、hideさんとコラボレーションしているような違った形で表現させて頂ければと思い、取り組ませて頂きました。春になったら僕もいつかhideさんにお会いして、この音源をお渡して聴いて頂きたいと思います。
日本公演で共演する世界で活躍する中国人マリンバ奏者の友人から連絡があり、hideさんのプロジェクトへ参加しアレンジと演奏をさせて頂く話をしたところ、中国でもhideさんは有名で彼自身も今回の「HURRY GO ROUND」が特に大好きだと興奮していました。世界に広がっているファンの皆様へhideさんの音が色々な素敵なアーティストによって受け継がれ、更にまたhideさんの音楽が世界で再評価されるきっかけとなれたら幸せです。
映像や音源、歌詞をずっと感じながら、hideさんの気持ちを、激しくかき鳴らされるギターが曲全体を纏う絶対的な安心感を、ファンの方々へのメッセージをどう表現するべきか考えていました。廻るメリーゴーランド、人間達がこの社会の中で、どんなにあがいても、一周したら同じ所に。一周して元に戻ってしまうかもしれないのに、僕らは急いで廻り続ける。いや急いで廻り続けないといけないのかもしれない。そんな想いや切ない輪廻感を含めポリリズムで表現しました。改めてついマニアックな音楽へと向かいがちな所を、わかりやすくも切ないポップ・ミュージックへと仕上げているhideさんには脱帽、感服しました。
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