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これはバンクーバー前に行われたものだそうです。
METALLICAの話が出てるのが嬉しいです(笑)
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9月25日のロサンゼルスを皮切りに始まる、待望の X-Japan北米ツアー。オークランド、シアトル、バンク-バー、シカゴ、トロント、ニューヨークの7ヵ所でコンサートを行う。今回は10月3日バンクーバーの公演を控えたYoshikiに直撃インタビューした。
アメリカにも大勢のファンがいることに驚きませんでしたか?
数年前には驚きました。信じられませんでしたね。これも再結成に踏みきった理由の1つです。Toshiと僕は解散後、7~8年連絡を取っていませんでした。連絡を取るようになってから、Toshiと「世界中に僕たちのファンがいるみたいだ」という話をした時、不思議な気持ちになったんです。だって、僕らが何もしていない間、僕らの音楽が勝手に広まったんですよ。だから、じゃあまたやろうって話になったんです。一番辛かったのは亡くなってしまったHide(バンドの元リードギターリスト。1998年5月に死去)なしでまた始めることですね。今回の公演は、日本のファンの皆さんだけじゃなく、アメリカのファンの方々にとてもサポートしてもらって、嬉しく思っています。
10年の時を経ての再結成への想いは?
まだ夢を見ているようです。解散当時は全てが終わってしまったと思いました。特に解散してすぐにHideが亡くなったので、再結成なんて考えられなかったんです。今でも朝起きたら、全てが夢だった…みたいな、現実味のない感覚がまだあるんです。
他のメンバーも同じ気持ちですか?
そうだと思います。なんて言うか、奇跡的な出来事ですね。あの後いろいろありまして、Toshi(ボーカル)も苦労したと思いますしね。昨年は、僕自身も首の手術を再結成後にしなければいけなかったし、いろんな苦労もあったけど、今はこのまま走り続けたいと思っています。
新しいアルバムのタイトルは?
まだ決めていないのですが、最初のシングルのタイトルは『Jade』と決めています。少しだけ進化したX-Japanのサウンドですね。
それはSugizoさんがバンドに加入したことが関係していますか?
彼にはギターのソロをお願いしたんです。もう彼はX-Japanの一員になっていますよ。スタジオにいるのが好きなので、音を一緒にプロデュースしました。ミュージシャンって自分のレコーディングが終わったら、さっさと帰って、飲みにいったりするんです(笑)。でもSugizoは僕が朝の2、3時まで仕事をしている時も一緒にいてサポートしてくれましたね。『Jade』という曲の中で、彼は最高のギターソロを演奏してくれています。もちろん、Pata、Heath、そしてToshiも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれています。
Hideさんのギターの未使用音源が『I.V』の曲中に使われていると聞いたのですが…。
『I.V』は、再結成の途中にレコーディンした曲なんです。その時、Hideなしではこのバンドを再結成したくないって言ったんです。マネージャーには「どうやって?」って言われたけど、何か方法はあるはずだって思ったんです。再結成のコンサートでは、Hideのホログラム映像を使いましたし、『I.V』は再結成後最初の曲なのでHideにも参加してほしくって、Hideの事務所から未使用のギターチャートを持ってきてもらって、色々と曲にあわせて編集しました。『Jade』は出来上がったばかりです。Hideはいないけど、彼の魂はこめられている。Sugizoと一緒に「Hideだったらこうやって弾くんじゃない?」、とか「こうかもしれないね」と話しながらイメージして作っていきました。昨日の別のインタビューの時に、5人のメンバーのパフォーマンスはどうですか?って聞かれたんだけど、「メンバーは6人さ」って答えましたよ!
Sugizoはどんな経緯で6人目のメンバーに選ばれたんですか?
彼とは長い間の知り合いです。Luna Seaのデビュー前からかな?いや、考えてみたら、彼らのファーストアルバムは僕のレーベルからデビューしたな(笑)。友だちだったけど、あんまり考えたことがなかったかも。一緒に仕事をするまではどれだけ才能があるのか分からなかった。Gacktと雅、Sugizoと一緒にS.K.I.Nという名前のバンドを作って一緒に演奏したのが最初の仕事だけど、その時、彼らは日本ではもうすっかりスーパースターでした。実際に演奏してみたら「すごい、Sugizoってこんなにすごいギター演奏者だったんだ」ってその時思いました。HideもSugizoのことを良く知っていたし、一緒にバンドを組むのは、自然の流れかな? それに、SugizoはX-Japanの再結成の時のサポートメンバーでもあって、最初の何回かを手伝ってくれたんです。だから、「Sugizo、一緒にやろう」って声をかけたんです。彼は「Hideは?」って言うので、「Sugizoは6番目のメンバーだから」って答えました。
最終的な目標は?
僕は音楽には国境がないと信じていているんです。僕たちのファンはそのことを証明してくれたんだと思うんです。だから、音楽を通して国境を打ち壊したいんです。有名になるかどうかは分からないけど、音楽の力を信じているんです。音楽とは、1つや2つの国で作られるものではなく、世界中で生まれるものだから。
言葉の壁については?
例えば今回の新しいアルバム。90%は英語です。明日は初めて『Rusty Nail』を英語で演奏します。『紅』という曲も英語に変えたんですけど、あえてサビの部分は日本語のままで残しました。なんで、あんまり言葉の壁については心配していないですね。
もし、1998年に解散していなければ、北米進出はもっと早まったと思いますか? 今回のツアーは視野に入っていましたか?
アメリカでのデビューは、解散前にも話が出ていました。でも時間があったかどうか…。この10年間は僕らに必要な時間だったんじゃないかなって…。Toshiとは幼稚園から一緒で4歳の時に知り合って、一緒に大きくなったんです。だから、とても長い間一緒にいる。お互いの良かったところ、今の良いところの話を前はしていたけど、だんだん話さなくなってきていたんですよね。だから、この10年は必要な歳月だったと思います。そして、昔いなかったファンが今はいてくれるんですから…。
Toshiとは中学時代にバンドを始めたんですか?
もっと前です。10歳か11歳ごろからバンドを始めたと思うけど、始めはNoiseとかいう名前だった。Toshiは始めボーカルじゃなくギターで、僕はドラムとピアノ。ボーカルはいたけど、他の中学だった。ボーカルが抜けることになって、じゃあ誰が歌うの?ってことで、全員が歌ったんだけど、Toshiが一番上手かったから、ボーカルになったんだ。
なぜ、ロックバンドだったんですか?
10歳までずっとクラシックしか聞かなかったんだ。ある日、ベートーベンか誰かのクラシックのアルバムを買いに行ったとき、KISSを見つけて、Gene Simon’sの血だらけの顔を見て、あれは何だ?って聞いたらレコードショップで流してくれて、聞いたんだけど、すっごくショックだったね。そのままアルバムを買いました。同じ時期、10歳の時に親父を亡くしてちょっと反抗期だったのかな? ちょうど全てがはまった感じ。
X-Japanの曲は、ハードロックか、感傷的なバラードって印象があるんです。これはYoshikiさんがドラマーとピアニストとの両面を持っているからだと思いますか?
興味深いですね。そうかもしれない。人って怒ったり悲しんだりするでしょう? だから音楽も多様性があってもいいんじゃないですか? 10年以上前にアメリカ進出のことをレーベル(事務所)と話し合っていたら、1つのジャンルに絞る必要があると言われたんです。例えばロックならロック、ポップならポップと言う具合に。バラードがあったりハイテンポな曲があったりじゃあ、アメリカでは通用しないよって言われました。でも、本当にそうでしょうか? 僕はピアノとドラムみたいに全く違った楽器を演奏するけど、どちらも“音楽”を奏でるでしょう。楽器は僕たちの感情を表現する道具なんです。僕たちがヘビメタ以外にロックやクラシックを弾くことに戸惑う人もいるけど、僕たちにとってそれらの音楽はそんなに違うものではないのです。日本でのライブは通常3時間程度なのですが、3時間ぶっ続けでヘビメタだったら疲れてしまうでしょう?多面性がX-Japanを面白いバンドにしているんだと思います。
George Martinさんと一緒にした『Eternal Melody』のレコーディングはどうでしたか?
とても素晴らしいひと時だったし、彼からたくさんのことを学びました。彼との仕事の後、オーケストラも始めたし、彼にはとても影響されました。緊張してしまうから、彼があのビートルズのプロデューサーだったことは考えないようにしていました。一緒に仕事ができて本当に光栄に思っています。
X-Japanはどうして一度解散してしまったのでしょうか?
色々なことの積み重ねでしょうか。日本ではとても有名になって、僕は海外に進出したかった。でもメンバーの中には日本でのスター生活が心地いい人もいたし、なんでまた海外で一からやり直さなくてはいけないんだと考える人もたし、日本と海外を何度も行ったり来たりするのが嫌な人もいたんです。色々な理由があったけど、最終的に決め手となったのは、僕とToshiがあまり話さなくなってしまったことです。それが原因で別々の道を歩こうと決めました。再結成は難しかったです。特に僕たちの場合Hideが死んでいるので…。もっとも、僕にとってHideは今でもいつでもそばにいる存在ですが。他にも色々な感情的になるような問題もありましたが、何も聞かずに僕たちを支えてくれたファンたちがいたから、再結成ができたのだと思います。
周りに無理だと言われたことを成し遂げたり、倒れるまで演奏したりするモチベーションはどこから生まれるのですか?
僕の父や親友のHideはもう死んでしまっているけど、僕たちはまだ生きている。ならば、今あるものを最大限に引き出したい。それがモチベーションかな。もしくは、止まるのが怖いだけなのかも。
高校時代にLoudnessの曲を弾いているレコードを聴かせていただいたのですが、影響を受けたバンドだったのでしょうか?
Loudnessは日本で唯一のロックバンドでしたからね。ロックはメジャーじゃなかった。10歳ぐらいの時にKISSのライブも観に行って、その後Iron Maiden、Rainbowのライブにも行って、日本には本物のロックバンドなんてないと思っていました。でも、Toshiと一緒にLoudnessのライブを見に行って、衝撃を受けました。日本にもロックバンドが現れたと思い、ライブに通ったのです。Loudnessのコピーもしたと思います。
日本のロックは、その頃と比べてどう変わりましたか?
あんまりヘビーなバンドはないですね。ヘビーなのが成功するのは難しいですから。そういう点でも、ヘビーな音楽で有名になったMetallicaは素晴らしいですね。日本で成功するのはもっと難しいです。メロディーやサビに特別な何かがないと、まず有名にはなれない。でも、今はロックもいろいろあるから、昔より成功しやすいかもしれない。
最後に、何か伝えたいことはありますか?
北米にも、こんなにたくさん僕たちを支持してくれるファンの皆さんがいてとても嬉しいです。これからも前進あるのみで頑張りますので、応援よろしくお願いします。