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今回は甲状腺異常のことについても
詳しく語っていますね~。
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● YOSHIKI 「女性自身」インタビュー in NY 連載3
北米ツアーが半ばにさしかかった10月7日、日本の新聞紙面に、
「YOSHIKIが甲状腺疾患を公表」の見出しが!
シカゴのホテルで気を失い倒れているところを発見され、疾患を発表したYOSHIKI。
YOSHIKI本人が、自ら口を開いて語りだした。
「シカゴに到着後、昼の12時からインタビューが3本入っていて、それが終わり、そのまま夜中に僕が気を失っていて。一応、チェーンも全部部屋にかけていたんです。
気づいたら、体の大きな人たちが何人も『セキュリティだ』と、入ってきていて……。
原因は、きっとストレスがいろいろとあり、ツアーもちょうどシカゴが中間ぐらいだったし疲れがでたんでしょうね。
それでパブリシティの人と話をし、その日一日、取材を全部キャンセルしました。
お医者さんにすぐ電話をして、『今日、気を失ったんですけど』と伝えると、
『YOSHIKIさん、自分が甲状腺の病気のあることを忘れていたでしょう?』と、言われ、
あっそうだ、そうだ! 気をつけなきゃいけないなと思って。
まぁ忘れていたわけではありませんが、『関係ないや』と思っていたので。
お医者さんに、『YOSHIKIさんは人よりも疲れやすいですよ』と言われましたね。
僕が一番心配だったのは、去年の11月、甲状腺ガンの可能性があったので、実はアメリカで検査入院をしてチェックをしていたんです。
放射線のピルを飲んで隔離されていました。アメリカの医学ってすごく進んでいるじゃないですか? それで全部わかるという放射線の検査の為に、隔離室に2日間入りました。
その結果、YOSHIKIは、「甲状腺機能亢進症」(注:甲状腺ホルモンの過剰分泌により起こる病気。バセドー病が代表的。発汗増加、食欲増進、倦怠、体重減少、筋力低下、頻脈、手足のふるえなどがあり、いらいらして落ち着きがない)と診断された。
「お医者さんからは、『まだガンの可能性はないけれど、普通の人よりもその可能性が高いので3か月に一度、検査をしましょう。甲状腺の分泌がおかしいので、疲れやすいのは仕方がない。あまりにひどくなったら薬を飲みましょう』と言われました。
僕は、首のことで神経がずっとしびれているんですね。それで神経の薬を飲んでいますし、またアレルギーの薬も飲んでいます。甲状腺の件もあるので、不眠症対策の薬もあるし、『これ以上、薬飲みたくないです、本当に疲れたらお願いします』と、今は薬を服用してはいません。
それに僕は、疲れなんて気力だなと思っていて、気合だなと!
ただ、日本で引退した歌手がいると聞きました。僕も同じですよ。症状はいろいろあるでしょうが、今、結構多いみたいですよ。
僕は、今回のことで、間違った情報を出してはいけないなと強く思いました。
だって別に私生活もちゃんとおくれますし、あんなにドラム叩いているんですから。
まぁ普通の人よりも疲れやすいのは確かですが」
ガンの可能性があると言われたときの心境についてYOSHIKIは、
「なるようになれと、思いましたよ。
すごく検査をいっぱいさせられたので、『ガンの可能性が高いんですか?』と聞くと、『はい』と言われましたし。
ちょうど昨年11月頃で、今年1月のロスでのPV撮影の準備をしているときに、『ガンじゃないか』と言われて、検査入院して、PV撮影の打ち合わせをしてと、同時にしていました」
だがYOSHIKIは、周りに心配をかけてはいけないと、そのことを一人胸に秘めていた。
今回、シカゴのホテルで倒れて、初めてスタッフや周りに公表を決心したという。
「そうですね、やはりいろいろ聞かれましたし、スタッフも『疲れやすい』ことを知っていないといけないなと。
僕、疲れているときは本当に気を失ってしまったりするらしいですね。そのシカゴのときのことは本人はよくわからないんですよ。
気がついたときは、もうセキュリティに起こされていたというか、ベッドから落ちて気を失っている状態だったんですけれど。
体格の大きなセキュリティーが、バーンと扉を開けて入ってきたので、音がして、あれ?! 何が起きたんだ?!……で、最初に口にしたのが、『ほっといてくれ』と言ったらしいですよ(笑)。
色々なストレスもあり、ツアー中盤で疲れていたんでしょうね。
でもこういうことは、ちゃんと正しい情報が伝わったほうがいいと思うんです。
だから僕はこうして話しています。
『甲状腺疾患の人が引退した』と聞くと、きっとみんなショックを受けると思うんですね。
実際、僕は主治医の治療を受けていますし、3か月に一度の検査もし、そして、あれだけドラムを叩いています。
大切なことは、甲状腺の疾病があっても、治療をしていれば、私生活もできるし、共存しながらでも大丈夫だよ! ということをきちんと伝えたいですね」
本誌記者の「疾病」についての質問にも、嫌な顔も見せず、一つ一つ言葉を選びながら真摯に、穏やかに答えてくれた YOSHIKI。
「命がけ」……それを体現するYOSHIKIのドラムプレイに、初めて目の当りにしたアメリカファンもただ圧倒され続け、日本のロックスターがNYに降臨した歴史的一夜の証言者となった。
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