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SUGIZO誕生日おめでとうございます!

今年「も」精力的に動いていて忙しそうですね。

LUNA SEAやソロも忙しいとは思いますが、

Xの方もよろしくお願いします。

そして良き道に導いてください。

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BARKS
http://www.barks.jp/news/?id=1000108052 


●【インタビュー】SUGIZO「HIDEさんだったらこう弾いただろうな」

 

横浜アリーナ2daysとマディソン・スクエア・ガーデンというX JAPANのライブを控える9月某日、SUGIZOと話する機会を得た。2011年、世界ツアーを経験したX JAPANは、これまでにない最強レベルまで達していたと、SUGIZOは明言していた。

 

 

X JAPANというバンドのポテンシャルの凄さは、世界ツアーでより研ぎ澄まされたが、そのまま3年近くの年月が経っている。初期のX JAPANサウンドをそのまま今に再現し、最新のX JAPANの音楽をクリエイトするSUGIZOの目に、X JAPANはどのように映っているのだろうか。LUNA SEAからX JAPAN、ソロに至るまで多忙を極めるSUGIZOに、直撃した。

 

    ◆   ◆   ◆

 

 ──LUNA SEAとX JAPANを並行して活動するなんて、ちょっと無茶じゃありませんか(笑)?

 

──LUNA SEAとX JAPANを並行して活動するなんて、ちょっと無茶じゃありませんか(笑)?

 

SUGIZO:手首は完全にギターの弾きすぎ、肩はパフォーマンスのしすぎ(笑)で傷んでて、身体はボロボロです。だからテーピングもしているし、ちゃんとケアをしながら演っていますよ。昔みたいにライブが終わった後に酒を浴びるように飲むようなこともしないですし。ぶっちゃけ、ライブの後って身体がムチ打ち状態になっているんです。ムチ打ちの時は絶対お酒のんじゃダメだから。

 

──え?…身体がボロボロなのはYOSHIKIだけじゃないのか。

 

SUGIZO:(笑)、ぼくも何年もずっとこうだね。

 

──だからといって手を抜く人じゃないし。

 

SUGIZO:そうですね。ただ、パフォーマンス重視で演奏のクオリティが下がるのはイヤなので、あくまで音楽を届けることにフォーカスはしていますけどね。それがあった上でのパフォーマンスやステージングだと思うので。まあ…そうは言っても、ステージ上では僕はどっちかといえばマーシャル・アーティスト(≒武道家)やもしくはダンサー的な気分ですけど。

 

──X JAPANのライブが近づいてきましたが、今回のライブではどんなところに注目して欲しいですか?

 

SUGIZO:僕としては、1990年代の楽曲…つまりHIDEさんが弾いていたパートを僕が担う時には、僕の個性やスタイルというのは「無」でいいんです。もう、ただただ1990年代の良きX JAPANの王道を今に再現したい。なので、そこに僕の個性は不要で、ひたすら当時書かれた音符を余すことなく演奏したいんです。ただ、その中でもクラシックで言うカデンツァのような部分(即興的な独奏部分)では自分のスタイルを出しますけど、基本的にはそれこそクラシックの演奏家のようなつもりでやっています。

 

──なるほど。SUGIZOの美学だ。

 

SUGIZO:反面、新曲に関しては完全に僕のスタイルであり、YOSHIKIさんが期待するSUGIZOのギターが必要なので、僕はプレイヤーとしての自分のスタイルを出します。でね、そこで大きなことに気付いたんです。

 

──ん?

 

SUGIZO:烏丸さんはご存知だと思うんですけど、基本的に僕はギタリストとしてはシングルコイルの人なんですよね。もしくはP90/ソープバー。

 

──そうですね。SUGIZOは、ハムバッカー:ギブソン系ではなく、シングルコイル:フェンダー系のサウンドを操るギタリストですね。

 

SUGIZO:ハムバッキングは基本使わない。ですが、X JAPANの古い曲はハムバッキングじゃないと再現ができないので、X JAPANに参加するようになってからは、1990年代に作った自分のESPのハムバッキングのギターを持ちだして、それをもう一度カスタマイズして使ってきたんです。

 

──ESPエクリプスとか…

 

SUGIZO:そう、あとホライゾンとかですね。実はあのギターって、もう僕のスタイルではないんです。今はフロイド・ローズも基本使わないし、ハムバッキングも使わないし。

 

──今のSUGIZOのスタイルとは実は大きなギャップがある、と。

 

SUGIZO:あれは20年近く前のものです。

 

──当時のギターを引っ張りだしてX JAPANを再現しているんですね。

 

SUGIZO:そうじゃないと、X JAPANの音にならなんです。なんだけど、また大きな盲点…「ああ、しまった」ということがあったんです。基本的に僕のギターはボディー材がアルダーで、HIDEさんはマホ(マホガニー)だったんですよねぇ。どうしても近づかないポイントがあった。僕の音は抜け過ぎちゃう。HIDEさんのような、なんていうのかな…

 

──ウォームな感じ?

 

SUGIZO:コクとでもいいのかな。そういうところが違った。だからね、今回、実はX JAPAN用にメインギターを新調していまして、全てマホガニーで作りました。

 

──ほお、それは凄い。

 

SUGIZO:マホバック/メイプルトップ・ボディーにハムバッキングPUを載せた新しいSUGIZOモデルです。

 

──それは楽しみですね。

 

SUGIZO:より1990年代のX JAPANの音を意識した新しいギターなので、多分かなりいいんじゃないかなと思います。新曲に関しては今の僕のスタイルなので、基本アルダーのギターでいきます。

 

──今のスタイルは、フェンダーのヴィンテージに代表されるような質感でしょうか。

 

SUGIZO:そうですね。ストラトにP90とアルニコのPUを載せているので、ストラトなんだけどストラトを超えた凶暴性がある感じが、今の僕のスタイルです。

 

──しかし、1990年代のX JAPANの再現のためには、人知れぬ苦労があるんですね。

 

SUGIZO:「X」とか「紅」とか昔の曲の場合はトレモロユニットのセッティングも変えています。1990年代のX JAPANのギター・スタイルが全く僕のスタイルとは違うんですよね。ただラッキーだったのは、高校生くらいからメタリカをはじめ、メタルはさんざんコピーしていたので、その回路は僕の中にずっとあったんですね。自分の自己顕示欲が前に出ちゃうとやってられないと思うんだけど、ギタリストとして今までできなかったことができるという、むしろティーンエイジャーの時に本来僕が好きだったもの、ヘヴィメタルを弾きたいという欲求もどこかにあったりするわけで、その欲求がX JAPANで思う存分発揮できるというのは、プレイヤーとしては凄くラッキーな事。とても楽しいし、ありがたいとも思います。

 

──そもそも喜び・楽しさ・嬉しさがないと、ダメですよね。

 

SUGIZO:苦しいだけになっちゃうよね。だから僕は、HIDEさんの存在をしっかりと敬い継承しつつ、昔の曲でいうと「HIDEさんだったらこう弾いただろうな」ということをできるだけ愛情を持って再現することに徹しています。それはそれですごく重要な役割なので。しかも10年前だったら想像もしなかったような役割だから。

 

──自分の確固たるスタイルを持ちながら、X JAPANのスタイルもカバーできるキャパシティって、実は普通のギタリストの2倍のキャパシティがないとできませんが。

 

SUGIZO:たまたま自分にその回路があったわけだけど、ね。

 

──しかも、テクニック的にも相当なスキルが必要ですし。

 

SUGIZO:そうだね、X JAPANは素人は弾けない。初心者は無理だね。同時にドームクラスの経験がないと、あのキャパシティのパフォーマンスについていけないですね。そう考えると、客観的にみても…

 

──SUGIZOじゃないとダメでしょう、今のポジションは。

 

SUGIZO:まあ、今となってはこれはひとつの運命として受け入れています。X JAPANは全く自分のスタイルではないけど、逆にそれを楽しんでいるし、それがまたすごく勉強になる。X JAPANから学べることは凄くあるので、アーティストとしてはとてもありがたいことです。

 

    ◆   ◆   ◆

 

自らのギター・スタイルやアーティストとしての音楽性を何ら阻害することなく、X JAPANというモダン・クラシックを完璧に再現するSUGIZOだが、同時に彼は、まだ見ぬ新たなX JAPANの可能性を切り開く、フューチャリスティックな脈流を生み出す極めて重要なキーマンでもある。

 

X JAPANのポテンシャルを極限まで高め、未来への創造性に加速を付けるSUGIZOの存在は、横浜アリーナ、マディソン・スクエア・ガーデンでのライブにおいても重要な位置を示すことだろう。ライブまでもう間もなく。X JAPANファンよ、気合いを入れろ!

 

text by BARKS編集長 烏丸哲也

 

 

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BARKS
http://www.barks.jp/news/?id=1000108130&page=2 


◆海外の若者はエネルギー問題に限らず、政治に対しても社会に対しても、

より関心を持って自分たちからコミットしている姿勢がありますよ。

 

──そんな太陽光エネルギーを使ってのSUGIZOさんのライヴをファンとして聴くことが出来るチャンスが、まさに9月末にありますよね!?

 

SUGIZO:佐藤タイジ君の<中津川 THE SOLAR BUDOKAN>に僕も出演させてもらうんです。このフェスはその名の通り太陽光エネルギーで開催されるフェスティバルなんですよ。

 

──このイベントもWWBは応援をしているんですよね?

 

 伊藤:トークショーのステージをWWBが協賛と言う形で関わっています。

 

──このトークステージにはSUGIZOさんも登壇するんですか?

 

 伊藤:多分、その予定で調整をしてると思います。

 

──トークショーと言えば、先日も東京ビックサイトで開催された<PV JAPAN 2014>という太陽光発電に関する総合イベントでもWWBのブースでトークされましたよね。印象的だったのは、ファンの方々が熱心にソーラーエネルギーに関するSUGIZOさんの発言をメモを取りながら聴いていたことと、ソーラー業界の人々やサラリーマンの方々が足を止めて話を聴いていたことなのですが。あのトークで何か手応えはありましたか?

 

 伊藤:僕側からの視点でいうと、ああいうトークイベントはもっと企業側の努力をもう少し先にするべきではなかったのではないか?と感じますね。

 

──それはどういう努力が必要と言うことですか?

 

 伊藤:サラリーマンからしてみれば、ある意味、初めてSUGIZOさんと出会うわけではないですか?そこをリンクさせるための仕組みと言うか、裏付けのようなものや、そうしたマーケットからの需要や動きがこれだけあるんですよ、ということをもっと業界の人に伝える努力をしてからでないと、いきなりあの場所でSUGIZOさんに登壇して頂いてももったいないですよ。そういう動きはまだまだ時期尚早のような気がします。あの状況だと、今迄演歌しか聴いていなかった人たちに何の説明もなくロックを聴かせてしまっているようなものというか。しかも、日本のソーラー事業の最終的なお客様になるのは、ソーラー発電を導入する際、もしくは貯めた電力を買い取ってもらう電力会社になります。なので電力会社を批判するような意見は言わずに、自分たちのシステムを売り込んでゆく人たちの集まりなわけです。

 

──そういう場所にノンバリアで、NO NUKESを掲げているアーティストを送り込んでしまうと言うのは、理解されるよりも反発を産んでしまう可能性も孕んでいますよね。まだまだ下地作りというか、順序立てて相互理解をしながら歩み寄る姿勢が必要と言うことですね。

 

SUGIZO:このイベントに参加させて頂いて思ったのは、あくまでも企業向け、業界向けのイベントじゃないですか? 僕自身もトークの合間に様々なブースを廻ってかなり勉強させて頂きましたけどね。これを、一般や学生に向けたイベントであれば、もっと理解を深めてもらえることが出来るんじゃないでしょうかね?

 

 伊藤:SUGIZOさんに出演頂いたのは完全に業界向けに徹したイベントだったんですが、それとは別に一般に向けたイベントもあるんですけどね。そこはもっと一般ユーザー向けの商品が紹介されていたり、規模ももっと大きいものになるので、次回このイベントがある時にはぜひトークに来て頂ければと思っています。

 

SUGIZO:僕の役割はまだソーラーエネルギーをはじめとした自然再生可能エネルギーのことを良く理解していない人たちに知ってもらうきっかけを作る“架け橋”的なことだと思っているので、そういったことの御役に立てるのであれば、ぜひ今後もこうしたムーブメントに参加していきたいです。

 

 伊藤:親と同居していたりしたらなおさらで、電気なんて無料同然で使えるものだと思っているから、エネルギーを購入するという行為に関心が向くことってなかなか難しいですよね。一人暮らしを始めて電気代の請求が来て、そこでようやく何となく実感が出て来るんだろうけれど、ほとんどの人は自分たちの生活の中でお金を投じてまでそこの給電システムを変えようという意識にまでは、なかなかならないのが実情ですよね。

 

SUGIZO:日本の若い人たちは海外の同世代に比べるとそういう志が薄いですよね。海外の若者はエネルギー問題に限らず、政治に対しても社会に対しても、より関心を持って自分たちからコミットしている姿勢がありますよ。

 

 伊藤:おっしゃっているように、日本はエネルギー問題に限らず政治に対しての関心が薄いと言うのは民のことだけではなく、政治家たちですら無関心な状態で政治をしているところがありますからね。アメリカなんかはまだ民が政治に対して積極的な部分はありますが、社会に対しては日本と似たような現状と言うか、日本よりも悲惨な状況のように思えますよね。彼らは黙ってチョコレートやコーラを呑んで食って太って、肥満になって、病気になって、色々と生活が困難になって…。そうなってくると今度はその救いの場を求めると。

 

SUGIZO:僕のイメージからすると、アメリカは消費文化の象徴だと思っていて、企業が商品を売りつけるためだけに社会のシステムが動いているような国ですよね。嘘だらけの企業広告やプロモーションに完全に毒されていますよね。ただ、アメリカというのは良くも悪くも、そことは対照的に健康食品の開発や体に良いものに日本よりも簡単にアクセスできるマーケットも持っているんですよね。そういう意味ではライフスタイルをチョイス出来る国でもあると思うんです。

 

 伊藤:社会ということで言えば、アメリカもヨーロッパもNPO法人と税金の話で例えると、生前に自分の遺産を「NPO法人に寄付します」という申請をすると、死後そのまま税金として国に持ってかれる金額よりも優遇されるというシステムがあります。なので、生前に自分が良いな、と思うNPO団体を選んで寄付をすると言う流れがあるんです。こうした社会なのでNPO団体が力を持つことが出来て、社会を支えている部分があるんですよね。税金の控除というものがあるからお金を持っている人たちもそうしたNPOを応援するような良い取り組みのほうにお金を回すことが出来るんです。日本も民主党政権時代にそうした取り組みを導入する準備を始めていたようなんですが、しかし、自民党は先日「NPOに寄付するお金に対しての税金の控除はしません」ということを決めたんです。諸外国の動きとは逆行して、これから日本ではNPO団体の活動はどんどん難しくなって行くと思いますよ。これはあくまでもひとつの例でしかありませんが、勝手に政府が決めて行ってしまうシステムに対して民は何も知らされないままというのが、今の日本は全ての事柄において蔓延してしまっている。

 

──そうしたことで言えば集団的自衛権の流れで徴兵制になるのではないか?みたいな話なんかもそれに近いですよね。もう彼らの中でストーリーが出来上がってしまって、国民は否応なしにそこに追い込まれて行ってしまうという。

 

 伊藤:本来であれば、官、民、財の3つが一緒になって国を創り上げて行くという政策であるべきで、オランダなどはそうしたシステムで上手く行っているひとつの例だと思います。日本においては完全に民が置き去りにされ、官と財が好き放題やってしまっていますよね。また、その態度が、“民はそのおこぼれが貰えるようになってればそれで充分だろ!?”という姿勢じゃないですか。

 

SUGIZO:日本の民が、この状態でも平気になってしまっているというのが恐ろしいですよね。僕らのようにそうしたことに対して発言しても“何かマイノリティーの奴らがまたメンドクサイうるさいこと言ってるな”で片付けられてしまう節がありますよね。

 

 伊藤:日本の社会って、財が一番強いので、その財に付く下の企業たちが日本社会の3~4割を作っているわけで、その企業に働く民も飼いならされてしまっている。この3~4割の層だけの意向で日本が動かされてしまっていることに誰も文句を言わないんだよ。さっきの集団的自衛権という話もそうですが、徴兵制が導入されるんじゃないか?等と話している人もいますが、そんなことはまず起らないんですよ。それは強制的な徴兵制度という意味においてなんですけれど。

 

SUGIZO:徴兵制を導入するとなると、順序を踏んで数々の法律を改正して整備して行かなければならない手間がありますからね。

 

 伊藤:間違いなく進んでいるのは経済的弱者が生計を立てる為に選ばざるを得ずに、自ら兵隊という職業を選択するという社会構造になり始めていると言うことです。

 

──戦場の前線に立たされているのは黒人や移民ばかりという完全にアメリカ化した構図ですよね。

 

 伊藤:移民の人たちもアメリカのグリーンカードが貰えると言う切実な問題もありますし。

 

──そこにしか選択肢がないところに追い込まれて入隊している状況ですよね。

 

 伊藤:日本人は本当にそのような状況に追い込まれないと考えないんでしょうね。

 

──しまった!と思ってからでは遅いんですけどね。

 

SUGIZO:そういう政府を選んでしまっているのも日本人の民なんですよね…大体投票しているのが年配の方が中心ですからね… だからといってどの政権に若者たちが投票すれば日本が良くなるのか? というのはまた難しい問題ではあるんですけど。そういうことって政権云々と言うことでもないでしょうしね。話が様々な方向に行ってしまいましたが最後にまとめると、我々が音楽活動をしている根の部分には、常にこうしたより良い社会構築に対して意識が向いて、理想や理念を持っているということなんですよね。

 

 取材/文&写真◎KOTARO MABABE

 

 

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BARKS
http://www.barks.jp/news/?id=1000108130 


SUGIZO
が、“今、自然再生エネルギーを利用して我々音楽家が出来ること”をテーマに、自然再生可能エネルギーの可能性を、建機、ソーラーパネル事業を営むWWB株式会社の伊藤淳氏ととも語るインタビュー。ここではこのインタビューの後編をお届けする。

 

   ◆  ◆  ◆

 

◆僕的には楽器のチョイスをするように電力のチョイスをしたというに過ぎない。

 自分の表現を最も良い状態で出すためのエレメントのひとつなんですよね。

 

──こんなに業界や政治批判的なことを書いちゃって、原稿赤線だらけで戻ってきませんかね?

 

SUGIZO:大丈夫なはずですよ!今でこそ大きなメディアになってますけど、もともと編集長も反骨精神やアウトローな発想からBARKSを立ち上げている人なので、気持ちは僕らと近いところにあるはずです。

 

 伊藤:太陽光に関して、日本のSHARP、京セラ、Panasonic等は、半導体から出た廃材等を再利用してパネルを作りましたというような成り立ちなんだけれど、ドイツのQセルズという世界最大の太陽光発電メーカーは“原発ふざけるな!”と普通に発言出来ているんですよ。チェルノブイリでの経験を2度としたくないというのがあって、真剣に太陽光で世の中を良くして行こうと思っているんです。ドイツのソーラーメーカーはそこまでの強い想いがあったから、世界一になれたんだと思うんです。一方日本のソーラーメーカーにはそうした思いがないんですよね。ソーラーを本気で広めて行こうと言う意思が感じられない。

 

──そもそもが日本の電気メーカーは原発に加担しているメーカーですよね……。

 

SUGIZO:同時に日本の企業や夢や想いと言うのが置き去りになって、利益追従型になってしまっているからではないんでしょうかね? でも、昔のPanasonicやSONYにはそういう情熱を感じれたんですけどね。

 

 伊藤:当時の起業家たちはそういう熱い想いを持ってたんですよ。

 

──では、何故そういう想いの起業家たちが今の時代にいなくなってしまったんだと思いますか?

 

 伊藤:完全な資本主義、金融が世の中のすべての決定権を握ってしまったからだと思います。お金を持っている人が物事を全て決めてしまう世の中なんです。ベンチャーキャピタルなんかは、まさに最たる例で、お金持ってるヤツがアイディアを持っている人からそれを買って、転売してどんどん大きくして最終的にはアイディアを出した人には何も残らないようなシステムになってしまっている。でもベンチャーというお金の出易い環境が在るから、そこに皆が頼ってしまうのは当然と言えば当然な流れなんだけれども、でも一方で屋台で地道に自分の出来る範囲からコツコツと育てて行くやりかたもあるはずなのに、大量生産したものを売りさばくようなやりかたで、使い捨ての経済が主流になって来てしまっている。資本主義と金融市場が決定権を持ってしまったからこのような社会になってしまっているんだと個人的には思っています。

 

SUGIZO:僕も同感です。資本主義というある種の強大な宗教に縛られてしまっている構造故だと思います。変な話、ある有名レコード会社もそうですよ。もともとは音楽を作って売るはずの会社ですよね!? でも結局一部上場してしまったがために近年は株主の顔色を伺いながら、彼らの意見をビクビクしながら受け入れて、彼らが言うがままのアーティストを育成したりしている状況のようです。もちろん、そういうことが受け手と創り手が一緒になってモノを創り上げて行く過程でのインタラクティブなことであればそれはそれで素晴らしいことなのですが、でもその会社の場合はそうは見えない。

 

 伊藤:企業という場所ではずっとそういうことが繰り返されてきたわけですが、遂にアートの領域にまで金融の意見が入り込んで来てしまっていると言うことなんだと思います。

 

SUGIZO:ものつくりの現場ではそれはまだ許されると思います。ただ「作品」に対してはそういうスタンスを取ってもらいたくないですよね。

 

──音楽が「アート」ではなく、単なる消費される“商品”になってしまっているというのは残念ながら今の音楽マーケットを観るに理解出来ますね……。大分深い話で面白いのですが、一旦ソーラーのほうに話を戻しましょう。太陽光発電というのは環境視点のメリットで進んでいるということが往々としてある中で、一方ミュージシャンの立場としては嬉しい副産物もあったわけで「太陽光で作られた電気を使用すると音質が良くなる!」と、言われていますよね?

 

SUGIZO:これはとても嬉しいことですよね。

 

──実際に手応えは実感出来ていますか?

 

SUGIZO:もう以前の音の環境には戻れないね。それくらい素晴らしい音の鳴りです。考えてみれば当然で、電線を長い距離伝って届けられる電気には、途中でノイズや不純物も混じるし、放熱によるロスも多い。太陽光は目の前で作られたクリーンな電気をそのまま使っていると考えれば、採れたての新鮮な無農薬の野菜が栄養価も高くて美味しいのと同等のことだと思うんですよ。

 

──そんな味を知ってしまったら、何処のものだか良くわからない野菜はもう食べれない!というのと同じ感覚ですね。

 

SUGIZO:その場で形成された電気と言うのがこんなにも音楽の内容を左右するのか!という発見に驚きましたよね。でも考えれば当然のことだったんですよね。

 

──設置コスト等の面での課題はまだまだあると思いますが、今後はソロプロジェクトに限らず、LUNA SEAやX JAPANのアリーナクラスの会場でも太陽光エネルギーを使ったライヴをやりたいと当然お考えですよね?

 

SUGIZO:まだまだ難しいですけど少しづつ、そういう方向にシフトさせていけたらいいですよね。

 

──そうした意味においても、SUGIZOさんのソロプロジェクトは今後も太陽光エネルギーでのライヴが可能であると言うことを実践で経験を積んでゆくことで、周りのミュージシャンや関係者の皆さまににも興味や理解を持ってもらえるようになるための、プロトタイプ的活動をしていることになるわけですね。

 

SUGIZO:レコーディングスタジオやライヴ会場が独自に太陽光エネルギー給電を常設してくれれば、これはミュージシャンにとっても非常に有り難い環境になりますよね。

 

──それはそうですよね。毎回ライヴの度にソーラーパネルを持ち込むって、大変ですよ。そういうことで言うと、僕はArt of Partiesの前日にClub Asiaの屋上にパネルを設置出来るように、屋上のゴミを掃除したんですよ(苦笑)。

 

SUGIZO:そういうことで言えば、Zepp Tokyoは太陽光ではないですが、風力エネルギーを使用してるんですよね。なので、太陽光エネルギーに限らず、地熱、波力などの再生可能自然エネルギーをもっともっと広めて利用出来る環境になればいいなと思っています。

 

──そういうことが広まって行くにはまだまだ時間がかかるんでしょうかね?

 

 伊藤:現状では新築を建てる時に設置するとか、企業が大規模な形で導入すると言うようなことが主流で、そうしたところだけでの需要で終わってしまう状況で。まだまだ道のりは遠いのだけれど、そうしたことをソーラー業界に技術進歩や単価が安くなって行くことを期待しているだけではなく、まずは自分たちの出来る範囲からでも始めてみるのが一番良いと思います。携帯電話の充電を出来るレベルの所から始めてみて、ソーラーエネルギーを実感してもらいながら、少しづつステップアップして自分たちでも勉強をして行って欲しいです。そうして行けばユーザーのニーズに答えてメーカーも様々なタイプのパネルや蓄電器を開発して行くようになるでしょうし。結局、ニーズがあるとなれば、メーカーは製品をそこに投入し始めます。

 

──さっきのSUGIZOさんの採れたての野菜という例にもありますが、それこそ家庭菜園のような感覚でプチトマトやハーブをベランダで育てるように、自分で出来る範囲の中、窓際で電気を育ててそれを使う!そんなことからだけでも何だか生活が豊かなものになって行きますよね?

 

 伊藤:“自分は世の中が変わる迄太陽光エネルギーの導入を待つ”というのではなくて、自分たちから変わって行くべきなんです。

 

SUGIZO:ちょっとした志の高さ。皆がこれを持てるようになればいいですよね。電気は我々には絶対に必要じゃないですか?僕のようなミュージシャンとしては、まず楽器が必要ですけれど、それを鳴らすためには電気は絶対に必要なわけです。で、楽器の音質を良くする方法があるのであれば、その手段として太陽光を選んだ、というように、僕的には楽器のチョイスをするように電力をチョイスをしたというに過ぎない。という一面もあったりします。自分の表現を最も良い状態で出すためのエレメントのひとつなんですよね。

 

 

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BARKS
http://www.barks.jp/news/?id=1000108129&page=3 


◆お互いに“皆で共有したい”、“分け与えたい”、“良い音楽を聴かせてあげたい”というような

発想のもと、自己顕示欲を取り払ったところで進んでいくのが美しいのでは、と思っています。

 

──ちょっと紹介が遅くなってしまいましたが、今迄話をしている伊藤さんって、何者なんだ!?と思われている人がほとんどだと思うので、紹介しておきますが、これまでの話にもチラチラと出て来ていましたが、90年代にイベントのオーガナイズを僕らはやっていたんですね。伊藤さんはそのオーガナイザーの代表だったんですが、今ではソーラー業界から有意義なイベントをサポートするという立場で積極的に活動をしてくれているんです。それこそティピの中でプレイしていたアーティストというのは、今ではSUGIZOさんがギタリストとして参加している「JUNO REACTOR」のことなんですよね。そこで伊藤とSUGIZOさんが現在繋がっている……という流れを、一応言っておきますね。で、そんな僕らがパーティーやイベントをオーガナイズしていた時代のテクノやトランスのアーティストは、実名を名乗って活躍している人はあまり居なかったし、匿名性が高かった。レコードやCDのジャケットにアーティストの写真が使われるようなこともなかったですし、そうしたことに重要性は感じていなかったと思います。そこに集う人々も、ロックのステージのようにアーティスト側を向いているというような光景は、2000年に突入する以前迄は殆どありませんでした。ただハッピーな空間や自然をそれぞれに楽しみ、そこにいる人たちと共有しているという。90年代迄はそうしたパーティーが主流だった時代です。

 

SUGIZO:そこに徐々にビジネス的な付加価値がついて来てしまって様相が変わって来てしまいましたよね……。周りと繋がり合って行くことで世の中を構築する…それは自分たちの住む街でも良いし学校でも良いし…。そういう考え方の人たちが今の時代だからこそもっと世に出てくるべきだと思いますね。今までの世の在り方は自己顕示欲の強い人が周りを押しのけて競争に勝ち世の中に出て来た故に、このような社会になってしまっているけれど、それはそろそろ根底から変わるべき時期に来ているんじゃないかと感じています。<選挙フェス!>のような動きもそうですし、パーティーシーンもそうですし、僕自身が今後やって行こうとしている音楽活動もそうですけれど、今はお互いに“これを皆で共有したい”、“分け与えたい”、“良い音楽を聴かせてあげたい”というような発想のもと、自己顕示欲を取り払ったところで進んで行くのが美しいのでは、と思っています。でもそういう思考の人はとてもお人好しの良い人たちばかりなので、あまり前に前に出てこようとしないんですよね……。

 

 伊藤:そういう人たちと繋がって、彼らを世の中のマイノリティとして埋もれさせない為にはどうすれば良いのか?を考えていくのも僕たちの仕事だし、やりがいのあることだとも思いますね。戦後の中小企業の力ってすごかったんだな!と今になってつくづく思うことがあるんですが、あれがなければ今の日本はなかったと思っています。中小企業の社長さんや社員たちは数字だけではない「この状況で自分たちに何が出来るのか?どうすれば日本は良くなるのか?」という想いや夢があったからこそ復興を成し遂げられたんだと思います。本来であれば、今そういう力が必要なんですけどね……。

 

SUGIZO:当時の日本には発展や収益と言う物理的なことだけでなく、自分たちの力がどれほどのモノなのかというクリエイティビティにチャレンジする「夢」が根幹に在ったと思うんですよね。

 

 伊藤:今の起業する人たちの発想と言うのは、ベンチャーキャピタルからお金を集めて上場させて投資家たちが納得する数字を上げるためのモデルを作って行くことを優先して、商品やモノに対する根底が全て数字だけで計られてしまっている。数字以外のことは重要ではないと言うところまで来てしまっている気がします。SUGIZOさんが居心地の悪さを感じながらも音楽業界にいるのと同様に、僕もソーラービジネスの立ち位置から、上場企業の方々と深い付き合いをしている中で、某商社のエリートサラリーマンが僕のところに来て言ったことが結構衝撃だったのですが、「僕らは家も、車も、銀行にお金を預けるのも、全て所属している会社のグループ企業なんです。妻はその企業の主催するグループ会に所属させられて、結局入ってくる給料は殆ど企業に吸い上げられてしまっているような構図になってしまっています」と……。大企業内でのピラミッドの構図ってそうなっているんだな……と、彼らの生きている世界は世界で、独自の哀しい縮図が在るのだと言うことを目の当たりにしました。そういう金融崇拝スパイラルにお金が流れて行ってしまう社会システムが台頭してしまっていますが、僕らのようなマインドの人たちがもっと増えて行けば自然とお金の流れはこちら側に来ると思うんですけどね……。

 

SUGIZO:そうであって欲しいですよね。

 

 伊藤:僕は太陽光ビジネスに関しては、そういう想いがあってこのポジションを活かし、“得る利益を何処にどう還元すれば世の中を良い方向に変えて行けるのか?”を考えています。株主への配当だけで終わってしまうような企業であれば、その時点でそのような会社は離れようと思います。今回、<Art of Parties>に協力をさせてもらったソーラーパネルの会社(株)WWBの龍社長は僕のような想いを理解してくれている心強い人で、自らもそうした思いで起業している人だと思いますよ。

 

──そういうことで言うと、龍社長は3.11直後、福島第一原発に放水車「キリン」を2機無償で提供したんですよね? そのことを敢えて外に向けて公表していない姿勢を伺うに、会社のアピールだとか、メリットを考えずに、ただ皆の役に立つことをしていると言うのが本当に純粋に社会貢献を考えているんだな、という印象を受けました。

 

SUGIZO:僕も龍社長と初めてお会いした時、もの凄く好印象だったのを覚えています。

 

 伊藤:とはいえ起業家は大変で、連結している親会社もいるので龍社長の想いだけで会社を動かすことが出来ない実情なんですよね。資本家たちは「気持ち」は2の次で来期の売上げ目標や数字、自分たちへの配当は幾らなのか、というところしか観ない。そういう部分だけでしか会社というものは動いて行かないんだと言う厳しい現実もあります。でもそういうシステムを壊して行けるのが僕らのような発想ですよね!? ただし、そこにはきちんと実績を伴って「こういうやり方でも回って行きますよ!」というのを証明して見せて行かなければならないんですよね。そういうことは僕のような異端児が外部からあまり会社に迷惑をかけないレベルで「新しいやりかた」を提案して行くしかないんですよね。なので、僕がここで話していることは、会社の意見と言うことではなく、あくまでも個人的な発言と思って聞いていてもらえると助かります。

 

SUGIZO:僕もある意味、音楽業界の中で全く龍社長と同じような境遇にいます。

 

──メジャーレコード会社はCDの売上げ枚数しか気にしないという点ですかね?

 

SUGIZO:僕はそんなにしゃかりきになって売りつけなくても良いのでは!?と思ってしまうんですけどね。でもメーカーはそれをやらざるを得ないわけですよね。そのジレンマの中に僕はずっといる感じです。職種は違うけれど、龍社長の境遇は凄くよくわかります。

 

インタビュー後編へ続く。

 

 取材/文&写真◎KOTARO MABABE

 

 

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BARKS
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◆南相馬の若い世代が、ロックを通じてもう一度力を取り戻して行こう!という

目標とエネルギーを持ち始めている発想に僕はもの凄く共感を覚えます。

 

──それは、現地を訪れているからこそ言える、実体験があるからこそ言えることですよね。

 

SUGIZO:だって見れば誰だって解りますよ、未だ何も解決していないです。廃墟のままになっているところだらけです。実は今回仙台でのライヴの帰りにそうした廃墟の防波堤をバックに写真の撮影をして来たんです。こうした現状を伝え残す手段として、写真に残しておきたかったんです。除染も進んでいるようで、じつは滞っています。順番待ちで何年も待たないと除染してもらえないエリアもあります。

 

 伊藤:結局国が決めたルールブックの枠の中でのNPO団体でしかないので、やれることが限られてしまうんですよね。で、あれば、前例がないことに対してでも「自分たちで街作りを勝手にやっちゃう!」と、言うような気合いがないんですよね。

 

──要は国から許可が出ている範囲でしか何も出来ないし、それに逆らってまでやろうと思っても出来ないと言うのが現状があるということですよね?

 

 伊藤:東京都の企業は往々にしてそうなんだけれど、あそこまで酷いことになっているのに、まだ国に言われるがままになっているという状況は異常とした言いようがありませんよ。こんな例を挙げると、ちょっと話が本題からずれてしまいますが、国って恐ろしくて、財務省が最近発表したのは「中小企業の赤字を出している会社にも課税をしてゆきます。その従業員たちに対しても、さらに課税していきます」という方針で、これはどういうことかと言うと、消費税って結局海外に輸出をしているような大企業レベルでは還付金があるから消費税が戻ってくるんです。なので大企業は消費税率が幾ら上がろうがあまり関係なくて、むしろ金が戻ってくる位の状況になるんです。結果、この財務省が言っていることは「大企業を優遇します。中小企業の社員の皆様死になさい」と、言っているのとあまり変わらないと僕は解釈しています。さっきSUGIZOさんが言っていた未だに仮設住宅に住んでいる約10万人の人たちというのも、国からしたら老朽化して住むことが出来なくなる辺りのタイミングで、それを理由に仮設住宅を閉鎖するので何時々迄に退去して下さい。と通告して保証を切って終わったことにされてしまうんだと思います。その人たちが死んでしまおうがどうなろうが気にしないのが今の日本の国の姿勢だと感じています。

 

SUGIZO:僕も現政権にはそういう匂いを感じてしまいますね。そして今の日本の政権と、10年前のブッシュ政権には似たモノを感じますね。軍事力を推し進めたがる政権は往々にして大企業や富裕層に手厚く、中小企業や貧しい人たちには冷たい政策を取る傾向にありますよね。

 

 伊藤:何だかソーラーパネルの話から大分飛躍し過ぎてしまったけど、何が言いたかったかと言うと、SUGIZOさんの創作活動やステージでやろうとしていることは「スタジオで作ったものを御披露目します!」というだけではなく、目の前にオーディエンスがいるからさらに出来上がってくるモノがあると思うんです。そこにはスタジオで仕上げた音源というものの要素だけではない、ライヴの空間で初めて見えてくる新しい要素というのが加わると思うんです。それが具体的に表すことの出来ない、“何かを探すため!”の行為のような気がするんです。

 

──それは先程の「許可が出ている範囲でしか何も出来ない…」という政府とNPOの関係のような、前例のないものに対して駄目かもしれないけれど、自分たちの力で世の中を良くして行くと言う姿勢にも通ずるところがある故に、常に世の中を変えて行こうという熱い想いが己の表現に反映されている。そういう解釈で受け止めさせてもらって良いでしょうか?

 

SUGIZO:昔は創作の場はもっとそういう場所だった筈なんです。僕らの場合、音楽があって、映像があって、照明があって…そういう要素のコラボレーションがライヴというものなんですよね。こうしたクリエイティビティに対して音楽を中心に語っていますけれど、こういうコラボレーションやクリエイティビティの構造って、社会の構築にも非常に良く当てはまると思うんですよ。

 

──そういうことの象徴として<Art of Parties>があるのですね?

 

SUGIZO:意識こそしていませんでしたが、結果としてそういうところに着地した感じは伊藤さんの発言を消化してみると、実感としそういうことなんだな!?と腑に落ちる部分はありますね。そんな流れで言えば「南相馬で本格的なロックフェスをやりたい!」という若者たちと最近知合ったんです。線量的に本当に安心して開催出来る場所なのか!?と言われれば微妙なところではあるんだけれど、彼らはこの9月に<騎馬武者ロックフェス>というのをやったんです。南相馬の若い世代が、ロックを通じてもう一度力を取り戻して行こう!という目標とエネルギーを持ち始めている発想に僕はもの凄く共感を覚えました。2014年はスケジュールの都合でどうしても出演が出来なかったのですが、2015年はぜひ参加したいと思っています。

 

 伊藤:以前に被災地が企画する復興フェスから「協賛してもらえないか?」という相談があったのですがお断りしたんです。と、言うのも、協賛金ありきでフェスの運営を考えていたことに賛同出来なかったんです。「企業に声をかけて協賛金が集まったらフェスをやろう!」というようなスタンスだったんですよね。それでは何の意味もないと感じてしまって……。まずは自分たちで「何故フェスをやるのか!?」などのコンセプトや意義を突き詰めて動き始めるべきだと思っています。その意思やメッセージ性に共感出来ると思った時に初めて企業が「一緒にやって行きましょう!」となるべきではないでしょうか?

 

──そうした共感出来る活動であれば、積極的に何かを一緒に創り上げて行こうという姿勢があるのですね?

 

 伊藤:そうですね。通常の企業スポンサーのような「イベント会場にバナーで名前が出ました!フライヤーにロゴが掲載されました!」というようなものではなく、太陽光エネルギー自体が、自宅に導入しましょう!となっても、なかなか新築を建てるタイミングでなければ難しかったり、実情としてまだ誰もが簡単に導入出来るものではないですし、フェスに参加するような個人レベルでの導入ってまだまだ距離が遠いものだと感じています。ソーラーパネル業者が知名度を上げるために自らの名前を売っていくと言う目的で協賛するのであれば、SHARPでもPanasonicでもブランドの名前を売っていくようなCMをすれば良いと思うんですが、日本のソーラー業界は、そういう段階にはまだなく、SUGIZOさん他、環境問題に関心を持っていたり、今の世の中のシステムに疑問を感じているような人たちが多く集まるイベントや野外フェス等に一緒に参加するスタンスで共に勉強をしていくことがまずは必要な使命ではないか?と、思っています。僕がイベントに協賛するという行為は、そんな有意義な集いに企業という立場で参加出来る方法を探っている手段に過ぎないのです。

 

──「うちのソーラーシステムを使って下さい!買って下さい!」という企業アピールではなく「皆で一緒にソーラーについて理解を広めて行きましょう。勉強しましょう、そして世の中を良くして行きましょう!」という行動は、2013年の三宅洋平君(音楽家/政治活動、社会活動家)が行った<選挙フェス!>のスタンスに近いですね。他の候補者は「◯◯に皆様の一票を!」と、自分に投票してもらうことに必死だったのに対して、洋平君は自分に一票を投じてもらうお願いというよりは「みんな選挙に興味を持って下さい」、「明日は投票に行って下さい!」だったんですよ。自分のことよりも、今の日本のあり方を変えたいと願うからこそ自分が矢面に立って、世の中を変えてゆく方法や手段を民に問うていた姿が印象的でした。

 

 伊藤:彼の取った行動に影響を受けている部分は勿論ありますね。でも、もっと遡ると自分たちがやっていた野外パーティー自体も同じような考えでやっていたんだと思います。さっきSUGIZOさんが言っていた“ステージなんかなくてもよい…”という発想は当時のシーンにはすでにあって、インディアン・ティピ(小屋)を建てて、その中で演者がオーディエンスと踊りながら同じ目線でパーティーを創り上げて行く、と言うことをしてきたわけで、そこでオーディエンスとのコミュニケーションの中で出来上がって行く瞬間と同じものが<選挙フェス!>に感じましたね。で、エネルギー問題もそれと同じで“まだまだ解らない部分もたくさんあるから、皆で一緒に考えて行こう。知恵を出し合って解決して行こう。駄目かもしれないけどまずはやってみよう”という姿勢をこれからの企業は見せて行くべきだと思うんです。

 

──利益優先ではなく、世の中を良くする方向に向かってユーザーと同じ目線に立って一緒に社会環境を創り上げて行こうという姿勢が企業にもユーザーにも求められるわけですよね。

 

SUGIZO:世の中の企業が皆そういう志であれば、瞬く間に世界は平和になると思うんですよね。企業である以上、利益を追求し、自分たちの商品を買って下さい!となってしまうのは仕方ないんだけれど、でも、それってミュージシャンも一緒で、「僕たちの音楽を聴いて下さい!」、「CDを買って下さい!」になる。僕もそんな世界にどっぷりと嵌っている立場なので、そうしたモノへの居心地の悪さは常に感じています。しかしながら、かなり前から「俺を観て!俺凄いでしょ!」というようなアティチュードはなくなってきています。ただ音楽を通じて皆と繋がりたいという欲だけしかないんです。気持ちのよいこと、感動出来ることを皆でシェアし合いたい。当時のパーティーもそういうものでしたよね。自己顕示欲と言うものはなかったと思うんですが……。

 

 

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BARKS
http://www.barks.jp/news/?id=1000108129 


● 【インタビュー/前編】SUGIZO、自然再生エネルギーを利用して音楽家が出来ること

 

来る9月27、28日に、コンサートの運営に関わる電力を太陽光発電でまかない開催される<中津川 THE SOLAR BUDOKAN>(岐阜県・中津川公園特設ステージ)への出演も決まり、自身も今年4月に太陽光エネルギーを使用してのLiveイベント『Art of Parties』(主催:Fusion for Peace Productions)に取り組んだばかりのSUGIZOが“今、自然再生エネルギーを利用して我々音楽家が出来ること”をテーマに、自然再生可能エネルギーの可能性を、建機、ソーラーパネル事業を営むWWB株式会社の伊藤淳氏とともに語った。

 

   ◆  ◆  ◆

 

◆昔ながらの自分たちの馴染んだやり方を求めている。

そうした現実にもの凄くジレンマを感じます

 

──LUNA SEAのJAPANツアーで全国を飛び回っている最中にも関わらず、今年はじめの都知事選の際には細川陣営や宇都宮陣営双方と対談や、3.11の追悼イベント<Pease on Earth>への出演、更には被災地のボランティアにも継続的に足を運んでいるなど、過密なスケジュールを縫いながら、もの凄く精力的に活動をこなしている印象がありますが、そんな中、今年に入って特に注力しているように見受けられるのが“自然再生可能エネルギー”を取り入れた活動への関心です。今回は、この『自然再生エネルギーを利用して我々音楽家が出来ること』を軸にお話を聞かせてもらえればと思っているのですが、まずきっかけとして、今年4月にFusion Fore Peace Productionsが主催した<Art of Parties>というソロ活動の軸に新しい解釈とコンセプトを掲げたイベントを行われましたが、このいきさつを簡単に教えてもらえますか?

 

SUGIZO:もともとは50年代のニューヨークのジャズクラブでの火花をぶつけ合いながら新しい演奏方法を生み出して行った時代感への憧れから出発しているんですが、音楽表現においてジャンルを超えた共演や実験的コラボレーションを行っていき、そこで生み出される、新たな音楽創造を出演者と参加者が共に創り上げてゆく表現の場を目指したかったんです。また音楽、映像、空間演出等とも同様のコラボレーションをしたかった。成功するか失敗するかもわからないけれど、自分自身“観たことも聴いたこともない新しい何かが生まれる実験の場”として演者もお客さんたちも一体となって創り上げて行く新しい体験が出来る空間が欲しかったんです。主役は演者ではなく空間全体。なのでこのイベントでは僕自身がアーティストとして前面に押し出されるようなことは避けたかった。なので極力ステージの照明を暗くしてみたり、もっとステージだけでなく空間全体に目を向けて欲しい。新しい発見をして欲しいいと思っています。まだまだやりたいこと全てが表現出来ているわけでもなく、手探りで出来ることから始めている状態ですが、極端な話、ステージ等なくても良いと思っているくらいです。本当は定期的に年に3~4回のペースで続けたいんですが僕が忙し過ぎて難しいんです。太陽光パネルをオブジェとして利用したのは象徴としての使用は勿論ですが、もともとパネルの形状がかっこ良いと思っていたので使いたかったんですよ。思っていたよりは映像が映らなかったのがちょっと残念でした。今度やる時はもっと多面的な空間デザインをしたいんですよね。

 

──パネルの素材を使って多面的なオブジェ等は作れないものなんですか?

 

 伊藤淳(以下/伊藤):中のセルを使えばそういうことは出来ますよ。

 

──パネル色は黒しかないんですか!?

 

 伊藤:価格は上がってしまうけれども、緑や茶色とかであれば出来ると思いますよ。

 

──集光効率的に黒がいいとか意味はないんですか?

 

伊藤:製造工程でああいう色になっているだけだと思います。

 

──会場ではパネルにプロジェクターを照射していましたよね。単純な発想ですがプロジェクターの光で発電するとか出来るんですかね?

 

 伊藤:理屈的には出来ると思いますよ。

 

SUGIZO:SF好きにはパネルの形状ってデザイン的に引かれるんですよね。

 

 伊藤:ドイツはパネルのデザインも色々あるんですよね。日本のソーラー事情はまだまだこれから、始まったばかり。やりながら考えている状態。電力会社も経済産業省もメーカーも、作りながら「次はどうして行けば良いかな!?」と考えながら進めているのが現状です。

 

SUGIZO:他国から比べると遅れている。という捉え方もありますが、それはそれで、これから可能性がまだまだ充分にあるという素晴らしいことでもありますよね!? そんななか、僕が思う日本の良くない点は、昔のやり方に固執している点。古い間違ったやり方に戻ろう、時代に逆行しようとしてしまっているところ。福島(南相馬)に行くと凄く感じるのは、若い世代は新しい方法でより良い世の中を創り上げて行こうとしています。が、圧倒的な人口形成で君臨するお年寄りたちがそうした新しい技術や知恵よりも、昔ながらの自分たちの馴染んだやり方を求めている、という状況を目の当たりにしてしまったことがあるんです。そうした現実にもの凄くジレンマを感じます。

 

 伊藤:僕も福島の若い世代がやっているNPOの集まりに、発電技術の業界の人間という立場で参加したことがあるんだけれど、そういう場所でも原発の話題とかは一切出てきませんよ。集会が終わった後に1人のおばあちゃんが僕のところに来て「この辺は昔から東電があってこそ栄えた地域だから、誰も不満なんて口に出せないのよ……」って、耳打ちして来たんです。また、ある若者には「東京では南相馬のことをどういうふうに捉えられているんですか?」と聞かれましたが、実際のところ、東京では南相馬がどうなっているのか等は誰も気にしていないですよね。南相馬のことを知ってもらうには、南相馬側から情報を発信しなければ、東京側から情報を取りに行こうとする人たちは殆どいないのが実情でしょう。

 

SUGIZO:もちろん南相馬で頑張っている活動家の中には「南相馬に来て実情を知って欲しい」と、情報を発信して頑張っている人たちもいるんですが、そうした人たちが圧倒的に少ないと言わざるをえない。とにかく、おかしいのは未だに10万人近い被災者の人たちが仮設住宅で生活していると言う現実。あくまでも仮設なので2年位住んでると色々なところにガタが来るし、衛生状態も良くない場所に住んでいる人が未だに10万人近くもいるんですよ。日本でのオリンピック開催は素晴らしいことだけれど、国立競技場を建て直したり、選手村を建設するのに莫大な予算を割く前に、被災地の状況を解決するべきだとつくづく思ってしまうんです。

 

 

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SUGIZOがガンダムを好きなのは知っていましたけど、

まさかこんなところで出会えるとは(笑)

何か音楽的なことはするんですかね?

そういえばGACKTはZガンダム映画版の主題歌歌ってましたっけ?

S.K.I.N.の半分がガンダムか…(笑)

 

 

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日テレNEWS24
http://news24.jp/entertainment/news/1634716.html 


● ガンダム新プロジェクトにSUGIZO恐縮

 

ロックバンド、LUNA SEAとX JAPANのギタリスト、SUGIZO(45)が9日、都内で行われた「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」の記者発表会に出席した。

 

 「機動戦士ガンダム」の生誕40周年を迎える2019年に18メートルの実物大ガンダムを動かすプロジェクト「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」が今年始動する。

 

 SUGIZOは「35年間ガンダムの大ファンであります」と目を輝かせ、「僕らの世代にとても強く大きなインスピレーションを与えてくれて、さまざまなクリエーターが育っていった。このガンダムという作品の新しい門出に立たせていただいて大変恐縮しております」と語った。

 

 「次なる夢、子どものころに憧れた夢が現実に近づいてきている」と近年の技術の発達を喜び、「ガンダムのあのような世界にはなってほしくないですが、テクノロジーが武器ではなく平和利用という形で進化をして、テクノロジーの新たな夢の実現に向かっていけたらいちファン、いち大人としてうれしく思います」と続け、「この夢のあるプロジェクトのキックオフに参加させていただけること、心からお礼申し上げます」と締めくくった。

 

 

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誕生日おめでとう!!
相変わらず多忙な日々を送っているようですが、
Xを見捨てないでくださいね(笑)

お体に気をつけて…。よく足元を怪我しているようなので。

■ 2014年04月30日

Art of Parties at clubasia

 

TICKET ADV \3,500 / DOOR \4,000

OPEN 18:00 / START 19:00 / END 22:00

 

【 出演者 】

SUGIO

DRAMATICS (勝井祐二 ヴァイオリン + ササキヒデアキ)

P.R.E.M. (谷崎テトラ + Rai)

MaZDA

よしうらけんじ

石榴石

他

 

 

TECHNO.TO

http://techno.to/item.php?id=TT-AOP001 
 

 

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相変わらずのSUGIZO情報です!

先日行われたPeace On Earthでの

4名でのトークの動画が上がっています。

 

自分は結局行けてなかったので、

ちょっと雰囲気を味わえて助かりますね。

とか言いつつ…まだ見れていないですが(汗)

 

 

YouTube
https://www.youtube.com/watch?
v=Wr0F8tFKRdM&feature=youtube_gdata_player

 

■ 2014年03月08日

311東日本大震災 市民の集い Peace On Earth 追悼の日

at日比谷公園 噴水前ソーラーステージ 及び 野外小音楽堂

 

13時30分 「311大震災から3年、追悼と未来へ」

SUGIZOトーク参加

 

 

■ 2014年03月09日

311東日本大震災 市民の集い Peace On Earth 未来の日

at日比谷公園 噴水前ソーラーステージ 及び 野外小音楽堂

 

12時00分 SUGIZO ライヴ

14時00分 佐藤タイジ&100%SOLARS + 加藤登紀子 ライヴゲスト参加

15時40分 NAMBA69 ライヴゲスト参加

 

 

■ 2014年03月11日

311東日本大震災 市民の集い Peace On Earth セレモニー

at日比谷公園 噴水前ソーラーステージ 及び 野外小音楽堂

 

14時00分 SUGIZO&谷崎テトラ ライヴ

 

 

 

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すでに毎年恒例になりましたね。

もちろん素晴らしいことだと思います。

一度も顔を出したことないのですが…。

明日は渋谷に買い物(X LARGE!)に行くのですが、

立ち寄ってみようかなぁ…。

■ 2013年02月16日

SUGIZO SOUL'S MATE DAY EPISODE XII

~Our Bloody Valentine~

at 吉祥寺 CLUB SEATA

 

 

大雪の影響もある中で開催されたそうです。

地方からは行けなくなってしまった方も少なくはないようでしたね…。

YouTube

https://www.youtube.com/
watch?v=tHYg9XsikuU&feature=youtube_gdata_player

 

SUGIZOとの対談がアップされています。

細川護熙氏って…もう「もりひろ」で良くない?(苦笑)

漢字書けないわ…(汗)

■ 2014年03月04日

MORRIE Solo Live Half Century Anniversary of Flash

“Now I Here Eternity” at 赤坂BLITZ

 

OPEN 18:15 / START 19:00

TICKET \6,300

 

 

【 Special Guest 】

・清春

・SUGIZO

 

 

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相変わらず…全然知りません…。

元DEAD ENDのボーカル…であってます?(苦笑)

そこにSUGIZOがスペシャルゲストとして参加するようです。

■ 2013年12月08日 12:00 - 19:00

One Planet Festival at 六本木ヒルズ アリーナ

 

トークゲスト SUGIZO

 

参加費:無料

 

 

One Planet Festival

http://oneplanet-lifestyle.jp/festival/

 

 

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他にも様々なゲストが参加するようです。

SUGIZOのインタビューが掲載されています。

 

 

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BARKS

http://www.barks.jp/news/?id=1000095900

 

● 【インタビュー】SUGIZO、ソロツアーに向けて──「細胞や魂が震える音楽を生み出していきたい」

 

12月からスタートするソロツアー<SUGIZO TOUR 2013 THRIVE TO REALIZE>は2013年のソロ活動の集大成。LUNA SEAのアルバムのレコーディング、舞台『フランケンシュタイン』の音楽監督と、多忙を究めるSUGIZOにスタジオ作業の合間を縫ってインタビュー。究極の浄化作用をもたらすソロの音楽のこと、復活後のLUNA SEAについて今、感じている変化など、話は多岐にわたった。

 

■台詞や場面からインスピレーションを得て

■“これだ!”っていう音楽に変換するのはやりがいがある

 

──あい変わらず多忙な日々だと思いますが、現在は舞台音楽を制作中ですか?

 

SUGIZO:そうですね。『フランケンシュタイン』(東山紀之×坂本昌行主演の舞台)の音楽の制作中で。

 

──音楽監督を手がけることになったいきさつは?

 

SUGIZO:プロデューサーが昨年、音楽を手がけた舞台『7DOOR~青ひげ公の城~』(自身も主演)の時と同じ方で、ゴシックな世界観がSUGIZO的だから、是非、って今回もお話をいただいたんです。俺自身、ゴシックホラーが好きなこともあるし、世界的に知られている『フランケンシュタイン』の音楽が創れるなんて、これほど光栄なことはないって──。原作はメアリー・シェリーによる小説で、ポリス・カーロフ主演の映画(1931年)や、(フランシス・フォード・)コッポラがプロデュースしてロバート・デ・ニーロ主演で制作された映画(1994年)も、もともと好きだったんです。英国で上演された舞台も素晴らしかったらしいし、その日本版の舞台音楽を手がけさせてもらえるなんて、「俺でいいのか?」って感じでしたね。ちょうど、LUNA SEAのアルバムの制作時期と重なっていたので、レコーディング作業をしながら、舞台の曲のモチーフを生んでいった感じです。

 

──「フランケンシュタイン」の音楽はゴシック色が強い?

 

SUGIZO:ダークではありますね。フランケンシュタインっていうクリーチャーの風貌や行動が恐怖を感じさせるかもしれないけど、基本は悲しい話じゃないですか。最も重要な部分はビクター・フランケンシュタインによって生み出されたクリーチャーの孤独や悲しみ、怪物を創り出してしまったビクターの後悔の念だったりすると思うので、愛し方がわからない人たちの孤独な叫びのイメージの音楽ですね。

 

──切ない音楽なんですね。舞台の曲を創るときと、バンドやソロの曲を創るときとの手法の違いは?

 

SUGIZO:ソロとバンドでは曲の生まれ方は、そんなに大きな違いはないんですよね。生のバンドサウンドなのか、プログラミングメインのダンス方向の音楽なのかという、音楽的手法の違いです。サウンドトラックの場合は全く別で、最初にアイディアの断片がどんどん生まれてくるんです。メロディがポンと浮かんでくる場合もあるし、ギターを触っているとフレーズが次々に降ってくる場合もある。スケッチの断片を貯めていく作業から始まって、そこから広がっていって、ときにはオーケストレーションになったり……。スタイルにはルールがないので自由ですね。台本と監督や演出家のイメージが、1つのキーとなって曲を生み出していく。一方、バンドの場合は一緒に演奏するメンバーが重要なんです。彼らと楽曲を奏でたときに、いかにグッとくるか、ほかのメンバーがいかにカッコよく表現できるかどうかが大事。

 

──なるほど。音楽を表現する場が広がってきてますね。

 

SUGIZO:作曲家として成長できてますね。監督や演出家は、音楽とは別の分野の方たちなので、例えば“淋しくて悲しいんだけど、滑稽で怒っている感じ”っていうふうに曲のイメージを伝えてくれるときもあるんですけど、その発想が面白いし、台詞や場面からインスピレーションを得て“これだ!”っていう形の音楽に変換するのは、やりがいがあります。

 

──映画のサウンドトラックにも活かされそうですね。

 

SUGIZO:映画のサントラをやりたいんですよね。でも、舞台はごまかしがきかないから面白いですよ。そういう意味では、自分たちのライヴと同じです。

 

──先ほど、LUNA SEAのレコーディングの話が出ましたが、11月13日にリリースされるシングル「乱」についても、少し予告してもらえますか?

 

SUGIZO:「乱」はポーンとメロディから生まれてきたんです。復活後のシングルのタイトル曲はバンドサウンドが前に出たアップテンポの曲が多かったけれど、今回は情熱的でありながら、もう少し歌そのものに焦点を当てたかったので、RYUICHIが伸びやかに熱く歌えることが重要でした。いい意味で'90年代っぽいメロディというか、懐かしさがあるっていう。だけど、楽器隊は裏で炎をあげているイメージ。

 

──この世界を見据えてのLUNA SEAらしいメッセージの曲でもありますよね。

 

SUGIZO:たぶん、世の中の動きに自然と反応してるのだと思うんです。キャッチーな恋愛の曲にもできたかもしれないけど、不穏な時代の中で、はじけるような音楽にはできないですよね。またC/Wの「ECHO」もいいんですよ。真矢が原曲を生み、INORANが主導して形にしていった曲なんですけど、俺とINORANのギターの役割がいつもと逆になっているので、そこも楽しみにしていてほしいですね。

 

──復活後のシングルに収録されている曲は、誰が書いた曲なのか、いい意味でわからなくなっている気がします。SUGIZOさんが感じるLUNA SEAの変化とは? そして変わらないところとは?

 

SUGIZO:変化したことのほうが多いです。もう10年以上アルバムを創っていないわけで、その中でメンバーの人間性も生活スタイルも時間と共に自然と変わっているから、今の自分たちの在り方が自ずと出てきているというか。昔のようにお互いを縛り合う必要もないし、各自が立派にいちアーティストとして活動しているので、そんな優秀な5人が集まって一緒にLUNA SEAという音楽を生み出している感覚ですね。

 

─中には、ずっと続けてきて、在り方が変化しないバンドもいると思うんですよね。

 

SUGIZO:そうですね。ウチらは一度、終幕しているし、波瀾万丈なので、あらゆることを経験してLUNA SEAに帰ってきた感がありますから。ずっと続けてきたバンドが変わらないことも素晴らしいことだと思うし、ウチらみたいに、もう一度、スタートラインに立つのもステキなこと。それぞれ評価や実績を得ていても、結局、自分たちにはロックバンドっていう居場所が必要だったんですね。で、そこにこだわるなら、LUNA SEA以外の場所はないんですよ。

 

──5人で曲を形にするクリエイティヴな作業、そこで生まれるカタルシスはやっぱり特別なものがあるんでしょうね。

 

SUGIZO:ロックバンドって単純にカッコいいしね。自分も10代のときにそこに憧れて始まってますから。

 

──LUNA SEAの新曲にも、ロックバンドのロマンが感じられます。

 

SUGIZO:パッションと美しさと官能。俺はギターで官能的なノイズを出したいんです。

 

──激しさと甘さが同居しているような。

 

SUGIZO:甘い蜜みたいなんだけど、実は毒を持っているような。媚薬でもあるとうか。

 

■ネガティヴが浄化されて次のレベルにステップアップできる

■何か気づきを促せるような音楽を生み出したい

 

──それはソロでのギターにも通じていますね。12月23日の神戸を皮切りにSUGIZOとしての約1年ぶりのツアー<THRIVE TO REALIZE〉が決定しましたが、現時点でのライヴの構想を教えてください。

 

SUGIZO:今年は最新リミックスアルバム『VESICA PISCES』の世界観を中心にライヴを繰り広げてるんです。今のメンバーはマニピュレーター、パーカッション、俺っていうトリオ編成で、ミニマムな構成なんだけど、音はすごくゴージャス。そこを目指してやってきたので、12月のツアーは今年のスタイルの総集編になると思います。

 

──トリオ編成でイベントにも出演していましたけれど、メンバーを紹介していただけますか?

 

SUGIZO:トラックメイカーであり、マニュピレーターでもあるMaZDA氏は、ここ3年ぐらい一緒に音を創っていて、俺の重要なキーパーソンですね。'90年代から日本のサイケデリック/トランスシーンを牽引したUNIの頭脳でもあり、俺も彼のソロ作品でギターを弾いていたり、普段から仲のいい飲み友達でもある。パーカッションのよしうらけんじ氏はかれこれ10年ぐらい一緒にやっいて、古くは自分のジャムバンド、SHAGからの付き合い。ソロプロジェクト“COZMIC DANCE ORCHESTRA”にも参加してくれているし、いちばん波長の合うパーカッショニストですね。お互い子供の頃からYMOフェチだったこともあって音楽性も共通するところがあるんです。野生的な部分と音楽的にアカデミックな部分を持ち合わせている。今回は、このメンバーで必要最少限の楽器とシステムを使って、最大限の表現をすることがテーマ。それがすごく面白いんです。同時にステージでは、ZAKROCKによる映像がとても重要なファクターになっています。

 

──ツアーで、新曲を披露することもありえますか?

 

SUGIZO:予定はないですけれど、今までやったことがない曲はやると思います。あとは3人を基本にしつつ、いろんなゲストが参加することになるんじゃないかな。個人的には、(SHIBUYA)AXがなくなっちゃうのがとても淋しい。ポイント、ポイントで立たせてもらった会場だし、よくライヴを見に行ってたし、重要なハコです。自分としては最後のAXでのライヴですね。感慨深いです。それと神戸に関しては、ソロでライヴをやれること自体がすごく嬉しい。今年の5月にも震災のチャリティライヴ(<KOBE SUPER SESSION>(RYUICHI、SUGIZO、INORANが参加))をやったしね。

 

──LUNA SEAとしても復活後にライヴをやっていると思いますが神戸は思い入れの強い場所ですか?

 

SUGIZO:そうですね。震災の年(1995年)にツアーで神戸に行く予定だったんですけど、会場が壊れてできなくなってしまたんです。そのときから想いは強くて、復活している神戸は自分にとって日本の希望みたいな場所ですね。

 

──12月23日というLUNA SEAにとって特別な日を選んでライヴをやることからも想いが感じられます。

 

SUGIZO:何日か候補が出てきた中から、12月23日に決めました。この日にライヴがやれるのは嬉しいですね。

 

──カオスが加速していっている世の中で、究極の浄化作用があるSUGIZOさんの音楽は、多くの人に必要とされていくと思ってるんです。聴いていると、体内にたまっている不純物が出ていくような不思議な感覚があるので。

 

SUGIZO:嬉しいですね。自分の音楽を通してみんなのネガティヴが浄化されて、次のレベルにステップアップできるような、何か気づきを促せるような音楽を生み出したいです。そしてそれってダンスミュージックが適してるんです。パーティ系とかハウス系のきらびやかな音とか、様々なカテゴリーがあるけど、俺が好きなダンスミュージックはサイケデリック、トランス、いわゆるシャーマニックなものなんですよね。太古の時代から必要とされていた音楽って、実は踊るためのものであり、浄化するためのものであり、天と繋がるものだったと思う。そういうプリミティヴな音楽の現在進行形を表現したいと思ってるんです。細胞や魂が震えるような音楽。と言いながら、ステージに立ってるときは、そんなこと考えてないけど。

 

──ステージでは無になっている?

 

SUGIZO:そうですね。ロックバンドって、プレイしている人間が大事なんだけど、ソロでは自分の存在すら、そこにあるパーツにしか過ぎない感覚があるんです。自分はキーだったり、トリガーでしかなくて、音楽で何か大きなエネルギーを感じてほしいっていう気持ちがすごく強い。音そのものにエネルギーが宿っているのを感じてほしい。そこには人を癒す作用もあれば、傷つける作用もあって、多くの情報が詰まっている。だから、音のヒーリング作用ですよね、俺の音楽は。ただ、たおやかで気持ちいいだけじゃなくて、ときには激しさを叩きつけたり。だから、身体や心を揺さぶられるようなすごい震動があって、何かがふるいにかけられて、必要ないものがバーッて吐き出されて、その後に恍惚感があるような、そんな感覚です。

 

──ツアータイトルの意味は?

 

SUGIZO:「気づきへ」という意味あいですよね。さっき言っていただいたように、今の世の中に必要な音楽を生み出していくつもりです、これからも。

 

 取材・文●山本弘子

 

 

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■ 2013年12月23日

SUGIZO TOUR 2013 THRIVE TO REALIZE

at 神戸WYNTERLAND

 

OPEN 16:00 / START 17:00

TICKET ADV ¥6,500 DRINK ¥500

ALL STANDING

 

 

 

■ 2013年12月29日

SUGIZO TOUR 2013 THRIVE TO REALIZE

at 渋谷AX

 

OPEN 16:00 / START 17:00

TICKET ADV ¥6,500 DRINK ¥500

ALL STANDING

 

 

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かなり遅い掲載になってしまって申し訳ありません。

■ 2013年09月24日 18:00 - 10月01日18:00

BALL CHAIN [ROSE] in collaboration with SUGIZO

 

 

デザイナーHIROSHIが主宰する

世界的シルバーアクセサリーブランドGODSIZEと、

その長年の愛用者であるSUGIZOとのコラボにより

オリジナルモデルが完成しました!

ローズモチーフのペンダントとボールチェーンのセットは

性別を問わずご愛用いただけるデザインとなっています。

 

 

商品名:BALL CHAIN [ROSE] in collaboration with SUGIZO

材質:シルバー925

ペンダントサイズ:高さ5mm × 幅8mm

チェーン:長さ410mm × ボール直径2mm

*SUGIZOロゴ入りオリジナルポーチケース付

販売価格:\21,000(税込)送料無料

 

 

この度、SUGIZOオフィシャルファンクラブSOUL'S MATE内FCストアでは、

12月6日(金)からの一般販売に先駆けて先行予約販売を行います。

今回はファンクラブにご入会いただいていない方もご購入いただけます。

 

 

<先行販売期間>

2013年9月24日(火)18:00 ~10月1日(火)18:00

 

 

■SOUL'S MATE FCストア

http://www.sugizo.com/shop/

 

 

<発送開始日>

2013年12月6日(金)

※ハンドメイド商品となりますので、

ご注文多数の場合、発送に遅れが生じる場合もございます。

その旨予めご了承ください。

発送が開始され次第、オフィシャルHPにてお知らせ致します。

 

 

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毎度のアクセサリーです!

 

今後の予定が珍しく年末までないSUGIZOですが、

LUNA SEAで動きまくるのですかね?

■ 2013年09月08日

SOUL'S MATE DAY EPISODE XI

~ A Secret Off Line Meeting ~

at 六本木 RISTORAZIONE LE G.A

 

 

■ 2013年09月08日

SOUL'S MATE DAY EPISODE XI

~ A Secret Off Line After Party ~

at 六本木 RISTORAZIONE LE G.A

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