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SUGIZOのインタビューなど、
BARKSで特集が組まれています。
ああ…こうやって映像を見るとライブ行ってみたいなぁ…。
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BARKS
http://www.barks.jp/feature/?id=1000083049
SUGIZO特集
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BARKS
http://www.barks.jp/news/?id=1000083068
● SUGIZO、COLDFEETとの「SUPER LOVE 2012」ライヴ初披露も必見、9ヵ月ぶり単独公演開催迫る
UKのアンビエント/トランスのカリスマSYSTEM 7とのコラボレーション・シングル「FINAL OF THE MESSIAH Remix by SYSTEM 7」をリリースし、ジョイント・ツアー<4U_PARISAMSTERDAM & WAKYO Presents “SYSTEM 7 × SUGIZO” TOUR 2012>の開催を発表したSUGIZO。
来たる9月17日(月・祝)には、待望の単独公演<SUGIZO GIG 2012 ASCENSION to The CONSCIENTIA>が東京・赤坂ブリッツにて開催される。
単独公演としては<SUGIZO TOUR 2011 STAIRWAY to The FLOWER OF LIFE>以来、9ヵ月ぶりのステージとなる本公演。ソロ・アーティストとして、そして、LUNA SEA、X JAPAN、JUNO REACTORとして、さらには舞台「7DOORS ~青ひげ公の城~」の出演・音楽監督など、常にジャンルの壁を超えた多彩な活動を続け、進化を重ねてきたSUGIZO。その集大成とも言える本公演は、全ての経験とポテンシャルが昇華された、新たな進化の扉を開くステージになる事は間違いない。
さらに、この公演に先駆け、2002年にリリースされた楽曲「SUPER LOVE」が、盟友COLDFEETとのコラボレーションにより、装いも新たに「SUPER LOVE 2012」として生まれ変わった。
ハウス・ミュージックが持つあらゆる要素が融合したハイブリッド・ハウス・チューンであるこの曲は、SUGIZOの向かう新たな方向性を示唆する、光に満ち溢れた至福のエレクトロチューン。先の「FINAL OF THE MESSIAH Remix by SYSTEM 7」とはまさに、光と闇として対極を成していると言える。
<SUGIZO GIG 2012 ASCENSION to The CONSCIENTIA>では、この夜限りのスペシャルゲストとして、COLDFEETの2人を迎えての「SUPER LOVE 2012」の貴重な初演が披露されるという。
新たな扉が開かれる時は近い。
その瞬間を、目に焼き付けて欲しい。
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BARKS
http://www.barks.jp/news/?id=1000083064
● SUGIZO【インタビュー vol.1】FINAL OF THE MESSIAH & SYSTEM 7 × SUGIZO TOUR 2012 編
8月29日、待望のデジタル・ニューシングル「FINAL OF THE MESSIAH Remix by SYSTEM 7」がリリースされた。2009年にドロップされ、テクノシーンを震撼させた、今ではSUGIZOのライヴでの定番となっているハードエレクトロ・チューン「MESSIAH」を、UKテクノ界の重鎮であるSYSTEM 7がリミックス、最強のダンス・トラックとして変貌した。また9月にはSYSTEM 7とSUGIZOの奇跡のカップリング・ツアーが決行される。SUGIZOファンのみならず、すべてのクラブミュージックファンに見逃せない豪華なパーティになることは必至! 現在別プロジェクトのレコーディングで東京某所のスタジオに籠るSUGIZOに話を聞いた。
◆奇跡のツインギター・チューンであり
◆同時に彼らの真骨頂であるリズム&ベーストラックが最高に素晴らしい究極のダンス・トラックが生まれた
――SYSTEM 7とは2011年7月27日にリリースされた「NEO COSMOSCAPE Remix by SYSTEM 7」以来のコラボレーションとなりますが、今回のリミックスに至るまでの経緯はどのようなものだったのでしょうか?
SUGIZO:去年リリースしたアルバム『FLOWER OF LIFE』も僕の作品群の過去の例に及ばず今までのものと同様積極的にリミックス・プロジェクトを展開していきたいと思っていました。最終的には『FLOWER OF LIFE』すべての楽曲達をリミックスし、まとめたアルバムを計画しています。年末にリリースする予定です。その第一段階として、今となっては関係性が深く、同時に僕自身が大ファンであるSYSTEM 7にリミックスをお願いしたかったのです。
――リミックスのトラックに「MESSIAH」を選択された理由を教えてください。
SUGIZO:彼らに選んでもらいました。「MESSIAH」は『FLOWER OF LIFE』の最初の一歩でしたし、アルバムから続く流れとしても、もちろん楽曲のインパクトとしても相応しかったと思います。
――よりGroovy、より攻撃的、より宇宙的に進化した本作ですが、曲に込められているコンセプトや表現されているメッセージはどのようなものですか? 原曲からの変化はありますか?
SUGIZO:とにかく彼らがギタートラックを全面的にフィーチャーして最強のグルーヴを仕立ててくれました。ご存知のようにスティーヴ・ヒレッジは最高のトラックメイカーであると同時に最高のギタリストでもあります。でも彼らの楽曲群でここまでハードなギターが全面的にフューチャリングされているトラックは珍しいです。同時に今回はスティーヴ自身もギターを弾いてくれていて、僕にとっては奇跡のツインギター・チューンになりました。何せ約20年もの間、僕は彼らのファンなのですから。ロッキンなエナジーが爆発しているギタートラックと同時にSYSTEM 7でしか生み出すことのできない彼らの真骨頂であるリズム&ベーストラックが最高に素晴らしい、究極のダンス・トラックが生まれました。コンセプトは相変わらず宇宙へ天昇するかのような世界観、幸福感ですね。同時にオリジナルの「MESSIAH」が持っていた世界の変革をイメージするかのような終末感はそのまま生きています。とは言ってもメッセージとして何か強い意志が込められているけではありませんが…。いずれにせよ彼らと僕の、その宇宙的ケミストリーを感じ、楽しんでくれたら嬉しいです。
――タイトルの「FINAL OF THE MESSIAH」ですが、「最後」を意味する「FINAL」が付けられた意図もその辺りから生まれたのでしょうか?
SUGIZO:そうなのですが、もっと単純に上がってきた音に対して僕がキャッチしたイメージです。この楽曲のクライマックスという意味でもあるし、大きな目線で言うと、メシアはすでに登場し尽くしていて今後は自分達で世を、世界を切り開け、とでも言いたかったのかもしれない…。
――SUGIZOとSYSTEM 7との出会いについて教えてください。
SUGIZO:前述のように約20年前から僕は彼らの大ファンでした。幾度となく自分の音楽的な重要なタイミングで彼らから刺激や教えを受けてきました。そして幸運なことに僕が近年様々な局面でおつきあいがあって協力し合っているレーベル「WAKYO(和饗)」さんが日本での彼らのマネージメントでもあったのです。去年デジタルシングルを連発している時期にWAKYOにリミックス楽曲をシングルとして出したい旨をそしてお薦めのリミキサーを訪ねたところ、SYSTEM 7の名を上げてくれたのです。最初は大御所過ぎて無理だろう~、と弱気にも思ったのですが、彼らは僕の音楽を聴いて、そして快諾してくれました。嬉しかったですね~。立場も、ジャンルも、ジェネレーションも、もちろん国籍も関係なく音楽そのもので繋がり合える…当たり前のようでいてなかなか難しいことです。彼らからアーティストであるための大切なマインドを再認識させられますよ。
◆ロックバンドでも、テクノでも、確かにその手法は異なるが
◆音楽を通して到達したい恍惚感、達成感、感動は実は同じなのかもしれない
――前作「NEO COSMOSCAPE Remix by SYSTEM 7」から今作「FINAL OF THE MESSIAH Remix by SYSTEM 7」に至るまで、SUGIZOとSYSTEM 7という2アーティストが、互いに影響を与え合った事、変化した事などはありましたか?
SUGIZO:変化…うーん、どうだろう??? とにかく「NEO COSMOSCAPE」以降お互いの交流が始まりました。お互いに元々はロックバンドが始まりの場所で、そこからテクノ、アンビエント、トランスの方向に羽ばたき続けてきた、そのスタンス、在り方自体にとても共感を覚えます。ロックバンドをやっていても、テクノをやっていても、確かにその手法は異なりますが音楽を通して到達したい恍惚感、達成感、そして感動はじつは同じなのかもしれません。あと個人的にはいつも彼らのトラックメイクの絶妙さに感動を覚えます。リズム、グルーヴ、音質、どれをとっても彼らは世界の頂点レベルであることは間違いありませんね。そこからその秘技を学べることことは本当に幸運なことです。音楽の世界の密教のようですね。
――SYSTEM 7を始め、Martin"YOUTH" Glover、MaZDA氏、Dub Master X氏、近藤等則氏…など、非常に多彩なアーティストとコラボレーションされてきました。今後もさらに多くのアーティストとのコラボレーションを予定していますか?
SUGIZO:今進行中のリミックスアルバムで、またさらに様々なアーティストのみなさんとコラボレーションしています。JUNO REACTOR、MaZDA氏はもちろん、僕がリスペクトする、また僕の周りで共に全霊で活動している音楽戦士達が多数集結しますよ。音楽は相手方とのコラボによって様々な化学反応が生まれ、自分が予想もつかなかったレベルへ跳躍することで可能勢は無限に広がっていきます。リスペクトし合うアーティスト同士で刺激し合い、影響し合い、学び合って、より進化していくのです。それは素晴らしい感覚です。そして僕はこれからもまだまだ切磋琢磨していきたいです。
◆本当に豪華なパーティになるはず
◆この最高のショウを是非ひとりでも多くのみなさんに体験してもらいたい
――間もなく、東京と大阪の2会場で「4U_PARISAMSTERDAM & WAKYO Presents “SYSTEM 7 × SUGIZO” TOUR 2012」が開催されます。SYSTEM 7とSUGIZOの待望の共演となる、このイベントの見所について教えてください。
SUGIZO:とにかくSYSTEM 7とSGZがカップリングでツアーする、そのこと自体がエキサイティングですよ! 先日ハンガリーで毎年開催されている世界屈指の素晴らしいレイヴ・パーティ「O.Z.O.R.A.」にJUNO REACTORとして出演してきたのですが、僕らの前日の、同じステージの同じ時間にSYSTEM 7が出演していて、そのパフォーマンスを数年ぶりにじっくり堪能してきました。2人とも還暦を越えているというに、彼らのサウンド、グルーヴ、プレイ、フィール、どれを取っても最強で、まさに現在世界最高レベルのテクノ・パフォーマンスであったと断言できます。そのクオリティ、そして恍惚感は至福そのものです。そんな彼らと対バンする、というのはハッキリ言って大人と子供の差があるほど恐縮してしまいます。が、いち表現者としては、このありがたい機会に心から感謝し、学ばさせてもらい、そして楽しみたいです。
――世界をまたにかけ活躍中のDJ YUMMY、アムステルダムからの初来日となるMiss MELERAなど、クラブミュージックファンには見逃せない豪華アーティストのラインナップとなっています。
SUGIZO::そのとおりです! 本当に素晴らしいアーティストのみんながこのツアーに華を添えてくれます。最高に艶やかなDJ YUMMYさん、アムスから初上陸のMiss MELERA、僕の音楽的パートナーでもあり僕のプロジェクト「COSMIC DANCE QUARTET」でも共演してるUNI、盟友の素晴らしいクリエーターKOTARO氏、他、さらにヴィジュアル面での僕の最重要パートナーであるチームZAKROCKなど、蒼々たるアーティスト達が参加してくれます。本当に豪華なパーティになりますよ! この最高のショウを是非ひとりでも多くのみなさんに体験してもらいたい、そして音楽、映像、光、を統合して恍惚の世界へ導かれるような感動を知ってもらいたい。必ずみなさんの新たな扉が開かれるはず。
以降【SUPER LOVE 2012 & ASCENSION to The CONSCIENTIA編】に続く…
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BARKS
http://www.barks.jp/news/?id=1000083061
● SUGIZO【インタビュー vol.2】SUPER LOVE 2012 & ASCENSION to The CONSCIENTIA編
2002年にリリースされた名曲「SUPER LOVE」が、盟友「COLDFEET」とのコラボレーションにより、ハウス・ミュージックが持つあらゆる要素が融合したハイブリッド・ハウス・チューンとして生まれ変わった! 9月11日にそのニューシングル発売を控え、さらに9月17日に赤坂BLITZにて約9ヶ月振りとなる待望の単独公演を行うSUGIZOが語ってくれた。
◆グルーヴィーでアゲアゲなテクノ、ダンス・チューンであると同時に
◆最高に肉感的な、生々しいエレクトリック・ファンク・チューンが生まれた
――2012年の今、この曲が生まれ変わる事になった経緯、数ある名曲からこの曲を選択した理由はどのようなものだったのでしょうか? また15年来の盟友となるCOLDFEETですが、今回コラボレーションするに至るまでの道のりはどのようなものだったのでしょうか?
SUGIZO:近年、僕の音楽はよりサイケデリックなテクノ方向へ、エレクトロな方向へ傾倒していき、その中でインストルメンタル曲を中心としてSGZミュージックを追求してきました。同時にこの数年間、ダンスミュージック、テクノミュージックのフォーマットで自分流女性ヴォーカル曲を追求したいという欲求がずっと存在していました。去年末、2つの重要なアルバムをリリースした後すぐに、その欲求がアタマをもたげ始めたのです。そのイメージは、テクノ・フォーマットがベースであり、官能的なヴォーカルものであり、フィーリング、コード感、世界観は昔から大好きだったソウルやファンク、ジャズが根幹であり。すなわち、よりハウスの方向へ進んでいった。そこにどう僕のギターが、宇宙的感覚がクロスオーバーしていけるか、創造は膨らみました。そんな時、たまたま今年、昔リリースしたファンキーロック・チューン「SUPER LOVE」が10周年だったこともあり、この曲を僕流のハウス・チューンとしてリビルドしてみることにトライしようと動き始めたのです。
SGZミュージック女性ヴォーカル・シリーズ第一弾としてチョイスしたこの曲を歌ってもらうに相応しいシンガーは誰か、それはもう長い付き合いのLoriしか考えられなかった。僕の音楽の中での女性ヴォーカリストとして、常に彼女の存在は大きかった。そして同時にWatusiさんのプロデュース能力を昔から大リスペクトしていた。なのであれば二人に共同制作を依頼してみたらどうか、とアイデアは非常にスムースに進行していきました。彼らのダンスミュージック・クリエイターとしての、プロデューサーとしてのスキルは日本屈指のものであり、彼らと僕の本気のコラボレーションは、また新しい何かを、世界を創造できるのではないか、と期待しました。そしてありがたいことに、彼らはこのアイデアを快諾してくれました。お互いに知り合って実に15年目の今年、初めてこのようなカタチでガッツリとコラボするに至りました。
――10年の時を経て生まれ変わったこのトラックは、どのような作品になりましたか?
SUGIZO:手前味噌ですが、僕の審美眼は完璧でしたね。彼らは僕の音楽を創造を越えた素晴らしい方向へ導いてくれました。SUGIZO feat, COLDFEETとしての音楽は、最高に美しい化学反応を起こして、今ここに生を受けました。言ってみれば、あらゆるハウス・ミュージックが持っている、グルーヴィーで、ソウルフルで、ファンキーで、ジャジーで、ロッキンなフィールに、僕流のサイケ感が絶妙に絡み、そして官能的である、唯一無二のハイブリッド・ハウス・チューンが生まれたと確信しています。
――まさにそのとおりですね! Loriさんのヴォーカル、SUGIZOさんのギター、Watusiさんのベースが鳴り響く、原曲の持つポップさやクールさはそのままに、最高のダンス・チューンとなっていると思います。楽曲の制作にあたり、この3人のアーティストのコラボレーションはどのように行われましたか?
SUGIZO:基本的にお互いにセッション・データをやり取りしながら何度もアレンジのキャッチボールを行いました。まず僕がベーシックなトラックを作り、それを二人が好きなようにイジり倒し、そのデータをまた僕が引っ掻き回し(苦笑)。デモ段階からレコーディング本チャン、ミックスに至るまで何度もその作業の繰り返しでした。ただお互いに自分達のやり方が確立されていますし、音楽を理解しているので、そのスピードは本当に早かったですね。そして何よりもこの15年間の付き合いでお互いの特色、強みをよく理解し合っているので、すべてが明白で澱みの無いコラボレーションでした。詞は10年前の僕の詞をLoriが彼女流にカスタマイズ&英訳してくれて、よりクールに進化しました。そして彼女の歌とWatusiさんのベースはやはり最高に素晴らしく、百戦錬磨の深みと説得力、生命力、そして瞬発力にみなぎっています。
今回の僕のプレイは、とにかく16ビートのグルーヴィー・リズムギターが命でした。このアプローチを中心としたギターワークをずっと長い間やりたかったのです。まそれはさにCHICのナイル・ロジャース的イメージです。他に今回重要なのが、近年いつもライヴで一緒にプレイしているファンキーな女性サックス・プレイヤーNAOHちゃんと、佐藤タイジくん率いるThe Sunpauloとしても長く活動している、大ベテラン・キーボーディスト、森俊之さんの存在です。NAOHちゃんはキャンディ・ダルファーを思わせるような、とてもタフ&セクシーなブロウを、森さんはまさにファンク&ハウス・マナー溢れる素晴らしいプレイを、この楽曲に与えてくれました。結果グルーヴィーでアゲアゲなテクノ、ダンス・チューンであると同時に、プレイヤーみんなの生命感溢れるグルーヴが火花を散らす、最高に肉感的な、生々しいエレクトリック・ファンク・チューンに仕上がったと自負しています。
――近年の作品は、8月29日にリリースされた「FINAL OF THE MESSIAH Remix by SYSTEM 7」を始め、ダークでアンダーグラウンド、哲学的な印象を強く感じるトラックが多かったように思います。一方「SUPER LOVE 2012」からは、それとは一線を画すような、光に満ち溢れたようなポジティヴな印象を感じます。2012年型のSGZミュージックの向かう先は、このような方向性へアプローチしてゆくのでしょうか?
SUGIZO:これからも僕の音楽の根幹として、宇宙的で、ダークで、ハード、そしてスピリチュアルなエレクトロニック・ミュージックを追求していきます。そちらはやはり引き続きインスト曲を中心に、よりサイケデリックな音を展開していくつもりです。同時に官能な世界、そして光に満ちた世界を女性ヴォーカル・シリーズで今後追求しきたいと思っています。こちらのサイドも僕の音楽を表現するうえで重要なエレメントになっていくでしょう。まさに闇と光…ですね。
◆このメンバーから生まれるグルーヴ、エッジ、パワー、エナジー、どれも最強にヤバいので、
◆是非このハードコアで至福の音の洪水を全身で浴びに来てほしい
――9月17日(月) 赤坂BLITZで行われる「SUGIZO GIG 2012 ASCENSION to The CONSCIENTIA」。昨年末のツアー「SUGIZO TOUR 2011 STAIRWAY to The FLOWER OF LIFE」以来の、約9ヶ月振りとなる待望の単独公演となります。今回の公演はどのようなものになりますか?
SUGIZO:今回の公演は今までの僕のライヴ形態をよりソリッドにシンプルに研ぎすまし、よりダンサンブルな、エレクトロニックな方向にフォーカスしたライヴになります。去年末のアジア公演でトライした形態とほぼ同じなのですが、その感覚が素晴らしかったこともあって、この方向性を押し進めてみたかったのです。
――8年ぶりのオリジナル・アルバム『FLOWER OF LIFE』『TREE OF LIFE』を引っ提げて行った「SUGIZO TOUR 2011 STAIRWAY to The FLOWER OF LIFE」。類を見ない斬新な世界観、表題通りの生命の喜びを宇宙的に表現した、圧巻のパフォーマンスが話題となりました。
SUGIZO:話題…となってくれていたらいいんですが(苦笑)。とにかく今までの僕の音楽歴がすべて流入したような、あらゆる可能性を内包した重要なライヴだったと思います。久々に大阪でのワンマン、久々の東京Zepp、本当に嬉しかったですし、過去最強のメンバーによるCOSMIC DANCE ORCHESTRAでの演奏は至福の瞬間でした。ロックという見地、テクノ&エレクトロという見地、サイケデリックという見地、即興音楽という見地、あらゆるSGZ的方法論が最高の状態で昇華した、そんなツアーでした。
――「STAIRWAY to The FLOWER OF LIFE=FLOWER OF LIFEへの階段」と冠された前回の公演ですが、「ASCENSION=昇天」と名付けられた本公演では、やはり階段を上がった先へのビジョンを提示するものとなるのでしょうか?
SUGIZO:というよりシンプルに2012年、アセンション・イヤーとしてのイメージ先行ですね。もう10年程前から今年に起こりうるであろう何かに皆が注目していましたし、僕自身もこの時を待っていました。何かが大きく変わろうとしているこの時を。と言っても、ライヴでその感覚と音楽的表現とがどう結びついていくのか…リハが始まるまでは未知数ですが(苦笑)。
――「COSMIC DANCE SEXTET」と名付けられた今回のバンドですが、参加ミュージシャンは鮫島巧、宮上元克、よしうらけんじ、類家心平、d-kikuと、前ツアーに続き非常に強力な布陣となっています。今回の「COSMIC DANCE SEXTET」からはどのようなパフォーマンスが展開されるのでしょうか?
SUGIZO:去年末のアジア公演に基本ラインは近いものになります。「C.D.O.」よりもシンプルで音楽の核だけを抽出した感覚になりますね。音楽的志向をよりフォーカスして、よりソリッドなダンス・ミュージックへアプローチしていきます。そして今回は男クサイですよ~、メンバー全員野郎ですから(笑)! このメンバーから生まれるグルーヴ、エッジ、パワー、エナジー、どれも最強にヤバいので、皆さん是非このハードコアで至福の音の洪水を全身で浴びに来てほしいです。
――Special Guestとして「COLDFEET」の参加が発表されました。9月11日にリリースされる新作「SUPER LOVE 2012」でのコラボレーションが話題になっていますが、その生演奏を初めて目にする事ができる貴重な場になりそうです。今回の赤坂BLITZでの共演についてはどのように実現したのでしょうか?
SUGIZO:「SUPER LOVE 2012」の共作を彼らに打診した時点で既にこのBLITZ公演は決定していたので、タイミング的にもここで共演できたら素敵だなぁ、と思いまして。10年程前は「SUGIZO & THE SPANK YOUR JUICE」としてLoriとはよくステージに立っていましたが、そういう意味では、本当に久々の共演になります。あ、とは言っても5年程前にCOLDFEETのライヴに僕が数曲参加したこともありました。それでも5年ぶりの共演になりますね。前述したようにBLITZ公演の基本はコアなメンバーでのソリッドなダンス・グルーヴが基軸となりますが、COLDFEETが参加してくれる場面だけはゴージャスで華やかなステージになるでしょうね。曲が曲ですしね (笑)。とにかくお互いにとても気心知れていてリスペクトし合っている、かけがえのない友同士の久々の共演、本当にエキサイティングです! 彼らのパフォーマーとしてのレベルはご存知のように最高レベルですしね。皆さん超期待してください。
◆体験できうるすべてのエレメンツを吸収して、より高みに昇っていきたい
◆常に精進していきたい
――ソロ・アーティストSUGIZOとしての活動に加え、LUNA SEA、X JAPAN、JUNO REACTOR等非常に多彩な活動を展開されています。特に本年は、東京・大阪で行われたバルトークの名作を元にした舞台「7DOORS ~青ひげ公の城~」で音楽監督のみならず準主演を務め、その世界観を凝縮した「7DOORS ~青ひげ公の城~ ORIGINAL SOUNDTRACK」をリリースされました。ソロ以外のフィールドでの様々な活動を経て、ソロ・アーティストとしてのSUGIZOへと還元されるもの、また、影響を及ぼしあったりするものはありますか?
SUGIZO:そうですね、ありがたいことにあらゆる場面から僕は常に経験し学ばさせてもらっていますので、それらの養分が自分の中で昇華され、SGZの音楽に多大な影響を及ぼしているはずです。自分自身では当たり前になってしまっているのでよくわかりませんが、僕のこのスタンス、立ち位置で活動しているミュージシャンは極めて稀だと思いますよね。前例のない在り方ですから。自分としては体験できうるすべてのエレメンツを吸収して、より高みに昇っていきたい。常に精進しています。
――今後もソロ・アーティストとしては勿論、数多くのプロジェクトでの活動が展開されていきます。今後の予定を、差支えの無い範囲で教えてください。
SUGIZO:とにかく今は今月のSGZとしての動き、SYSTEM 7とのツアーと赤坂BLITZ公演に全霊で挑みます。同時に今、去年のZepp公演のDVD制作作業が佳境を迎えていて、それも今月中にはFixしなければなりません。そして来月からは今年後半の目玉としてのLUNA SEAのツアーに集中しなければなりません。X JAPANは来年はまたアクティヴに動くでしょう。YOSHIKIさんに早く決定出してもらわないと(苦笑)。JUNOは来年の早いうちにまた来日公演が実現できそうです。年末にもヨーロッパ・ツアーが組まれそうですがちょっとLUNA SEAとバッティングしそうで難しそうだなぁ…。とにかくそんな状態で常に嵐の中にいるような感覚ですよ…。
――世界のオーディエンスに向けて、メッセージをお願いします。
SUGIZO:これからも世界中のみんなに向けてガンガン音を、意思を発信していきます。そして、みんなとより強く結びついていきたいです。世界は今、情勢的にとても難しい局面にあるけれど、こうやって音楽やエンターテイメント、アートで繋がっている俺達がより強く理解し合って、世界の人々が理解し合って、この困難を乗り越えていけるはずだと信じています。これからも共に歩いて行きましょう…。東京から愛をこめて。
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BARKSで特集が組まれています。
ああ…こうやって映像を見るとライブ行ってみたいなぁ…。
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BARKS
http://www.barks.jp/feature/?id=1000083049
SUGIZO特集
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● SUGIZO、COLDFEETとの「SUPER LOVE 2012」ライヴ初披露も必見、9ヵ月ぶり単独公演開催迫る
UKのアンビエント/トランスのカリスマSYSTEM 7とのコラボレーション・シングル「FINAL OF THE MESSIAH Remix by SYSTEM 7」をリリースし、ジョイント・ツアー<4U_PARISAMSTERDAM & WAKYO Presents “SYSTEM 7 × SUGIZO” TOUR 2012>の開催を発表したSUGIZO。
来たる9月17日(月・祝)には、待望の単独公演<SUGIZO GIG 2012 ASCENSION to The CONSCIENTIA>が東京・赤坂ブリッツにて開催される。
単独公演としては<SUGIZO TOUR 2011 STAIRWAY to The FLOWER OF LIFE>以来、9ヵ月ぶりのステージとなる本公演。ソロ・アーティストとして、そして、LUNA SEA、X JAPAN、JUNO REACTORとして、さらには舞台「7DOORS ~青ひげ公の城~」の出演・音楽監督など、常にジャンルの壁を超えた多彩な活動を続け、進化を重ねてきたSUGIZO。その集大成とも言える本公演は、全ての経験とポテンシャルが昇華された、新たな進化の扉を開くステージになる事は間違いない。
さらに、この公演に先駆け、2002年にリリースされた楽曲「SUPER LOVE」が、盟友COLDFEETとのコラボレーションにより、装いも新たに「SUPER LOVE 2012」として生まれ変わった。
ハウス・ミュージックが持つあらゆる要素が融合したハイブリッド・ハウス・チューンであるこの曲は、SUGIZOの向かう新たな方向性を示唆する、光に満ち溢れた至福のエレクトロチューン。先の「FINAL OF THE MESSIAH Remix by SYSTEM 7」とはまさに、光と闇として対極を成していると言える。
<SUGIZO GIG 2012 ASCENSION to The CONSCIENTIA>では、この夜限りのスペシャルゲストとして、COLDFEETの2人を迎えての「SUPER LOVE 2012」の貴重な初演が披露されるという。
新たな扉が開かれる時は近い。
その瞬間を、目に焼き付けて欲しい。
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● SUGIZO【インタビュー vol.1】FINAL OF THE MESSIAH & SYSTEM 7 × SUGIZO TOUR 2012 編
8月29日、待望のデジタル・ニューシングル「FINAL OF THE MESSIAH Remix by SYSTEM 7」がリリースされた。2009年にドロップされ、テクノシーンを震撼させた、今ではSUGIZOのライヴでの定番となっているハードエレクトロ・チューン「MESSIAH」を、UKテクノ界の重鎮であるSYSTEM 7がリミックス、最強のダンス・トラックとして変貌した。また9月にはSYSTEM 7とSUGIZOの奇跡のカップリング・ツアーが決行される。SUGIZOファンのみならず、すべてのクラブミュージックファンに見逃せない豪華なパーティになることは必至! 現在別プロジェクトのレコーディングで東京某所のスタジオに籠るSUGIZOに話を聞いた。
◆奇跡のツインギター・チューンであり
◆同時に彼らの真骨頂であるリズム&ベーストラックが最高に素晴らしい究極のダンス・トラックが生まれた
――SYSTEM 7とは2011年7月27日にリリースされた「NEO COSMOSCAPE Remix by SYSTEM 7」以来のコラボレーションとなりますが、今回のリミックスに至るまでの経緯はどのようなものだったのでしょうか?
SUGIZO:去年リリースしたアルバム『FLOWER OF LIFE』も僕の作品群の過去の例に及ばず今までのものと同様積極的にリミックス・プロジェクトを展開していきたいと思っていました。最終的には『FLOWER OF LIFE』すべての楽曲達をリミックスし、まとめたアルバムを計画しています。年末にリリースする予定です。その第一段階として、今となっては関係性が深く、同時に僕自身が大ファンであるSYSTEM 7にリミックスをお願いしたかったのです。
――リミックスのトラックに「MESSIAH」を選択された理由を教えてください。
SUGIZO:彼らに選んでもらいました。「MESSIAH」は『FLOWER OF LIFE』の最初の一歩でしたし、アルバムから続く流れとしても、もちろん楽曲のインパクトとしても相応しかったと思います。
――よりGroovy、より攻撃的、より宇宙的に進化した本作ですが、曲に込められているコンセプトや表現されているメッセージはどのようなものですか? 原曲からの変化はありますか?
SUGIZO:とにかく彼らがギタートラックを全面的にフィーチャーして最強のグルーヴを仕立ててくれました。ご存知のようにスティーヴ・ヒレッジは最高のトラックメイカーであると同時に最高のギタリストでもあります。でも彼らの楽曲群でここまでハードなギターが全面的にフューチャリングされているトラックは珍しいです。同時に今回はスティーヴ自身もギターを弾いてくれていて、僕にとっては奇跡のツインギター・チューンになりました。何せ約20年もの間、僕は彼らのファンなのですから。ロッキンなエナジーが爆発しているギタートラックと同時にSYSTEM 7でしか生み出すことのできない彼らの真骨頂であるリズム&ベーストラックが最高に素晴らしい、究極のダンス・トラックが生まれました。コンセプトは相変わらず宇宙へ天昇するかのような世界観、幸福感ですね。同時にオリジナルの「MESSIAH」が持っていた世界の変革をイメージするかのような終末感はそのまま生きています。とは言ってもメッセージとして何か強い意志が込められているけではありませんが…。いずれにせよ彼らと僕の、その宇宙的ケミストリーを感じ、楽しんでくれたら嬉しいです。
――タイトルの「FINAL OF THE MESSIAH」ですが、「最後」を意味する「FINAL」が付けられた意図もその辺りから生まれたのでしょうか?
SUGIZO:そうなのですが、もっと単純に上がってきた音に対して僕がキャッチしたイメージです。この楽曲のクライマックスという意味でもあるし、大きな目線で言うと、メシアはすでに登場し尽くしていて今後は自分達で世を、世界を切り開け、とでも言いたかったのかもしれない…。
――SUGIZOとSYSTEM 7との出会いについて教えてください。
SUGIZO:前述のように約20年前から僕は彼らの大ファンでした。幾度となく自分の音楽的な重要なタイミングで彼らから刺激や教えを受けてきました。そして幸運なことに僕が近年様々な局面でおつきあいがあって協力し合っているレーベル「WAKYO(和饗)」さんが日本での彼らのマネージメントでもあったのです。去年デジタルシングルを連発している時期にWAKYOにリミックス楽曲をシングルとして出したい旨をそしてお薦めのリミキサーを訪ねたところ、SYSTEM 7の名を上げてくれたのです。最初は大御所過ぎて無理だろう~、と弱気にも思ったのですが、彼らは僕の音楽を聴いて、そして快諾してくれました。嬉しかったですね~。立場も、ジャンルも、ジェネレーションも、もちろん国籍も関係なく音楽そのもので繋がり合える…当たり前のようでいてなかなか難しいことです。彼らからアーティストであるための大切なマインドを再認識させられますよ。
◆ロックバンドでも、テクノでも、確かにその手法は異なるが
◆音楽を通して到達したい恍惚感、達成感、感動は実は同じなのかもしれない
――前作「NEO COSMOSCAPE Remix by SYSTEM 7」から今作「FINAL OF THE MESSIAH Remix by SYSTEM 7」に至るまで、SUGIZOとSYSTEM 7という2アーティストが、互いに影響を与え合った事、変化した事などはありましたか?
SUGIZO:変化…うーん、どうだろう??? とにかく「NEO COSMOSCAPE」以降お互いの交流が始まりました。お互いに元々はロックバンドが始まりの場所で、そこからテクノ、アンビエント、トランスの方向に羽ばたき続けてきた、そのスタンス、在り方自体にとても共感を覚えます。ロックバンドをやっていても、テクノをやっていても、確かにその手法は異なりますが音楽を通して到達したい恍惚感、達成感、そして感動はじつは同じなのかもしれません。あと個人的にはいつも彼らのトラックメイクの絶妙さに感動を覚えます。リズム、グルーヴ、音質、どれをとっても彼らは世界の頂点レベルであることは間違いありませんね。そこからその秘技を学べることことは本当に幸運なことです。音楽の世界の密教のようですね。
――SYSTEM 7を始め、Martin"YOUTH" Glover、MaZDA氏、Dub Master X氏、近藤等則氏…など、非常に多彩なアーティストとコラボレーションされてきました。今後もさらに多くのアーティストとのコラボレーションを予定していますか?
SUGIZO:今進行中のリミックスアルバムで、またさらに様々なアーティストのみなさんとコラボレーションしています。JUNO REACTOR、MaZDA氏はもちろん、僕がリスペクトする、また僕の周りで共に全霊で活動している音楽戦士達が多数集結しますよ。音楽は相手方とのコラボによって様々な化学反応が生まれ、自分が予想もつかなかったレベルへ跳躍することで可能勢は無限に広がっていきます。リスペクトし合うアーティスト同士で刺激し合い、影響し合い、学び合って、より進化していくのです。それは素晴らしい感覚です。そして僕はこれからもまだまだ切磋琢磨していきたいです。
◆本当に豪華なパーティになるはず
◆この最高のショウを是非ひとりでも多くのみなさんに体験してもらいたい
――間もなく、東京と大阪の2会場で「4U_PARISAMSTERDAM & WAKYO Presents “SYSTEM 7 × SUGIZO” TOUR 2012」が開催されます。SYSTEM 7とSUGIZOの待望の共演となる、このイベントの見所について教えてください。
SUGIZO:とにかくSYSTEM 7とSGZがカップリングでツアーする、そのこと自体がエキサイティングですよ! 先日ハンガリーで毎年開催されている世界屈指の素晴らしいレイヴ・パーティ「O.Z.O.R.A.」にJUNO REACTORとして出演してきたのですが、僕らの前日の、同じステージの同じ時間にSYSTEM 7が出演していて、そのパフォーマンスを数年ぶりにじっくり堪能してきました。2人とも還暦を越えているというに、彼らのサウンド、グルーヴ、プレイ、フィール、どれを取っても最強で、まさに現在世界最高レベルのテクノ・パフォーマンスであったと断言できます。そのクオリティ、そして恍惚感は至福そのものです。そんな彼らと対バンする、というのはハッキリ言って大人と子供の差があるほど恐縮してしまいます。が、いち表現者としては、このありがたい機会に心から感謝し、学ばさせてもらい、そして楽しみたいです。
――世界をまたにかけ活躍中のDJ YUMMY、アムステルダムからの初来日となるMiss MELERAなど、クラブミュージックファンには見逃せない豪華アーティストのラインナップとなっています。
SUGIZO::そのとおりです! 本当に素晴らしいアーティストのみんながこのツアーに華を添えてくれます。最高に艶やかなDJ YUMMYさん、アムスから初上陸のMiss MELERA、僕の音楽的パートナーでもあり僕のプロジェクト「COSMIC DANCE QUARTET」でも共演してるUNI、盟友の素晴らしいクリエーターKOTARO氏、他、さらにヴィジュアル面での僕の最重要パートナーであるチームZAKROCKなど、蒼々たるアーティスト達が参加してくれます。本当に豪華なパーティになりますよ! この最高のショウを是非ひとりでも多くのみなさんに体験してもらいたい、そして音楽、映像、光、を統合して恍惚の世界へ導かれるような感動を知ってもらいたい。必ずみなさんの新たな扉が開かれるはず。
以降【SUPER LOVE 2012 & ASCENSION to The CONSCIENTIA編】に続く…
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BARKS
http://www.barks.jp/news/?id=1000083061
● SUGIZO【インタビュー vol.2】SUPER LOVE 2012 & ASCENSION to The CONSCIENTIA編
2002年にリリースされた名曲「SUPER LOVE」が、盟友「COLDFEET」とのコラボレーションにより、ハウス・ミュージックが持つあらゆる要素が融合したハイブリッド・ハウス・チューンとして生まれ変わった! 9月11日にそのニューシングル発売を控え、さらに9月17日に赤坂BLITZにて約9ヶ月振りとなる待望の単独公演を行うSUGIZOが語ってくれた。
◆グルーヴィーでアゲアゲなテクノ、ダンス・チューンであると同時に
◆最高に肉感的な、生々しいエレクトリック・ファンク・チューンが生まれた
――2012年の今、この曲が生まれ変わる事になった経緯、数ある名曲からこの曲を選択した理由はどのようなものだったのでしょうか? また15年来の盟友となるCOLDFEETですが、今回コラボレーションするに至るまでの道のりはどのようなものだったのでしょうか?
SUGIZO:近年、僕の音楽はよりサイケデリックなテクノ方向へ、エレクトロな方向へ傾倒していき、その中でインストルメンタル曲を中心としてSGZミュージックを追求してきました。同時にこの数年間、ダンスミュージック、テクノミュージックのフォーマットで自分流女性ヴォーカル曲を追求したいという欲求がずっと存在していました。去年末、2つの重要なアルバムをリリースした後すぐに、その欲求がアタマをもたげ始めたのです。そのイメージは、テクノ・フォーマットがベースであり、官能的なヴォーカルものであり、フィーリング、コード感、世界観は昔から大好きだったソウルやファンク、ジャズが根幹であり。すなわち、よりハウスの方向へ進んでいった。そこにどう僕のギターが、宇宙的感覚がクロスオーバーしていけるか、創造は膨らみました。そんな時、たまたま今年、昔リリースしたファンキーロック・チューン「SUPER LOVE」が10周年だったこともあり、この曲を僕流のハウス・チューンとしてリビルドしてみることにトライしようと動き始めたのです。
SGZミュージック女性ヴォーカル・シリーズ第一弾としてチョイスしたこの曲を歌ってもらうに相応しいシンガーは誰か、それはもう長い付き合いのLoriしか考えられなかった。僕の音楽の中での女性ヴォーカリストとして、常に彼女の存在は大きかった。そして同時にWatusiさんのプロデュース能力を昔から大リスペクトしていた。なのであれば二人に共同制作を依頼してみたらどうか、とアイデアは非常にスムースに進行していきました。彼らのダンスミュージック・クリエイターとしての、プロデューサーとしてのスキルは日本屈指のものであり、彼らと僕の本気のコラボレーションは、また新しい何かを、世界を創造できるのではないか、と期待しました。そしてありがたいことに、彼らはこのアイデアを快諾してくれました。お互いに知り合って実に15年目の今年、初めてこのようなカタチでガッツリとコラボするに至りました。
――10年の時を経て生まれ変わったこのトラックは、どのような作品になりましたか?
SUGIZO:手前味噌ですが、僕の審美眼は完璧でしたね。彼らは僕の音楽を創造を越えた素晴らしい方向へ導いてくれました。SUGIZO feat, COLDFEETとしての音楽は、最高に美しい化学反応を起こして、今ここに生を受けました。言ってみれば、あらゆるハウス・ミュージックが持っている、グルーヴィーで、ソウルフルで、ファンキーで、ジャジーで、ロッキンなフィールに、僕流のサイケ感が絶妙に絡み、そして官能的である、唯一無二のハイブリッド・ハウス・チューンが生まれたと確信しています。
――まさにそのとおりですね! Loriさんのヴォーカル、SUGIZOさんのギター、Watusiさんのベースが鳴り響く、原曲の持つポップさやクールさはそのままに、最高のダンス・チューンとなっていると思います。楽曲の制作にあたり、この3人のアーティストのコラボレーションはどのように行われましたか?
SUGIZO:基本的にお互いにセッション・データをやり取りしながら何度もアレンジのキャッチボールを行いました。まず僕がベーシックなトラックを作り、それを二人が好きなようにイジり倒し、そのデータをまた僕が引っ掻き回し(苦笑)。デモ段階からレコーディング本チャン、ミックスに至るまで何度もその作業の繰り返しでした。ただお互いに自分達のやり方が確立されていますし、音楽を理解しているので、そのスピードは本当に早かったですね。そして何よりもこの15年間の付き合いでお互いの特色、強みをよく理解し合っているので、すべてが明白で澱みの無いコラボレーションでした。詞は10年前の僕の詞をLoriが彼女流にカスタマイズ&英訳してくれて、よりクールに進化しました。そして彼女の歌とWatusiさんのベースはやはり最高に素晴らしく、百戦錬磨の深みと説得力、生命力、そして瞬発力にみなぎっています。
今回の僕のプレイは、とにかく16ビートのグルーヴィー・リズムギターが命でした。このアプローチを中心としたギターワークをずっと長い間やりたかったのです。まそれはさにCHICのナイル・ロジャース的イメージです。他に今回重要なのが、近年いつもライヴで一緒にプレイしているファンキーな女性サックス・プレイヤーNAOHちゃんと、佐藤タイジくん率いるThe Sunpauloとしても長く活動している、大ベテラン・キーボーディスト、森俊之さんの存在です。NAOHちゃんはキャンディ・ダルファーを思わせるような、とてもタフ&セクシーなブロウを、森さんはまさにファンク&ハウス・マナー溢れる素晴らしいプレイを、この楽曲に与えてくれました。結果グルーヴィーでアゲアゲなテクノ、ダンス・チューンであると同時に、プレイヤーみんなの生命感溢れるグルーヴが火花を散らす、最高に肉感的な、生々しいエレクトリック・ファンク・チューンに仕上がったと自負しています。
――近年の作品は、8月29日にリリースされた「FINAL OF THE MESSIAH Remix by SYSTEM 7」を始め、ダークでアンダーグラウンド、哲学的な印象を強く感じるトラックが多かったように思います。一方「SUPER LOVE 2012」からは、それとは一線を画すような、光に満ち溢れたようなポジティヴな印象を感じます。2012年型のSGZミュージックの向かう先は、このような方向性へアプローチしてゆくのでしょうか?
SUGIZO:これからも僕の音楽の根幹として、宇宙的で、ダークで、ハード、そしてスピリチュアルなエレクトロニック・ミュージックを追求していきます。そちらはやはり引き続きインスト曲を中心に、よりサイケデリックな音を展開していくつもりです。同時に官能な世界、そして光に満ちた世界を女性ヴォーカル・シリーズで今後追求しきたいと思っています。こちらのサイドも僕の音楽を表現するうえで重要なエレメントになっていくでしょう。まさに闇と光…ですね。
◆このメンバーから生まれるグルーヴ、エッジ、パワー、エナジー、どれも最強にヤバいので、
◆是非このハードコアで至福の音の洪水を全身で浴びに来てほしい
――9月17日(月) 赤坂BLITZで行われる「SUGIZO GIG 2012 ASCENSION to The CONSCIENTIA」。昨年末のツアー「SUGIZO TOUR 2011 STAIRWAY to The FLOWER OF LIFE」以来の、約9ヶ月振りとなる待望の単独公演となります。今回の公演はどのようなものになりますか?
SUGIZO:今回の公演は今までの僕のライヴ形態をよりソリッドにシンプルに研ぎすまし、よりダンサンブルな、エレクトロニックな方向にフォーカスしたライヴになります。去年末のアジア公演でトライした形態とほぼ同じなのですが、その感覚が素晴らしかったこともあって、この方向性を押し進めてみたかったのです。
――8年ぶりのオリジナル・アルバム『FLOWER OF LIFE』『TREE OF LIFE』を引っ提げて行った「SUGIZO TOUR 2011 STAIRWAY to The FLOWER OF LIFE」。類を見ない斬新な世界観、表題通りの生命の喜びを宇宙的に表現した、圧巻のパフォーマンスが話題となりました。
SUGIZO:話題…となってくれていたらいいんですが(苦笑)。とにかく今までの僕の音楽歴がすべて流入したような、あらゆる可能性を内包した重要なライヴだったと思います。久々に大阪でのワンマン、久々の東京Zepp、本当に嬉しかったですし、過去最強のメンバーによるCOSMIC DANCE ORCHESTRAでの演奏は至福の瞬間でした。ロックという見地、テクノ&エレクトロという見地、サイケデリックという見地、即興音楽という見地、あらゆるSGZ的方法論が最高の状態で昇華した、そんなツアーでした。
――「STAIRWAY to The FLOWER OF LIFE=FLOWER OF LIFEへの階段」と冠された前回の公演ですが、「ASCENSION=昇天」と名付けられた本公演では、やはり階段を上がった先へのビジョンを提示するものとなるのでしょうか?
SUGIZO:というよりシンプルに2012年、アセンション・イヤーとしてのイメージ先行ですね。もう10年程前から今年に起こりうるであろう何かに皆が注目していましたし、僕自身もこの時を待っていました。何かが大きく変わろうとしているこの時を。と言っても、ライヴでその感覚と音楽的表現とがどう結びついていくのか…リハが始まるまでは未知数ですが(苦笑)。
――「COSMIC DANCE SEXTET」と名付けられた今回のバンドですが、参加ミュージシャンは鮫島巧、宮上元克、よしうらけんじ、類家心平、d-kikuと、前ツアーに続き非常に強力な布陣となっています。今回の「COSMIC DANCE SEXTET」からはどのようなパフォーマンスが展開されるのでしょうか?
SUGIZO:去年末のアジア公演に基本ラインは近いものになります。「C.D.O.」よりもシンプルで音楽の核だけを抽出した感覚になりますね。音楽的志向をよりフォーカスして、よりソリッドなダンス・ミュージックへアプローチしていきます。そして今回は男クサイですよ~、メンバー全員野郎ですから(笑)! このメンバーから生まれるグルーヴ、エッジ、パワー、エナジー、どれも最強にヤバいので、皆さん是非このハードコアで至福の音の洪水を全身で浴びに来てほしいです。
――Special Guestとして「COLDFEET」の参加が発表されました。9月11日にリリースされる新作「SUPER LOVE 2012」でのコラボレーションが話題になっていますが、その生演奏を初めて目にする事ができる貴重な場になりそうです。今回の赤坂BLITZでの共演についてはどのように実現したのでしょうか?
SUGIZO:「SUPER LOVE 2012」の共作を彼らに打診した時点で既にこのBLITZ公演は決定していたので、タイミング的にもここで共演できたら素敵だなぁ、と思いまして。10年程前は「SUGIZO & THE SPANK YOUR JUICE」としてLoriとはよくステージに立っていましたが、そういう意味では、本当に久々の共演になります。あ、とは言っても5年程前にCOLDFEETのライヴに僕が数曲参加したこともありました。それでも5年ぶりの共演になりますね。前述したようにBLITZ公演の基本はコアなメンバーでのソリッドなダンス・グルーヴが基軸となりますが、COLDFEETが参加してくれる場面だけはゴージャスで華やかなステージになるでしょうね。曲が曲ですしね (笑)。とにかくお互いにとても気心知れていてリスペクトし合っている、かけがえのない友同士の久々の共演、本当にエキサイティングです! 彼らのパフォーマーとしてのレベルはご存知のように最高レベルですしね。皆さん超期待してください。
◆体験できうるすべてのエレメンツを吸収して、より高みに昇っていきたい
◆常に精進していきたい
――ソロ・アーティストSUGIZOとしての活動に加え、LUNA SEA、X JAPAN、JUNO REACTOR等非常に多彩な活動を展開されています。特に本年は、東京・大阪で行われたバルトークの名作を元にした舞台「7DOORS ~青ひげ公の城~」で音楽監督のみならず準主演を務め、その世界観を凝縮した「7DOORS ~青ひげ公の城~ ORIGINAL SOUNDTRACK」をリリースされました。ソロ以外のフィールドでの様々な活動を経て、ソロ・アーティストとしてのSUGIZOへと還元されるもの、また、影響を及ぼしあったりするものはありますか?
SUGIZO:そうですね、ありがたいことにあらゆる場面から僕は常に経験し学ばさせてもらっていますので、それらの養分が自分の中で昇華され、SGZの音楽に多大な影響を及ぼしているはずです。自分自身では当たり前になってしまっているのでよくわかりませんが、僕のこのスタンス、立ち位置で活動しているミュージシャンは極めて稀だと思いますよね。前例のない在り方ですから。自分としては体験できうるすべてのエレメンツを吸収して、より高みに昇っていきたい。常に精進しています。
――今後もソロ・アーティストとしては勿論、数多くのプロジェクトでの活動が展開されていきます。今後の予定を、差支えの無い範囲で教えてください。
SUGIZO:とにかく今は今月のSGZとしての動き、SYSTEM 7とのツアーと赤坂BLITZ公演に全霊で挑みます。同時に今、去年のZepp公演のDVD制作作業が佳境を迎えていて、それも今月中にはFixしなければなりません。そして来月からは今年後半の目玉としてのLUNA SEAのツアーに集中しなければなりません。X JAPANは来年はまたアクティヴに動くでしょう。YOSHIKIさんに早く決定出してもらわないと(苦笑)。JUNOは来年の早いうちにまた来日公演が実現できそうです。年末にもヨーロッパ・ツアーが組まれそうですがちょっとLUNA SEAとバッティングしそうで難しそうだなぁ…。とにかくそんな状態で常に嵐の中にいるような感覚ですよ…。
――世界のオーディエンスに向けて、メッセージをお願いします。
SUGIZO:これからも世界中のみんなに向けてガンガン音を、意思を発信していきます。そして、みんなとより強く結びついていきたいです。世界は今、情勢的にとても難しい局面にあるけれど、こうやって音楽やエンターテイメント、アートで繋がっている俺達がより強く理解し合って、世界の人々が理解し合って、この困難を乗り越えていけるはずだと信じています。これからも共に歩いて行きましょう…。東京から愛をこめて。
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